【訃報】漫画家の鳥山明さん死去 ドラゴンボールなど世界的な大ヒット #FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/articles/-/668344
各所が速報してますが、やはりここは長年にわたって『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』のアニメを放送してきたフジテレビのニュースサイトのリンクを貼るのがスジでしょうか。ジャンプでドラゴンボールを読んでいた世代としては寂しいところ。R.I.P.……
伊藤若冲の新発見。絵巻《果蔬図巻》を福田美術館が公開 https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/28580
伊藤若冲(1716〜1800)が1791年に描いた《果蔬図巻》なる絵巻物がこのたび真筆と確定したそうで。福田美術館のコレクションに加わるそうですが、もともと京都を創業地とする消費者金融機関なアイフルの創業者のコレクションを展示するための美術館として開館したのが、着実に地歩を固めていっているようで、なかなか良き。
今年10月12日に開幕する企画展「開館5周年記念特別展 京都の嵐山に舞い降りた奇跡!伊藤若冲の激レアな巻物が世界初公開されるってマジ?!」展にて一般公開される。しかしそれにしても、若冲の真筆が見つかったという一報もさることながら、それが一般公開される展覧会名が「開館5周年記念特別展 京都の嵐山に舞い降りた奇跡!伊藤若冲の激レアな巻物が世界初公開されるってマジ?!」展って、エラいノリノリですな まぁ今開催中の展覧会(竹内栖鳳と弟子たちがフィーチャーされているようで)も「進撃の巨匠」展だったりするので、またこのノリで行くんかぃと思うところではあるのですが、さすがに「(略)初公開されるってマ!?」と、巷(巷?)で言われるギャル構文をそのまま流用するのは避けたようで?
この手のArtistically Engaged Sociology(?)な学科として既に存在している追手門学院大学社会学部の社会文化デザインコースの卒展というのが1月に(同大学のある)大阪府茨木市で開催されており、知人が同コースの教授をしている縁で拝見したものですが、カリキュラム的に「ちゃんと伝える」手段を身につけさせることに全振りしているのか、(自分自身も含む)当事者たちの具体的な語りをメディア化することに意識が向いた映像作品やパネル展示が多くて、美大芸大のそれとはひと味違うものとなっていました。
まぁ「推し活」を俎上に乗せた作品が多様なメディアで展開されていたのは、仕方ないとはいえ、今の学生にとって身近でリアルでアクチュアルなテーマってそれぐらいしかないんかなぁと思わされたのも、事実ではあるのですが (このテーマ、ジャニーズが爆発四散した来年度以降は取り上げ方がけっこうムズいお題になりますからねぇ…… ) [参照]
デザイン・アート学部、大学院デザイン・アート学研究科(仮称)の開設を構想 https://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=3552
2026年の開設を目指すらしい。近年、関西でも──ゴリゴリの美大という訳ではないものの──「デザイン思考」や「アート思考」を軸に社会や文化を学び直す学科が新設される例がまま見られますが(近畿大学文芸学部や追手門学院大学社会学部など)、そこに立命館大学も参入するという構図でしょうか。京都市内、美大芸大の類は多いけど、かようなSocially Engaged ArtというかArtistically Engaged Sociologyな学部学科はないので、京都市内ではなかなか異色な学部・学科になりそうではあり。卒展とかどんな感じになるのやら……
「天は二物も三物も与えた」展覧会“画伯”工藤静香、芸能人が続々入選する『仁科展』の真価(週刊女性PRIME) https://news.yahoo.co.jp/articles/df604f021198a938fea85c34d472ddcc421e7e97?source=sns&dv=sp&mid=other&date=20240305&ctg=ent&bt=tw_up
「仁科展」ってwww 本文を読まなくても「真価」がいかほどか伝わってくるスタイル
Blueskyの未来はソーシャルメディアの追憶のなかにある https://wired.jp/article/blueskys-future-is-social-medias-past/
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そう言えば
今週の北船場界隈(北浜駅〜淀屋橋駅周辺)では、船場商人の家に代々伝わる雛人形を各所で展示するイベントが開催されてました。画像は三菱UFJ銀行大阪本店のロビーに飾られてた雛人形ですが、この近所の芝川ビルでは、芝川家の四姉妹それぞれの雛人形というのが一挙に展示されており、雛壇の段数もさることながら、おままごと用(?)ミニ食器が何十脚も付属品になってたりと、庶民とはレベチ過ぎて、やっぱり船場の大金持ちは違うなぁと呆然しきり(芝川ビルのは撮影禁止だったので画像なし)。
中之島美術館での「大阪の日本画」展で「船場派」という新たなエコールが爆誕したり、「決定版! 大阪の女性画家たち」展でこのあたり生まれの女性たちが意外と画業に参入していたことに光が当てられるなど、船場の大金持ちへの解像度が上がる機会が続く中、それらの展覧会の外伝として、オモロ
若干ゃ
