中上健次(1946〜92)の未完の大作『異族』が講談社文芸文庫から発売され、¥3,850(税込)という強気きわまる価格で話題となっているようですが、あのとき(あのとき?)小学館文庫版を買っていた当方にスキはなかった こちらは1998年の発売当時、¥1,200+税でした
https://x.com/t__kamizono/status/1800033075356897749?s=46&t=HVpKYwTPKrcFmeLhJHBABA
「Insight 31 “卑近なものたち/something familiar”」展|2024.6.12〜30|Yoshimi Arts
DMが届いてました。Yoshimi Artsが企画展の合間に開催しているInsight、他のギャラリーにおける常設展的な位置づけの展覧会ですが、同ギャラリーにおいては単なる常設展というわけではなく、新収蔵品や取扱作家の作品による小企画を見せるものとなっており、オーナーの稲葉征夫氏の創意がダイレクトに反映されているので、企画展同様見逃せない。今回の出展作家はレイチェル・アダムス、上出惠悟、笹川治子、佐藤克久、西山美なコというラインナップ。画像は佐藤克久《みたて(サップグリーン)》(2023)
小松原智史「ふたたび巣をたてる」展|2024.6.22〜7.28|the three konohana(大阪市此花区)
──DMが届いてました。the three konohanaの今年初となる企画展は、同ギャラリーで何回か個展を開催している小松原智史(1989〜)氏の新作展。ドローイングを主たる表現手段としつつも、表現やコンセプトが毎回の個展ごとに深化していっているだけに、今回も要注目。
しかしそれにしても、同ギャラリーを運営している山中俊広氏は、学芸員を兼任している大阪芸術大学博物館で現在開催中(〜6.13)の「群衆|不在 アンリ・カルティエ=ブレッソン──揺れ動く世界へのまなざし」展が終了した直後からこの展覧会の準備に忙しくなるわけで、以前から氏の知己を得ている者としては、まぁ健康には気をつけていただきたく
演劇×女子高生×百合マンガで『君のためのカーテンコール』という作品があり、現在でもなぜか(単行本第1巻所収分も含めて)全話無料公開中なのですが、途中からテレビドラマの脚本家兼劇団主宰者のおねいさんが出てきて「プロデューサーの意向を汲んで 事務所の意向を汲んで 流行や視聴者の要望を汲んで」と言っており、これが昨年8月に配信されてるの、先日来再燃しているあの問題(あの問題?)を完全に先取りしていたのでした
好事家、インディペンデント鑑賞者。オプリもあるよ♪