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おはようございます。

本日は「世の中を厭って離れるほど難しくはないでしょうに、宿を貸してはくれないのですね」という西行法師の歌を新古今和歌集から。
旅の途中、雨に降られて宿を借りようとしたら、遊女に「お坊さんでしょ」って断られたそうです。遊女の返答歌もある。自由な時代だなー、と思いました。

本日は暑そうです。皆様どうぞご安全に。

9/6 No.453
世の中を厭ふまでこそかたからめかりの宿りを惜しむ君かな

西行法師 新古今和歌集



おはようございます。
本日は「秋も果てようとしている寂しい風景の中で、誰と有明の月を見ましょうか」と言う歌を新古今和歌集から。

まだ全然、秋終わりませんけど(と言うかまだ夏みたいですが)、空気は乾燥してきたなあと思います。皆様どうぞご安全に。

9/4 No.452
秋はつる羽束の山のさびしきに有明の月を誰と見るらむ

前中納言匡房 新古今和歌集



おはようございます。
本日は「ひぐらしの鳴く夕暮れには、風以外に訪ねてくる人もいないなあ」と言う歌を古今和歌集から。

秋らしい風になってきました。気温差が大きい季節なので、皆様体調などお気をつけて。

9/3 No.451
ひぐらしの鳴く山里の夕暮れは風よりほかにとふ人もなし

よみ人知らず 古今和歌集



書く時間あったー。
本日は「秋萩の咲き乱れる野辺の夕露に濡れながらいらっしゃい、夜が更けたとしてもあなたを待っています」という歌を、新古今和歌集から。

雨が降ったり止んだり晴れたり降ったり忙しい天気。皆様どうぞご安全に。

9/1 No.450
秋萩の咲き散る野辺の夕露に濡れつつ来ませ夜は更けぬとも

人麻呂 新古今和歌集



本日は「ここが最後の場所、と思い、死ぬのをいまかと待っているが、蓬の近くに松虫が泣いているよ」という秋山の風景の歌を新古今和歌集から。

俊成88歳の時の歌らしく、平安時代ではかなりご長命ですね。
台風、少し勢力弱まりましたが、雨の被害はまだあります。どうか皆様ご安全に。

8/31 No.449
しめおきて今やと思ふ秋山の蓬がもとに松虫の鳴く

皇太后宮大夫俊成 新古今和歌集



おはようございます。
今日は「老いたと我が身を責めていたけれど、老いなければ今日のような日に出会うこともできなかったよ」という歌を古今和歌集から。

台風が近づいて被害が拡大しています。皆様どうぞご安全に。

8/30 No.448
老いぬとてなどかわが身をせめきけむ老いずは今日にあはましものか

敏行朝臣 古今和歌集



おはようございます。
本日は「旅先で草枕を結っていたが、夕風が寒くなってきたので、宿を借りようかなあ」という歌です。
当たり前なんですが、野宿がかなり一般的だったようで、平安貴族たくましいな…って気持ち。