「京都市にだまされた」 地下鉄が来ず、大学が逃げた街「洛西ニュータウン」は再生できるのか(Merkmal) https://news.yahoo.co.jp/articles/2f56208c13132f908f2cf2e3ec8ee14dc0882882?source=sns&dv=sp&mid=other&date=20240302&ctg=bus&bt=tw_up
人口は今や計画時の半分ほど、昨年京都市立芸術大学も移転したことで(若者人口の)さらなる減少が懸念されている洛西ニュータウンの現状についての記事。ここでは地下鉄東西線が結局延長されなかったことに起因する交通の便の悪さが指摘されてますが、それ以上にそもそも京都市なのがアカンのではとは、昔からまことしやかに言われてることは指摘されるべきでしょうね
当時うっすら知り合いだった中京区民(CV:池田海咲)「京都市は広すぎるので、山科と伏見と桂は切り離した方がええんとちゃいますやろか。まぁうちらは昔からあのへんは京都やと思てまへんけど…… 」
俺「(さすがは京都「「「市民」」」や )」
──そんなことを思いつつ、
この「ファイバーアート、サイコー」展に触れたわけですが、自分たちは「ファイバーアート隆盛の「その後の作家たち」」であるという自己規定から出発し、
繊維を使って作品をつくることは、自分の表現する領域がどこなのか、常に立ち位置を確認しながらの作業であり、その足場の不確かさに根を張ることができずにきたようにも思います。まるでそれは柔らかい繊維が水を吸収していくかのように、懐深く不確かな寄る辺です。(出展作家の一人酒井稚恵氏によるステイトメントより)という問題意識を共有(?)した上で、個々の仕事の多種多様さを見るべきものとなっていたと言えるでしょう。古道具の子供用椅子を織機として使用して衣服を織り上げていた岩﨑萌森氏、ミシンのプログラムに意図的にバグを発生させてバグった織物を作り出す宮田彩加氏、(FX市場において日本人個人投資家がなぜか「ミセスワタナベ」と呼ばれていることに注目して)ローソク足チャートを刺繍することで90年代以降の日本の一断面を見せる碓井ゆい氏、(大気汚染が一時期きわめて深刻化していた)大阪市西淀川区で当事者の語りに出てきた言葉たちを編んで船型のオブジェを作った村田のぞみ氏あたりが個人的に印象に残りましたが、これらは顕著な一例で、全体的に作品を染織やテキスタイルのジャンル(論)に内閉させず、その外部にムリヤリにでもコンタクトさせようという志向が強かったと言えるでしょう。岩﨑氏は民俗学・文化人類学に、宮田氏は機械とその機能不全に、碓井氏と村田氏は政治-社会問題に、といった具合に、外部との関係を導きの糸として手繰り寄せることでなんとか作品に織り上げていくというのが、この展覧会における彼女/彼らにとっての〈ファイバーアート〉である。
ところで「小林正和と(ry」展についてここでごく簡単に述べておくと、個人的には彼が領導した1960〜70年代のファイバーアートについては全くノーマークだったので、かような動向がローザンヌやウッヂ(ポーランド)から直輸入されて京都で花開いたのかと純粋に勉強になったのですが、それでもなお、ファイバーアートとは、過去の一時期における染織やテキスタイルをめぐる実践を規定する編制の揺らぎが見せたひとときの幻影だったのではないか──という印象をどうしても抱かざるを得なかったのもまた、事実と言えば事実でして。実際、当の小林もまた晩年には糸/繊維/ファイバーから旧来のテキスタイルを基礎とした仕事へと回帰していったわけですから……
京都芸術大学ギャルリ・オーブにて開催中の「ファイバーアート、サイコー」展。
主に1980〜90年代生まれの、刺繍やテキスタイルを主たる表現手段としているアーティストを中心にラインナップすることで、現在京都国立近代美術館で開催中(〜3.10)の「小林正和とその時代─ファイバーアート、その向こうへ」展へのアンサーソングたることを自ら積極的に引き受けようとした展覧会だったと、さしあたっては言えるでしょう。染織・テキスタイルから実用性を取り払い、もって従来のジャンル的な区分を越境することを志向/試行していったのが、小林(や彼の直接的な影響を受けた1950〜60年代生まれの世代における)ファイバーアートであるわけですが、そういったジャンル論的な越境の試みが一段落した現在において、〈ファイバーアート〉はいかなる形を取りうるのかが焦点になっていた。
・出展作家
青谷徳子、岩﨑萌森、碓井ゆい、大谷史乃、岸田めぐみ、酒井稚恵、佐々きみ菜、塩見友梨奈(←諸事情により出展せず)、武田梨沙、寺村サチコ、天牛美矢子、土井直也、長田綾美、濱田菜々、マツムラアヤコ、宮田彩加、村田のぞみ、山下茜里、吉本直子
「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2024」開幕レポート https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/28555
今年から京都国立博物館・明治古都館(古い方の建物)にメイン会場を移して始まったARTISTS’ FAIR KYOTO。今日はお大尽向けの日で、一般公開はこの土日。まぁ当方は今日も含めて全日仕事なので全スルー確定ですが
昨年国立工芸館(金沢市)で開催されていろいろな意味で話題になってた「ポケモン×工芸」展、佐川美術館(滋賀県守山市)に巡回してくるんですね。京都駅内の広告で知った 2024.3.30〜6.9。
で、このあと、MOA美術館(!?!?)→都内のどこか(未発表)→松坂屋美術館→八戸市美術館→長崎歴史文化博物館と巡回するそうで…… https://kogei.pokemon.co.jp/
好事家、インディペンデント鑑賞者。オプリもあるよ♪