昨日は連れ合いの祖母のお墓参りへ。90過ぎて家が洪水で浸水するまで一人で暮らしていたタフなおばあちゃんでした。ほんっっっっとに何もしない長男に代わって孫の連れ合いと私が週に一度、買い物で訪問。施設入居を渋ってはいたけれど、いざ入ってしまったら、スタッフの人たちの「美人、きれい」という褒め言葉がまんざらでもなかったようで、紅をさしたりスカーフを巻いたり、輝いていました。
それが、たった一度、体調を崩してしまってからみるみる悪くなり、何も食べられない状態に。あの夏は施設に配慮いただき、一日3回、連れ合いと交代で施設を訪ね、スプーン一杯の水を口元に運んだのでした。施設の方はきっと「もう駄目だろう」と分かっていたのだろうけれど、家族の気持ちが済むように気を遣ってくれたのだろうな。ありがたいことです。
結局、喪主も連れ合いが務め、私も傍らで葬儀を取り仕切る経験もさせてもらった。ただし、遺言でお墓の管理は長男に。それが、三回忌が終わったらとっとと墓じまいをすると言い出した。おばあちゃん、あれだけ「長男にはお墓の管理をしてもらうから」と信頼してたのにね。
このお盆のお参りが最後になる。掃除の間、墓石のところに置いた麦茶があっという間にぬるくなるほど暑く、でも、だからこそ、この最後のお墓参りのことは忘れないと思う。