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フォロワーさんの感想を読んで気になっていた『ロスト・キング』を観てきました。アマチュア歴史家の女性が、リチャード三世の遺骨発見と名誉回復に勤しむ物語です。公式サイトには「究極の"推し活"」ともありましたが、自分はアカデミアに属さない在野研究者の話として観ました。いや〜〜〜共感しました。

主人公が難病をかかえていること、職場や大学機関といった「大きな組織(の男性)」から下に見られがちなことと、正当な歴史評価をされなかったリチャード三世を重ねる脚本はめちゃめちゃ丁寧です。

個人的によかったのは、主人公がムカつく相手(そのほとんど男性)にちゃんと噛みつくこと。いわゆる「ヒス」とされがちな行為を正当に描いていると思いました。サリー・ホーキンスは好きな俳優ですが、今回もとてもよかったです。

久しぶりにBBC製作のウェルメイドな映画を見た気がします。けっこう前に観た、自閉症の少年が数学オリンピックを目指す『僕と世界の方程式』もそんな感じでした(この作品でもサリー・ホーキンスが素敵なお母さんを演じてました)そしてエンドロールに燦然と輝くUK Government……笑

おすすめです。

culture-pub.jp/lostking/

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