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「日本がアジアで最初の近代化した国」言説が日ユ同祖論の後継に見えるやつだな

白江幸司 さんがブースト

遅ればせながら「NHK ダークサイドミステリー ”日ユ同祖論”」を視聴。

”日ユ同祖論”自体は全否定と言える内容だったが、「どうしてそうなったか」「どうして流行っているか」的な解説には、例えば戦前は”日ユ同祖論”を利用し大陸に進出し植民地主義を推進しつつもナチスと手を組んだ以降は有耶無耶にしたみたいな話をしつつも「欧米のアジア対する差別への抵抗の一つの拠り所だった」みたいな話を許容していたり、戦後は「終戦を持っていままで信じていたものが全否定され、自らの出自に自信を持つ必要があった」的なWGIPみたいな話もしてしまう。こんなクソみたいな話を信じちゃいかんではなく、間違いだけどそうなる心境はまあ理解は出来るよねという雰囲気もあった事には違和感を感じた。

解説が原田実と雨宮純、原田実はアレだけど、雨宮さんはなかなかだった。雨宮さんの”古代宇宙人説”への批判、「あれは差別主義に根差しているのではないか」という話はなるほどと思った。

Twitterがなくなって困るのは「右派だらけの界隈の観察」が難しくなることと、「新刊情報や精度の高い関連書サジェスト情報」(一定の範囲でタイトルをサーチすると芋づる式に発見できた)の入手でちょっと手間取ることかな。

まじかー、てか、UberEatsが現代版なのか

“訪日・在留西洋人にとって、人力車は「人類を以て牛馬の用を為さしむる」野蛮な乗り物で、しばしば人道上の問題ありと反対キャンペーンを張る一方、人力車を便利に使いつつ車夫を人間扱いせず、車代を踏み倒して殴る蹴るの狼藉する西洋人も後を絶たなかった、と齋藤俊彦『人力車の研究』にある”

twitter.com/HWAshitani/status/

こういうのと参考文献をチェックして、「専門外なのに非常勤講師になってしまった、あわわ、それっぽく身につけて授業をして、しのがなきゃ~」妄想をしてシミュレートする

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こういうのこそ、中年以上の人がさっさと買って読んでしまって、背景知の参考文献の更新やアプデ箇所をつきとめてチェックするといいんだろう。

「論点・~史」シリーズも同じような、サクッと再学習&メンテのための本(すでに『論点・ジェンダー史学』『論点・日本史学』『論点・東洋史学』『論点・西洋史学』が刊行されている)。
minervashobo.co.jp/book/b62516

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ミネルヴァ書房の『ドイツ文学の道しるべ』めくってるけど、フォントと書式の高校教科書模倣がすごい。独文の学部一年生向け教科書最新版だな。ザーッと項目別に読んで巻末文献をチェックするだけでも楽しい

げつようび、げつようび、やすみー!

承認論とヘーゲルの強さを考えさせられる

野生でまとめないために、サードプレイスものの秩序に落とし込み、ポストヤンキーものにうまくまとめている。

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「街を背負って戦う」が戦いに承認を乗せるために大きな要素になっているんだけど、なろうファンタジーの承認の安売りに比べたら、ポストヤンキーとしてのホリランの街チンピラ承認は骨がある、ということになるんだろうな。

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ひとたび寄生獣の影が見えると、この刑事と部下も、平間警部補&部下の改造だ。
中盤ぐらいまでは強さの記号として「野生」が頻出する(その上で、別種の強さの系列が終盤で顔を出していく)

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あらためて読むと、寄生獣を下敷きにした上で差異化させた箇所が非常によく見える。
半グレ集団の幹部・鉄の言ってることはほとんど後藤だし、その鉄の言葉(「野生」「本当の強さ」)やキングの主張を「社会的存在」としての自己認識によって上書きされる。

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きまぐれにホーリーランドを読見直してみたら、主人公神代と男親友シンちゃんがとにかくかわいいので驚いた。
出会う男たちから「もしかしてマジなゲイなのか?」と疑惑持たれるのも、その後の作品でやってない試みだなー。

ラウトリッジのこの手の本は「読む事典」扱いで項目別に情報をチェックするようにして読むといいんですよ、ちゃんと読めなくてもまぁいいかぁーみたいな気持ちになってくると実は意外と読めてきますよ、と読み慣れてる人から助言をもらった。なるほどなあ

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私の文章もなんか短冊とメモ書きをひたすらためていって、たまにブーストかかってどば~~と枝が伸びたり、後からバッサリ切って「補論とか別稿にしよ・・」と分割したりする

こんな叢書あるんだな。
Routledgeの"Literature and Contemporary Thought"シリーズ。
『Literature and Materialisms』とか『Literature and Animal Studies』とかがあるのを眺めてた。
なお、セール中につき、『Literature and the World』はKindle0円です。

amazon.co.jp/s?k=(Literature+a

前世紀日本の大衆論って保守主義者がオルテガ風愚民論をやるか福田恆存系の「保守とは横丁の蕎麦屋を守ること」云々の言説を再生産するルートばっかりでは。

私の地元は一向一揆が国を作ったはずなのに、前田利家(信長がよこした支配者)を崇めて前田家=加賀百万石のプライドにすがったヤバい小京都で、浄土真宗(一向宗の後進)はやたら強いし、田舎だと仏壇がどんな家でも立派、という謎光景がある。
新宗教の存在感は皆無。にもかかわらず、家には実践倫理宏正会の冊子が届いていたし、エホバの証人が訪問していたから、母の資質次第ではのめり込んでいたであろうと思われる。

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