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その《備忘録・日記》シリーズ、当方はLADS Galleryでの個展や天野画廊が毎年開催している「アーティフィシャルな位相」展で何度か接したことがありますが、18cm四方のカンヴァスに毎日(!)ドローイングを描くというものとなっており、《言葉のように》シリーズとは違ってどこか具象性を帯びたイメージを描くことも辞さなかったりと、松田氏の肉声をより身近に感じさせるものとなっている。最近はより自由になってきているように見え、既に大ベテランである氏が、しかし新たな位相を貪欲に求めていることが伝わって、いよいよ端倪すべからざるものとなってきているわけで、これは注目しなければならない。 [添付: 7 枚の画像]

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松田彰「備忘録・日記」展|2024.3.2〜17|GULI GULI gallery.(大阪府池田市)

フライヤーが届いてました。松田彰氏、近年は貼り継ぎされた紙を鉛筆で塗りつぶす《言葉のように》シリーズを個展やグループ展で発表し続けていますが、今回はその《言葉のように》シリーズの傍らに何点か出展される《備忘録・日記》シリーズを軸にするとのこと。

会場のGULI GULI gallery.は今回初めて知りましたが(爆)、カフェ+ギャラリーといった趣の場所らしい guliguli.jp/

疲れからか、「NIKKEI MESSE」を「ISSEY MIYAKE」に空目してしまう :blobcatnervous2:

「\お金をかけずに楽しくできる!/ ゆる防災」って、一瞬頭湧いとんのか!? と思ったけど、誰しも最初は「ゆる」から始まるんだからそんなに目くじら立てるほどでもないですし、それを言うなら「めりぃさん」という誌名の方がよっぽど(ry :blobcatnervous2: ←←

巨匠の“スゴ技”に驚嘆! 版画のイメージがガラリと変わるユニーク展覧会(ananweb) news.yahoo.co.jp/articles/161f

少し前の記事ですが、さっき見つけた(爆)。タイトルはアレですが、実は国立工芸館(金沢市)で開催中の「印刷/版画/グラフィックデザインの断層 1957-1979」展の担当学芸員さんにしっかりと語らせており、意外と良記事。先だっての北陸の大地震のために金沢21世紀美術館は休館中ですが、国立工芸館は再オープンしてるんですね。この展覧会、このあと京都国立近代美術館に巡回予定と仄聞してますので、そのときにしっかり見る予定

明日も仕事なので、結局この三連休は全て仕事でした :kao_oyo:  今日も早めに寝ます :oyasumi: :dizzzy:

特別展「スーラージュと森田子龍」兵庫県立美術館で - 抽象画家と前衛書家の関係をひもとく fashion-press.net/news/114291

2024.3.16〜5.19、兵庫県立美術館。2022年に──(愛知県美術館から巡回してきた)「ミニマル/コンセプチュアル」展とほぼ同時期に(!)──開催予定だったのが延期になっていたのですが、二年経ってようやく開催されるそうで。これは朗報。

ピエール・スーラージュ(1919〜2022)と森田子龍(1912〜98)。前者は黒をふんだんに使った抽象絵画で知られ、後者は(1950〜60年代に花開いたとされる)前衛書の第一人者であり、作品の見た目の類似性が際立っている(?)のですが、そんな二人の関係は果たして同床異夢だったのか異床同夢だったのか──そのあたりに注目しなければなりますまい。

あたしか さんがブースト

明日まで開催の京都市立芸術大学の卒展作品展、最初は油画専攻と日本画専攻、あと座学系の専攻の卒論を瞥見して切り上げようかなぁと思ってたんですが、結局工芸系にも足を伸ばして全専攻を見て回りました:ablobcatgooglymlem: 最近の卒展界隈あるあるですが、ファインアート系のよりも工芸系の学生の方がはっちゃけてて、見ていて楽しかったです。個人的には陶芸専攻で見かけた、発泡スチロール製の巨大な壺や古代ギリシャの壺のペーパークラフト、某2nd Streetで買ってきた朝鮮陶磁などでインスタレーションというかセルフキュレーションしてた長谷川初帆《次元のはざまに壺をみる》に苦笑&爆笑:blobcatnervous2:

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【本日お救いした文物】一ノ瀬けい『花唄メモワール』第3巻(芳文社)

石原友明「SELFIES」展&石原友明芸術資源展|2024.3.20〜31|京都市立芸術大学C棟7階(「SELFIES」展)&5階(芸術資源展)

先日フライヤーを拾いました。1980年代にデビューして以来、いわゆる“関西ニューウェーブ”の中心的な存在とされることが多い石原友明(1959〜)氏、「SELFIES」展は関西初公開となる近作も含む回顧展、芸術資源展は(同展のために作られた)「〈作者自身による言説〉をまとめたもの」と「美術批評家ら〈作者以外の書き手による言説〉をまとめたもの」という二冊の本を軸にして、「さまざまな相貌を持つ(あるいはもたされた)複数の作者像」について考察するものになるそうで。特に芸術資源展の方のトリッキーな構成は、吉と出るか凶と出るかはともかく、興味深いところ。さて……

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指揮者の小澤征爾さん死去 「世界のオザワ」と評され活躍 88歳 | NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240209/k10014354011000.html

小澤征爾(1935〜2024)。謹んで、ご冥福をお祈りします。

個人的には小澤御大のベストバウト(ベストバウト?)というと、トロント交響楽団を指揮しての武満徹「ノヴェンバー・ステップス」でして。何種類もある録音の中でも、初演からまだそんなに経ってない頃のこの録音には、その後何度も演奏されていく中で洗練されることで落ちていった、この曲の別の可能性が響いているように思われ、依然としてこれ以外の録音を聴く気になれないほどすこ。

