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今日の弁当は2014年、10年前に賞味期限の切れた中にチーズの詰め物をしたパスタ、時の流れを感じ、時間感覚豊かなしけた味わいです。作り置きで明日も同じものを食べる予定です

アレクサンダー・クルーゲ『危急の際に中道は死』のフィクションとドキュメントの2つの交錯のうち、後者の不法占拠者と警察の抗争の映像を見てハーバーマスの章題「危機の際に中道を選ぶのは死を選ぶのと同じ」に気が付く逆流ルートが基本なのでしょうがない

ついチラチラ横目で見てしまうベルリン映画祭2024の受賞結果、ベン・ラッセルの名前がある『Direct Action』空港建設地の土地闘争でスクワットのが気になる。

Zadistってなんじゃらほい
brooklynrail.org/2018/07/field

前後に読んでいた『ストローブ=ユイレ──シネマの絶対に向けて』の中の、Ⅱ-6 カヴァロッティ通りの老狐──『アンナ・マクダレーナ・バッハの年代記』をめぐるストローブとの対話=伊藤はに子、に狐が姿を出した。
記憶ではこう。老狐の唐突な質問「あなたも狐なのか?」

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ドゥブラヴカ・ウグレシッチ『きつね』読みました(愚かなきつねのようにぴょんぴょん飛ぶ羽目になりましたが大丈夫まだ私は小説が読める…最初の狐は外界に面した土地神戸だし…)。フロントに出てくる語り手はシャープな中高年の女性、語り手が各国を回る仕事の境遇や腰痛をぼやきながら文章の中へ連れてくるのは老年期に到達して智略と偶然により名を残すと同時に狐のように自らを雲隠れさせた女性達、彼女たちのまなざしの中の幼い女の子と年若い女性達。と、女のひとが本の中にいっぱいで楽しい。そして変容する文学的伝統の擁護に立ちながら開かれた「女性作家」…という少し苦い作家象が残ります(なんで苦いか、“私は海からやってきた金毘羅だった”と書いた作家の読者だった)

今朝、ECサイトで安売りの屋根付き猫・小型犬用ベットの中のたよりなくふわふわしたクッションの上に亀を置いてみましたが出てゆきました。
 その際に観察された亀の表情について亀の生活に責任を負う人間3名に「茫然または憮然」と解釈されました

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マーク・レッキーの《Fiorucci Made Me Hardcore》、TATEのキャプションの作家コメント引用に「幽霊映画、呪いのVHSテープ…」とあり(またしても90年代の思い出と恐怖?)ホラー映画的な期待が高まる。

夜道でヒキガエルを軽く蹴ってしまった…。カエルは無事

ジョン・バージャーの選集!さんぜんはっぴゃくごじゅうえん。しばらく↓で我慢…

『批評の「風景」 ジョン・バージャー選集』(草思社) - 著者:ジョン・バージャー - ジョン・バージャーによる本文抜粋 ALL REVIEWS allreviews.jp/review/6449

ふかふかの猫ちぐら的なグッズを導入して亀は納得して中に納まってくれるのか…

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「敏感肌ADHDが生活を試みる」をぼやっと読んでいて、森美のエコロジー…に亀が居ることを知る。ハンス・ハーケ、展示は気体のだろうと思い込んでいた

イアン・チェン《1000(サウザンド)の人生》の説明文「「ペットの(…)亀は(…)与えられた環境で生き延びるための条件を探り…」、自宅の亀はバーチャルではありませんが同じ姿勢をやり尽くす。こういうの命法って言っていいのかしら。今朝も小屋を出て別の部屋へ移動を試み出勤前の私がその試みを挫き亀の鼻先でドアを閉めました

戦術しかない/戦略しかない
──「問い」を開く黒い塊(ブラック・ブロック)
酒井隆史(社会思想史、大阪府立大学准教授)
10plus1.jp/monthly/2016/01/iss

>「戦略の蒸発」というこのところの趨勢の文脈には、もちろん(より露骨となっている暴力の行使をともなう)管理技術の深化と同時に政治的無力化のいっそうの深化がある。そして、それにともなう、もはや可能性がすべて封じられたという憂鬱な感覚である。

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多少なりとも90年代ゾンビの感傷、またはここからの脱出のわずかな期待。といったチョロい気持ちでチケットを取った『バーナデット・コーポレーション特集』3本の内《Get Rid of Yourself》、そう私は覚えている。2001年ジェノバ・サミットアナキストの旗の旗がひらめく騒擾の映像に、ブラック・ブロック(警察庁によると“反グローバリズム運動における過激な取組み”)の参加者たちの回想の独白、小花柄のワンピースのクロエ・セヴィニーの朗読、がかぶさるシネ・エッセイで、今も頭を抱えてネットのスクリプトを読もうとしている

(2/20まで短編プログラム無料)マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル『戦いとは終わりである』
30分足らずで地域の労働者のコミュニティを描写しボクシング・クラブのメンバーのインタビューから個々の置かれた状況の中で受ける社会的な困難を立ち上がらせる…ドキュメンタリーの手さばきの上手さと、暴力を伴うスポーツであるボクシングとの向き合いと観客が大小問わず不可避に持つジェンダーバイアスをかわす足さばきの軽やかさ

そんでもって気軽に『アンティゴネーの主張―問い直される親族関係』に手を出してみましたが泡を吹くまで秒読みっぽいです

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ストローブ=ユイレ『アンティゴネー』身体のアクションを極度に切り詰めていて風に揺れる葉と衣服、アンティゴネーの激しい台詞からそこにあると想定する情動とは関係なく俳優の顔にかかる雲の影、などが最大の動きで、アンティゴネーと対立するクレオーンは多少手振りで感情を表すも、敗北を告げる戦場からの伝令は突っ立ったまま次のカットで水平に倒れて死んでいる。自発の走るアクションは画面を斜めに走り抜けるトカゲのみ。という戦争映画でたいそう感心した

書体に詳しくはないのですが、表紙タイトルを写植屋さんで打っている時代の同人誌を手放す気はないんだ…

yanabuuu さんがブースト

写研書体くるか、しかもモリサワから。
しかしクラシックというだけあって、時代を感じるなあ

morisawa.co.jp/about/news/1008

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