ジャック・ハルバースタムの『失敗のクィアアート』「第五章 同性愛とファシズム」、がまさにドンピシャのためウオォとなりながら読んでます。第一章からずっと楽しい
8月ディーゼルギャラリーで、トム・オブ・フィンランドの自由な美しいゲイたちの前で感染する幸福の空気にうきうきしつつもレザーの黒い輝きの中にファシスト的な美を眼はうろうろ探し、一方でノスタルジーは線の取り方デフォルメと塗りにSNKの看板イラストレーター森気楼の参照(絵のギース・ハワードが死ぬ程セクシーだった理由だ)に向かい、気がついたらVRツアー「TOM House the VR Experience」VRゴーグルの盗難防止ケーブルにぐるぐる巻きになりギャラリースタッフの人に解いてもらって恥いるなど…
子ども(私が生んでいない)に付き合って、おさるのジョージを30回、ひつじのショーンを50回、インサイド・ヘッドを100回超見た私は万全の状態だ。
決して怒らない「黄色い帽子のおじさん」の無限の寛容の源は安定した資産状況と謎めいて未決定のセクシュアリティから生じるものだと姉と言い合い(つまりおじさんの姿勢に倣えず私たちは子どもに四六時中ぶりぶり怒っている)、ショーンの牧場主の妻は犬である。と強く主張してアニメ無限再生の時間をくぐりぬけるのだ