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このときは、浅田彰の耽美趣味だろと一蹴したが、むしろ「崇高論と厨二病って相性がいい」とまとめて考え直した方がいいのかも。
厨二病とつなげるとき、崇高論モメントを厨二病とまとめるときにイージーな耽美性の魅了を戯画化もできるのだが、同時に何かが逸らされてしまう。そのことも考える必要があるか。

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坂本龍一「LIFE」のオッペンハイマー箇所(twitter.com/tkmttkmt/status/17 )のアイデアは、コンセプトアドバイザーやってた浅田彰だというのは前に話したことがある。

x.com/ttt_cellule/status/17740

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“バーク美学の一番深い表現はリルケのドゥイノ悲歌冒頭ですよ。

美しきものは恐ろしきものの発端にほかならず、
ここまではまだわれわれにも堪えられる。
われわれが美しきものを称讃するのは、
美がわれわれを、滅ぼしもせずに打ち棄ててかえりみぬ、
その限りのことなのだ。あらゆる天使は恐ろしい。

真理と美の狩人だった物理学者オッペンハイマーが、なんで本気になって核爆弾の開発にのめり込んだのか、その辺の機微、というか彼の魂の恐ろしい深淵が、彼がキノコ雲を目にした時つぶやいた古代インドの歌に、まさに表されている訳

twitter.com/Quantum_Zen/status

浅田彰がオッペンハイマーに入れ込んでたのも、典型的に80-90年代の美学理論の崇高論の盛り上がりの延長にあったなあ。当時はウッディ&スタイナ・ヴァズルカの作品のオッペンハイマーがさらに控えているが。
アウシュヴィッツ論から逸らしてオッペンハイマーとマンハッタン計画でトポスを一つ作っていたのがあの頃の浅田のポイントか。

当時の崇高論を取り巻いてた状況については、前にざくっと書いた。
tokyo-metro-u.repo.nii.ac.jp/r

推しやアクティビズムにまで広く見られるとしてキータームになっている「聖なる価値」の議論につなげて私は考えてしまうかな。

elabo-mag.com/article/20210926

mita-hyoron.keio.ac.jp/feature [参照]

@imdkm 「カップリングの組み方における解釈違いとは己のアイデンティティにおける解釈違いだ」の文はなかなかパワーある。

男と女でファンダム秩序・ファンダム生態の分析蓄積が違うのって、男女のバイアスの差もあるんだろうなあ。こういう分析を蓄積してる男(有望若手な在野枠)が全然思い浮かばない

@imdkm 「それは趣味嗜好の範囲を超えて、自分の「人生観」に強く根差した部分で解釈違いが起きたときだ。
 自らを成すアイデンティティの一部が誰かにとって何の価値もない事実を浴びた時、人は強い感情が発生する。」

これ、音楽観/映画観/アート観/小説観の異なる批評家やライターのあいだの摩擦をある程度説明つく感じ・・。

CP解釈違いで説明する型、けっこう汎用性あるのかも

@imdkm 関連記事が、「界隈のサンジ解釈おかしくね?」ってものだったので、ファンダムの歪んだ秩序を追うものなのか?と視点が変わった note.com/swim_think/n/n3c855c6
目のつけどころはそこそこ面白いが、議論構築のリテラシーがしょぼそう。

白江幸司 さんがブースト

イワシの大群が押し寄せているとのことでした。たしかにこりゃすごい。釣りをしている人がたくさんいました。

#本日の札幌

『バッドアス・シネマ』DVDを手に入れたんだが、
ja.wikipedia.org/wiki/バッドアス・シネ

コリンマッケイブはたくさん映画関与してるな〜。
ja.wikipedia.org/wiki/コリン・マッケイ

著作よりも映画本数の方が多そう。BFIのキーマンか。

Wikipediaの記述が豊富なんだが、中国と日本のインテリモデルで考えると「「好古家」「好古趣味」に近い中国特有の概念として、「文人」「文人趣味」がある」が示唆的。

