【お知らせ】
#京フェス2023 2日目の3コマ目(12/3日曜日19:40~20:40、オンライン開催)にて堀川夢さん、橋本輝幸さんとお話する予定です。テーマは「海外クィアSFの広がり」。どうぞ宜しくお願い致します!
https://kyofes.kusfa.jp/cgi-bin/Kyo_fes/wiki.cgi?page=%B3%AB%BA%C5%B3%B5%CD%D7
健常者に擬態するの、東京喰種の喰種たちが人間のふりをする感覚に近いんだろうな、とふと思った。
短歌と自由律俳句のようなものを書いてみました。 #短歌 #自由律俳句
赤の歌
https://note.com/yakusho_akatsuki/n/n7109553cc76a?sub_rt=share_pb
フォロワーさんの感想を読んで気になっていた『ロスト・キング』を観てきました。アマチュア歴史家の女性が、リチャード三世の遺骨発見と名誉回復に勤しむ物語です。公式サイトには「究極の"推し活"」ともありましたが、自分はアカデミアに属さない在野研究者の話として観ました。いや〜〜〜共感しました。
主人公が難病をかかえていること、職場や大学機関といった「大きな組織(の男性)」から下に見られがちなことと、正当な歴史評価をされなかったリチャード三世を重ねる脚本はめちゃめちゃ丁寧です。
個人的によかったのは、主人公がムカつく相手(そのほとんど男性)にちゃんと噛みつくこと。いわゆる「ヒス」とされがちな行為を正当に描いていると思いました。サリー・ホーキンスは好きな俳優ですが、今回もとてもよかったです。
久しぶりにBBC製作のウェルメイドな映画を見た気がします。けっこう前に観た、自閉症の少年が数学オリンピックを目指す『僕と世界の方程式』もそんな感じでした(この作品でもサリー・ホーキンスが素敵なお母さんを演じてました)そしてエンドロールに燦然と輝くUK Government……笑
おすすめです。
ハヤカワの電子書籍セールは、クィアでクールで華麗なジョン・ヴァーリイの『逆行の夏』がおすすめです!!
『逆行の夏──ジョン・ヴァーリイ傑作選』で読む、ヴァーリイの煌びやかで繊細なSF - もう本でも読むしかない https://pikabia.hatenablog.com/entry/2022/06/11/102517
早死にしたいと言ったけど、正確にいうと、あまり長生きはしたくない、が近い。自分個人では、やりたいことがもう無いから。
ちょうど、取引先の50代の方も同じこと言ってて、家族がいるから働いているけど、自分一人だったら、別に生きようが死のうがなんとも思わない、と。
これは、同じ仕事で何十年か働いた人にはわかる話じゃないかなと思う。達成したい仕事上の目標はあらかた終わってしまって、これ以上となると上のステージを登るしかないんだけど、その野心も能力も、自分にはないことを悟ってしまっている状態。
そうして、年月だけ過ぎていく。
結局のところ、積極的に自分の人生にコミットできないから、家族という理由を手に入れるという、かなりよく出来たシステムを利用しているに過ぎない。そうでもしないと気が狂うタイプの人間なんだよな(30歳手前でそれに気づいて結婚することにした)
これときどき読み返してて、今夜も読んでまた考えていた。
今日は編集さんとの打ち合わせで、今年のキング・オブ・コントが攻撃や冷笑ではない穏やかなネタばかりだったですねというお話をしながら、
「優しさは弱さで攻撃は強さだとされてきたけど、優しくあろうとすることは政治的な行いなんだよな」
と考えた。
そこがうまく伝わるように整理したい仕事なのだが。難しい。
丁寧にがんばろう。
ーー「ホープパンクの誕生 なぜ抵抗が希望なのか」橋本輝幸 SFマガジン2022.2 未来の文芸特集掲載
ブックファースト新宿店「#名著百選2023 私が今年、出会った一冊」フェア、2023-11-11より2023-12-31までです。
本年のフェアでは、オンライン販売ページの準備もあるようです(17日頃より)。
鮎川ぱて『東京大学「ボーカロイド音楽論」講義』文藝春秋2022を挙げました。
http://www.book1st.net/shinjuku/
『闇の自己啓発』共著者。ライター。nonbinary