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3/12 No.323
いそのかみ古き都を来てみれば昔かざしし花咲きにけり

読み人知らず 新古今和歌集



3/11 No.321
咲きそめし時よりのちはうちはへて世は春なれや色の常なる

貫之 古今和歌集



本日の「光る君へ書写」は劇中で出てきた古今和歌集の歌を。

熱烈な求愛を冷静に諭されまくっていたけれど、結果的に思いは遂げられて良かったね。なるほどこの後の紫式部の結婚は偽装で、やっぱり藤壺の物語を書く土台になり、そして道長だけがそれを読み解ける壮大なラブレターになるのか……という気持ち。

そして毎週書いて本日で10回、光る君へ書写続いたよー!



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思ふにはしのぶることぞまけにける色にはいでじと思ひしものを

読み人知らず 古今和歌集

あの人を思う気持ちの強さには、耐え忍ぶことの方が負けてしまった。決して表には出すまいと思っていたのに。(解説: 角川ソフィア文庫)

3/10 No.320
枕だに知らねばいはじ見しままに君語るなよ春の夜の夢

和泉式部 新古今和歌集



3/8 No.319
吉野山さくらが枝に雪散りて花遅げなる年にもあるかな

西行法師 新古今和歌集



3/7 No.318
ありとても逢はぬためしの名取川朽ちだにはてね瀬々の埋れ木

寂蓮法師 新古今和歌集



3/5 No.317
面影の霞める月ぞやどりける春や昔の袖の涙に

皇太后宮大夫俊成女 新古今和歌集



3/4 No.316
けふ来ずは明日は雪とぞ降りなまし消えずはありとも花と見ましや

業平朝臣 古今和歌集



3/3 No.315
立ち昇るけぶりをだにも見るべきに霞にまがふ春のあけぼの

前左兵衛督惟方 新古今和歌集



3/2 No.314
霜まよふ空にしをれし雁がねの帰るつばさに春雨ぞ降る

藤原定家朝臣 新古今和歌集



3/1 No.313
花散らす風のやどりは誰か知る我にをしへよ行きてうらみむ

素性法師 古今和歌集



2/29 No.312
桜花春くははれる年だにも人の心にあかれやはせぬ

伊勢 古今和歌集



2/28 No.311
春を経てみゆきになるる花の陰ふりゆく身をもあはれとや思ふ

藤原定家朝臣 新古今和歌集



おはようございます。本日の書写。
そして実は本日もお休みです。ゆうきゅうー。

2/26 No.309
梅散らす風も越えてや吹きつらむかをれる雪の袖に乱るる

康資王母 新古今和歌集


2/25 No.308
散りぬればにほひばかりを梅の花ありとや袖に春風の吹く

藤原有家朝臣 新古今和歌集



2/24 No.307
照りもせず曇りもはてぬ春の夜のおぼろ月夜にしくものぞなき

大江千里 新古今和歌集



2/23 No.306
春ごとに流るる川を花と見て折られぬ水に袖や濡れなむ

伊勢 古今和歌集



2/22 No.305
思ひあまりそなたの空をながむれば霞を分けて春雨ぞ降る

皇太后宮大夫俊成 新古今和歌集



2/21 No.304
月夜にはそれとも見えず梅の花香をたづねてぞしるべかりける

躬恒 古今和歌集



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