スコットやジェイムズが自身も好古家で好古家主人公の小説を書いてるとか、ウォルポールが議論しているとあるため、ゴシック想像力とめちゃくちゃ絡んでそう(gothic and antiquarianでぐぐるとそれらしい著作が多数ヒットする)。まあ遺物・遺跡趣味だしなあ…とすんなり納得。

夢野久作とか乱歩、鏡花の幻想趣味とかも類同物に思える。

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モミリアーノ論集は、木庭の訳註がやたらうるさいことと(木庭の自論の腹話術をやりまくる)、基本知識の整備を全然やってないので、語句を自分で調べた方がいいというかなり面倒なことになっている。

そこで、モミリアーノ以降局面をある程度抑えてあるWikipedia項目をざっと読んでおくのがおすすめ。古遺物研究(アンティクアリアニズム)は、古物蒐集から古物の整理・体系化をやるディレッタントや愛好家の系統がある。これを文化史的に検討すると、蒐集家一般や博物誌との接点が問われるのだろうが、モミリアーノの着眼点は、この存在が歴史家や歴史学の方法にどういう影響を与えたか、というところに集中している。

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カルロ・ギンズブルグもモミリアーノの弟子筋なので、定期的に論じてる。「アリストテレスと歴史、もう一度」(1994、『歴史・レトリック・立証)や「わたしはアルナルド・モミリアーノから何を学んできたのか」(2023、上村忠男『歴史をどう書くか カルロ・ギンズブルグの実験』)などで論じられている。

ギンズブルグの場合、ヘイドン・ホワイトを倒すための一環という感じになるのだが。

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アルナルド・モミッリャーノ「ギリシャ・ローマ史学とアンティクアリアニズム」(『モミッリャーノ 歴史学を歴史学する』みすず書房、2021年所収)読む途中で、アンティクアリアニズム(antiquarianism、尚古趣味、好古趣味)について調べたが、

まずは平井浩(ヒロ・ヒライ)のサイトがまとまってる。平井もモミリアーノを平凡社から訳す計画を持っているようだ。以前『テクストの擁護者たち』が訳されたアンソニー・グラフトンはモミリアーノの弟子筋。
bh001.sakura.ne.jp/bhantiquari

Wikipediaの「好古家」項目が意外と充実していたが、これも平井近辺の人が関与していそう。
モミリアーノ以後の状況を踏まえた文献一覧になっている。
ja.wikipedia.org/wiki/好古家

と学会とかオカルト研究者もわりと好古家の派生形態みたいなものだったなあと思い出した。80-90年代はマニアとかオタクとか好事家とかコレクターとかは全部この枠に近い感じ。

このコラムの書き手・西尾初紀は国立国会図書館の職員っぽい。巨石ファンか。

“antiquarian を英和辞典で引くと(名)(形)古物蒐集家 (の),古物商 (の)」などと屋根裏博物館的な訳語が当てられているが,プロの考古学者ではなく遺跡を訪れることを悦びとする人,といった日本語にないイギリス人特有の気質を示す言葉 で,これが対岸フランスに渡ってまで遺跡巡礼しようとする原動力なのではないか,という気がする。”

jstage.jst.go.jp/article/jkg/6

白江幸司 さんがブースト

 よせばいいのに「DVや虐待がなければ、離婚しづらい社会の方がいい」と発言した自民・谷川とむ議員の略歴を調べたら、離婚歴があるのね。私怨答弁すな。

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こういう博論単行本見つけた。

古畑侑亮『コレクションと歴史意識: 十九世紀日本のメディア受容と「好古家」のまなざし』(勉誠出版、2024)

bensei.jp/index.php?main_page=

論文提出時の要旨

soc.hit-u.ac.jp/research/archi

白江幸司 さんがブースト

張子鳥シリーズ、こちらの作家さんのレモンケーキ燕もめちゃ良いですよ。
toriin.theshop.jp/items/619089

パウンドケーキめじろなどもいる…。
toriin.theshop.jp/items/619088

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