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最初は連中の矛盾を暴くぜ~みたいなリード文があるが、普通に解説内容が面白いというトラップでアートピープル読者を引っ張り、最後は、国際美術館会議(ICOM)が「美術館が気候変動という共通の脅威に立ち向かう同盟者と見なされるように」と理解を示したことを強調し、「アートの世界が存在する文化は、しばしば社会のポジティブな変化へと通じている」と活動家の言葉を引用し、めちゃ好意的というオチ。

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just stop oilに関する面白い議論あるのかなとe-fluxのを見てたけどわりと面白い。「作品の多義性をうまく使ってるやん」という方向で、アートピープルの耳目を誘う解説。e-flux.com/notes/507828/on-env

ヒットチャートはエディションやキューレーションっぽい顔やコンセプトが見えづらいのが弱点なんだろうな。

とはいえヒットチャートへの分析だと、「このボタンとこのボタンとあのボタンを同時に押して、うまく仕上げればうける」といったレシピ把握へと理解がまとまりがちか。

台湾漫画・高妍『緑の歌』の作中で接続される日本の音楽や映画の群れは、日本国内の常識的な理解とは違う「エディション」が見られるけど、オリエンタリズムでもない。そういうケースも無数にある。

単純に、非日本在住のさまざまな国、使用言語の人を集めてめちゃくちゃ聞き取ったりオーラルーヒストリーを語らせて、採取しまくれば、覆る予断はあちこちにありそう。

国外と言っても国別の受容差もそれなりにあそうで、それも重要だが、それら非米国勢が、しかし英語を読み書きする、というのも起きるか。

ある回路やメディウムだと途端にアテンションを稼ぐのは難しくなるがそれは別に劣っていることを意味しないとか、いろんな論点がありうるわけだが(例えば漫画は自動的にグローバルアテンション稼ぎには向かない)、その偏差や選好を掘り下げる問いなどがありうる。

TLの論調でわかったけど、グローバルアテンションやその回路(チョロさを含めて)を吟味せず虚偽であり誤謬であると一蹴する上で都合がいいから、テクノオリエンタリズム等の言説が流行ってるんだろうな

妙に疲れている。おひるね教徒になりたい。

雑誌『ニューフェミニズムレヴュー』全号(1-6, 1990-1995)をダウンロードできるようになってたんだなー。

wan.or.jp/dwan/detail/8347#gsc

今日は歯医者で奥歯の神経ぶっこ抜いてきたよ

白江幸司 さんがブースト

笙野頼子がGHQと書いてしまっている件についてだが、近年の文芸批評における江藤淳ブームが彼のWGIP陰謀論を切り離しているところが常に引っかかる。言うほど遠い話ではないだろう。

70年代漫画教養を高めるかー、とこのへんをどかっと手に入れた(1500円セット)

このへん買うかな。

Sidney Xu Lu, The Making of Japanese Settler Colonialism: Malthusianism and Trans-Pacific Migration, 1868–1961
cambridge.org/core/books/makin

東 栄一郎『帝国のフロンティアをもとめて──日本人の環太平洋移動と入植者植民地主義』

unp.or.jp/ISBN/ISBN978-4-8158-

わりとよさそう。

日本で特に読まれている印象のないレイ・チョウがあらためて読まれるんだろうかなどと思った。

伊藤守 編『メディア論の冒険者たち 』(8月刊行予定)

utp.or.jp/book/b10032236.html

もっと切り口があっていいはずなのに、90年代日本だと「戦前の東アジアにおける帝国時代の負の遺産を直視しよう」のトーンに併合されすぎでは?とも思う。それ以外にもポストコロニアリティの契機いくらでもあるだろうし、いまに続く入管だってそうだし、関東も関西も都市部にエスニックグループぐらいあるんじゃねえのとか思うんだが。
私がいま大日本帝国のダメ秩序を考えるなら、「日本でその秩序は結局滅んでないから」の力点がかかる。過去を直視しようニュアンスじゃなくなるなあと。

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ヤング『ポストコロニアリズム』をざっと読んだりして思ったんだけど、「だって日本人が中東の難民みたいにはならないし」な感覚がポストコロニアリズム言説を遮断させたって面もありそうだな。日本ってわりと国土あるし単一民族幻想が強すぎるから、「そんなのイレギュラーな人たちでしょ」って認識にすぐ移行するんじゃねえか?と思った。

本屋で姜尚中監修の『アジア人物史』シリーズを目次読んだが、日本と朝鮮の関係を知るには良さそうだった。

lp.shueisha.co.jp/great-figure

第十巻が20世紀前半の朝鮮独立運動だけでもかなり紙幅を割いてる。第八巻をパラパラ目次みたら江戸期の日本と朝鮮の関係だけで一つ章当ててたりするんだけど、教科書的な概説の後でさらに読むタイプの東アジアトランスナショナル史かなと。

目次パラパラ見てそれによって立ち読みしたり買ったりすると良いと思われる

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