ベイビーわるきゅーれ3、文句無しの大傑作だった……… 1・2であったぐうたらフリーター感満載の会話劇パートは少ないもののその分のエキスがトッポのチョコ並に詰まってるし、敵役の池松壮亮のコミュ障真面目キャラクター像を主役の一人である伊澤彩織と対照的に描いていたことで心情も読み取りやすかった。邦画銃戦アクションとしてバッチバチに良かったし、宮崎県庁が治安の悪いアジア映画になってたのもめちゃくちゃ笑ってしまった。

そういや先日の話にはなるんですが、濱口竜介監督の特集上映にて念願の『ハッピーアワー』と『親密さ』を見てきたので、今更ながらの感想を。
『ハッピーアワー』は仲の良い4人の既婚(或いは元)女性の男女・女女の関係を巡る群像劇で、構成と脚本の妙がえげつなく、ワークショップで募られたほぼ新人の俳優陣(‼︎)と5時間弱の上映時間(‼︎)でもあっという間に終わる、すげ〜映画でした。2つのワークショップが基軸となっているのですが、その打ち上げシーンを延々と長回しで撮影して物語が一気に転回する様をまざまざと見せつける、会話劇が得意な濱口監督の真骨頂だな~と思わされましたね…
ラストまでこの4人の女性の行く末はどうなってしまうのかわからない、だけど観た後は不思議と絶望感を感じずすっきりした気持ちになる、納得の傑作です。

4ヶ月の酷暑の現場が来週ようやっと終わりそうなので、一人現場お疲れ会をしています。四国のお酒ばかり飲んでしまった。

人生にはネコチャンに揉みくちゃにされる時間(ルビ・ボーナスタイム)が必要ってワケ。

『パリ、テキサス』も観てきました。ロードムービーという前知識しか得ておらず、序盤の主人公と弟の会話中にずっと車窓を撮影していたり、バックミラーを撮って運転手の目だけでその車内の雰囲気を描こうとしているところが水…どうでしょうじゃ〜んと嬉しくなっていたのですが、中盤以降の生き別れていた主人公の息子と再会し、どんどん二人が"悪友"のように打ち解けてゆくところにどんどん顔が綻んでゆき、ラストでゲーゲー泣いてしまいました。やっぱりヴィム・ヴェンダースは強いぜ………

『悪は存在しない』を観ました。どちらかと言うと濱口作品は演劇作品のような会話劇のイメージが強いのですが、現在(いま)の濱口監督でゴダールを見せられたことに正直感動しちゃった………

アキ・カウリスマキの『枯れ葉』を観ました。スーパーのバイトをクビになった女とアル中の男の出会い、馴れ初め、共に歩むまでを淡々と描いた作品だった。初デートに『デッドドントダイ』(クソ映画)を観に行った後の感想や、着信音が鳴る電話に「出て」と保護犬(超かわいい)に無理なお願いをする女、そしてラストの退院した男の歩幅を合わせることなく犬とすたすたと歩いてゆき、男が松葉杖をついてあせあせと追いかけてゆくさま、しみじみと良いなぁと思いました。正しく「愛すべきカウリスマキ」の映画だった。

『オッペンハイマー』を観ました。原子爆弾は原子核の「連鎖反応」(核分裂)、というワードから連想されるように、オッペンハイマーやその周囲の科学者たちが追求してきた"美しい"数式・理論が、WWIIにおける技術革新の飛躍と国家的兵器開発競争の連鎖反応でどんどん己の手中に収まるものでなくなってゆき、「おぞましい新世界」の幕開けをしてしまった、その抗えない「どうしようもなさ」を描いた作品だった。そして、その後の「赤狩り」の諮問シーンが入ることで、それが後世の彼の「語り」なのだと判明することによって、ノーランお約束の「過去・現在・未来」の三部構成の物語なのだとわかる、国家・思想・政略の入り乱れた激動のアメリカを見せられる、とても見応えのある作品でした。

隣の宿が水曜どうでしょう原付日本列島制覇のロケ地なのが秘湯にまで足を運ばせたかった理由でした。🍧早食い対決した道の駅も寄れたので良かった。

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龍神温泉に行ってきました。渓流沿いの川の音が聞こえてくる温泉で、ご飯もたらふく食べた🍚 人気もない山奥の秘湯で、かなり良かった。

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