源蔵本店 @広島市南区
この店のタイトルは大衆食堂。もちろん定食もある。けどここは酒場。さよりの刺身をと頼んだら今日は無いんよとの返事。「何があるか見る？」とおばちゃんが冷蔵庫まで手招き。ついて行ってその中から瀬戸内のシャコ、更におばちゃんオススメの「魚の皮」はポン酢にもみじおろし。おや、皮うまーい。シャコは爪を食べんにゃぁね。
ビールの続きのお酒は酔心の上撰を冷やで。安芸ならではの穴子の付け焼き。そして豆腐の煮付。出汁で煮とるだけなんよとおばちゃんは言うけど、これはまた食べたい。
相席の常連さんが帰り、一人酒してたら「新聞でも持ってきましょうか」とお店のお兄さん。温かいねぇ広島。テレビでカープに点が入ると店内大騒ぎ。今日のバックネット裏のチケットを持った隣のカープ女子達は、一杯引っ掛けて気合い入れてから参戦すると言う 笑
あきちゃん @広島市西区
今日はホルモンの天ぷらを。隠れた広島名物。
しろにく(ミノ)、ハチノス、センマイ、ビチ(赤センマイ)、オオビャク(大腸)、チギモ(脾臓)、やおぎも、ガリ。天ぷらなんて初めて食べた。出てきた天ぷらを小さなまな板に載せて、自分で切って食べる。お店オリジナルのポン酢にあまり辛くない粗挽き唐辛子をザバッと入れて、そこにチョチョンと浸けて。
なんというかまぁまさにホルモンの天ぷらで、それ以上でもなくそれ以下でもなく、しかし想像以上に美味しい。ホルモンの旨味が表にグッと出てくる感じ。レモンサワー最高。
これ、アリだな。また食べたい。
まるさん @東京都豊島区
まずはホッピーとなめろうを注文。トントントンとまな板を叩く音に続いて届いたなめろうはキラキラと。味噌の塩梅もいいし、この店は魚がよさそうだ。
この店の佇まいはまさにザ・昭和。池袋駅西口の今どきの喧騒の中で、引き戸の中に入ると時代がグワっと戻る。やってくる常連さんは店に入るなりダラーンと肩の力を抜く感じ。テレビではNHKニュース。カウンターで一人飲む30代前半くらいの若い女性常連もいるのはこの店の魅力を表す。
お店はかなりご高齢の大将と、その息子さんくらいの男性。多分息子さん。ホールを任せた父親に仕事を振りながらも、息子さんが手をかけてサポートする。暖かい親子の関係を目の当たりにする。ごめん、ちょっとウルっときた。
料理はね、ちゃんと手間をかけてて美味しい。いわしつみれポン酢はいいぞ
茂直 @埼玉県八潮市
この街は初めて。
ホテルにチェックインしたところまではいい。しかしこの街、酒場がチェーン店しかないのだ。そしてそのほとんどが焼肉、焼鳥、ホルモンなどの肉ばかり。つくばEXが開通してから街が発展し、若い世代が多い町なのだろう。
これは困った今宵はサイゼ飲みか、と思いながら地図アプリで探したらやっと一軒良さそうなお店を発見。やってきた次第。
ビールにはアジフライ、そして日本酒に焼き茄子を。この茄子、宮崎県の佐土原で採れる佐土原茄子という品種なのだと。この時季に既に旬を迎え、淡く滑らかな味わいの中にしっかりとした茄子の甘み。佐土原行ったことあるけど茄子は知らんかった。焼き茄子好物だし、これは美味しー。大将達とも楽しい会話。
いやぁ、救われた。この街はこの店一択である。