武満徹:ノヴェンバー・ステップス / 鶴田錦史(琵琶)横山勝也(尺八) / 小澤征爾・指揮 トロント交響楽団 / 1967年
youtube.com/watch?si=-pmizzDaR

染色家の柚木沙弥郎さんが101歳で死去。「民藝」との出会いをきっかけに、染色や版画、立体作品なども手がける tokyoartbeat.com/articles/-/sa

柚木沙弥郎(1922〜2024)。当方、彼の実作には、昨年夏に難波の髙島屋での展覧会(「柚木沙弥郎と仲間たち」展)で接した程度なのでアレですが、ここ数年東京や京都などでエラいフィーチャーされていた様子なのは横目に見てまして。まぁでも最晩年における突然の大ブレイクはその職人芸が認められたからという以上に、民藝運動の一員でありつつ戦後のモダニズム/フォーマリズムとの交差点上に位置する/位置しうる人物ということで、企画者側がいろいろ「いいとこ取り」できる存在だったから重宝されてたんじゃないかと邪推したくなり…… :sticker_dangerous_items:

あと「ゆのき さみろう」と読むんですね。ずっと「ゆずき しゃみろう」とシャミ子っぽく読んでた :ablobcatgooglymlem:

なぜか参照先で画像がうpできないトラブルが発生しているので、フライヤーの画像だけこちらで…… :kao_oyo: [参照]

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(京都芸術大学では──引用者)4月よりソフトスカルプチャの授業が始まりました。
近年、立体造形の新たな前線(フロント)としてぬいぐるみ(ソフトスカルプチャ)(とアクリルスタンド)が出てきているのではないかと思っていたら、京都芸術大学が昨年からそこにアクセスしたようで、(学校法人名の瓜生山芸術大学に由来する蔑称な)ウリ(売り)芸」とは言い得て妙だよなぁと感心するやらなんやら。というかそこは大阪芸大が先に手を出すべきところやろがぃ:blobcatnervous2:

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「ファイバーアート、サイコー」展|2024.2.19〜3.3|京都芸術大学ギャルリ・オーブ

・出展作家:青谷徳子、岩﨑萌森、碓井ゆい、大谷史乃、岸田めぐみ、酒井稚恵、佐々きみ菜、塩見友梨奈、武田梨沙、寺村サチコ、天牛美矢子、土井直也、長田綾美、濱田菜々、マツムラアヤコ、宮田彩加、村田のぞみ、山下茜里、吉本直子

先日フライヤーを拾いました(なぜか画像がうpできない……)。現在京都国立近代美術館で「小林正和とその時代─ファイバーアート、その向こうへ」展が開催中なこともあってか、「ファイバーアート」という(サブ?)ジャンルに改めて光が当たっていると思われる中、この機を逃さずに企画された展覧会といったところでしょうか。確かに「小林正和と(ry」展は、小林正和(1944〜2004)や彼と同世代〜次世代のファイバーアーティストたちの作品を──次世代のアーティストたちの(同展のための)新作も交えるという奇手すら使って──ふんだんに紹介することで、ではそんなファイバーアートとやらの現在はどうなっているのだろうかと来場者に思わせるに過不足なき出来となっており、その点でも画期的ではあるのですが、この「ファイバーアート、サイコー」展は、出展作家陣を見るに、確かにファイバーアートなるものの現在をまずは包み隠さず幅広く見せることに特化しているように思われます。

ファイバーアート、ファイバーワーク、ソフトスカルプチャ、テキスタイルアート…これまでさまざまな呼称で呼ばれてきた繊維を使った造形。現代アートはあらゆるものを包括し、繊維を使って表現する作家にとって、これらの呼称は意識せずとも、表現することに不自由のない活動の場は用意されています。ただし同時に、ファイバーアート隆盛の「その後の作家たち」にとって、繊維を使って作品をつくることは、自分の表現する領域がどこなのか、常に立ち位置を確認しながらの作業であり、その足場の不確かさに根を張ることができずにきたようにも思います。
ファイバーアートが再興される日が、そこまでやってきています。再びファイバーアートが注目されようとしている今、「その後の作家たち」が、あらためて繊維の造形について再考し、新たな基軸を立てられたなら、「ファイバーアート最高!」と声高に叫べるようなおもしろい景色が広がるのではないかと期待しています。
──このあたりの問題意識や意図がどの程度まで出展作家たちによって共有された上で作品が出ているか、まずはそこに注目してみたいところ。さて……

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【本日お救いした文物】能條純一(半藤一利(原作)、志波秀宇(監修))『昭和天皇物語』第14巻(小学館)、はまじあき(原案)、くみちょう(作画)『ぼっち・ざ・ろっく外伝 廣井きくりの深酒日記』第1巻(芳文社)

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展覧会めぐり、本日も京都。今日から始まった京都市立芸術大学の作品展を見て回りました。昨年大学自体が京都駅の近くに移転してから初めての作品展ですが、各校舎内の移動が狭いエレベーターと階段だけなので、フロアの上下移動が思いのほか大変。この点に関しては京セラ美術館時代の方が……:blobcatnervous2: まぁ施設がまだまだピカピカなのは良かったですが。あと、狭いようで意外と広いですな

おまけ。京都国立近代美術館の常設展フロアから見下ろす向こう側の様子 :blobcatnervous2:  並んでるのは9割がた転売ヤーです? :blobcatthink: :kao_oyo: [参照]

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【本日お救いした文物】土屋誠一、富澤ケイ愛理子、町田恵美(編)『沖縄画 8人の美術家による現代沖縄の美術の諸相』(ART DIVER)

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