書き写し:
オートマトンはフィクションです。フィクションはリアルなことに先行します。建築のように、企画が建物に先行するのです。リアルなキャラクターではありませんが、タルムードにおけるゴーレムのような可能なキャラクターの外観です。機械は動物です。金色の亀。ゴンドラを引くタツノオトシゴ。ザリガニと蜘蛛。歩くトカゲ。エチオピアの金色のイモムシ。
(…)
注目してください。そして、留意してください。アミニズムと永久に続く動き。ユニバーサルな力学。サイバネティクスとバイオニック。オートマトンにとって、永遠こそが永久性です。アートは歩く死体であり、しゃべる石なのです。
「ワイヤレススピーカーを内蔵した人工石が部屋の真ん中に置かれ、フィリップ・パレーノ執筆、俳優村上純子の声(日本語版)による、オートマトンについてのテキストを語ります。」
http://www.watarium.co.jp/exhibition/1910pareno/index.html
このテキスト。現在開催中12月までの会期中に箱根ポーラ美術館に辿り着けますように