台風の接近している地域の皆様は、どうぞお気をつけて。ご安全にお過ごしください。

8/28 No.447
草枕ゆふ風寒くなりにけり衣打つなる宿や借らまし

貫之 新古今和歌集



おはようございます。
本日は「おかしいなあ、昔語りをしていたら月がすっかり雲に隠れてしまったよ(時間がたっていたようだよ)」という歌を新古今和歌集から。

台風が近づいてます。早めの備えをして、ご安全に。

8/26 No.446
あやしくぞ帰さは月の曇りにし昔語りに夜やふけにけむ

法橋行遍 新古今和歌集



本日は「私のためだけに来る秋ではないが、虫の音を聴くと悲しい気持ちになるよ」という歌を古今和歌集から。

今日も朝からギラギラ、ゆるりと過ごしましょうー。

8/24 No.445
わがために来る秋にしもあらなくに虫の音聞けばまづぞかなしき

よみ人知らず 古今和歌集



おはようございます。
本日は、「煩わしいことが多い世を憂いて逃れてきたんだから、山の嵐も少し手加減して欲しい」という歌を新古今和歌集から。

暦の上では処暑ですが、まだまだ暑いです。皆様どうぞご安全に。

8/22 No.444
ことしげき世を逃れにし深山辺あらしの風も心して吹け

寂然法師 新古今和歌集



おはようございます。
本日は、「置き添えた露と一緒に消えもしないで、涙に浮き沈んでいます」という今生の別れを嘆く歌を新古今和歌集から。

本日も暑いです。皆様どうぞご安全に。

8/21 No.443
置きそふる露とともには消えもせで涙にのみも浮き沈むかな

読人しらず 新古今和歌集



おはようございます。

本日は、「秋になって雁が連なって飛んでいくのが見える月の夜だよ」という歌を古今和歌集から。
旧暦だと夏が六月末までで、七月は秋という区切りだったようで(まあ新暦でも八月に立秋ですが)、であれば、今頃の時期に雁も渡ってくるんですね。

雨で陽射しは遮られていますが蒸し暑いです。
みなさまどうぞご安全に。

8/20 No.442
白雲に羽うちかはし飛ぶ雁の数さへ見ゆる秋の夜の月

よみ人知らず 古今和歌集



おはようございます。
本日は「夏の野を行く牡鹿は鳴かないが、足元の露を落としている(自分が泣いていることの暗喩)」という恋の歌を新古今和歌集から。

33度予報で少し涼しいなと思ってしまう朝。皆様どうぞご安全に。

8/19 No.441
草深き夏野分けゆくさを鹿の音をこそ立てね露ぞこぼるる

摂政太政大臣 新古今和歌集



珍しく1週間も休んだら、思ったように筆が動かなくなってて驚き。

本日は「寝ている間に秋が来たのだろうか、今朝の空気は昨日までとは違うね」という歌を新古今和歌集から。

8/18 No.440
この寝ぬる夜のまに秋は来にけらし朝けの風のきのふにも似ぬ

藤原季通朝臣 新古今和歌集



おはようございます。
本日は、白い滝を見ながら「天女がその白い衣を晒しているのではないか」という見た目だけでも涼しげな歌を、新古今和歌集から。

本日も猛暑です。皆様どうぞご安全に。

8/11 No.439
久方の天つ乙女が夏ころも雲居にさらす布引きの滝

有家朝臣 新古今和歌集



おはようございます。
本日は「雲の乱れ動く夕空に秋の気配を感じさせながら、風もまだ秋風とははっきりわからないように、穂を出さない萩の上を吹いているよ」という夏と秋の間を詠んだ歌を、新古今和歌集から。

本日も猛暑です。皆様どうぞご安全に。

8/10 No.438
雲まよふ夕べに秋をこめながら風もほに出でぬ萩の上かな

前大僧正慈円 新古今和歌集



おはようございます。

本日は立秋。平安時代も立秋の時にはまだ暑かったようで、風や波の涼しさに秋を見出していたようです。「川を吹く風は涼しいことよ、打ち寄せる波とともに秋も立っているのだろうか」という立秋の歌を、古今和歌集から。

残暑厳しいですが、皆様どうぞご安全に。

8/7 No.437
川風の涼しくもあるかうち寄する波とともにや秋は立つらむ

貫之 古今和歌集



おはようございます。
本日は「夏と秋の風が行き交う空の通り道は、片側を涼しい風が吹いているのだろうか」という秋を待つ歌を、古今和歌集から。
明日は立秋、暦の上では夏の終わりです。

とはいえまだまだ地上は暑いです。皆様どうぞご安全に。

8/6 No.436
夏と秋とゆきかふ空のかよひぢはかたへ涼しき風や吹くらむ

躬恒 古今和歌集



本日は「山の中のあなたの庵を尋ねてきたけれど、あなたがいなくて泣きながら帰っています」という歌を新古今和歌集から。

暑いので皆様どうぞご安全に。

8/5 No.435
苔の庵さして来つれど君まさで帰る深山の道の露けさ

恵慶法師 新古今和歌集



おはようございます。
ほんのり、朝の暑さが和らいだ感じがしますが、曇ってるせいかもしれない。

本日は「誰のところにも来るというほととぎすを、待ちくたびれてしまいました」という紫式部の歌を新古今和歌集から。

まだ昼間は暑いですが、皆様ご安全に。

8/3 No.434
誰が里もとひもや来るとほととぎす心の限り待ちぞわびにし

紫式部 新古今和歌集



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