明日の夜は久しぶりにオンライン読書会を開きます。新しいメンバーも加わったので、短めのものを用意しました。ルース・レンデルの「Lizzye's Lover」。長さだけで何となく選んでしまいましたが、日常の何気ない会話に潜む暴力の危険をまざまざと見せられる、ヘヴィな作品でした。
今のところ論点として整理しているのは以下の9つ。これを英語で話す即応力はないため勢いメモ頼みになりますが、読み上げ的になってしまって議論とは……と悩ましいところです。
1.ロバート・ブラウニングの詩「ポルフィリアの恋人」と本作品の関係性
2.マイケルの行動の動機と心理
3.リジーの性格と行動の背景
4.物語の展開における暴力の描写とその効果
5.Victorian時代の道徳観と現代の価値観の対比
6.作品のタイトル「Lizzie's Lover」の意味と皮肉
7.色彩表現(特に紫色)の象徴性
8.教師という立場にあるマイケルの行動の倫理性
9.物語の結末が読者に与える衝撃とその意図