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12/27 No.253
急がれぬ年の暮れこそあはれなれ昔はよそに聞きし春かは

入道左大臣 新古今和歌集



12/25 No.252
隔てゆく世々の面影かきくらし雪とふりぬる年の暮れかな

皇太后宮大夫俊成女 新古今和歌集



12/24 No.251
この頃は花ももみぢも枝になししばしな消えそ松の白雪

太上天皇 新古今和歌集



12/23 No.250
世の中のはかなきことを見る頃は寝なくに夢の心地こそすれ

盛明親王 新古今和歌集



お題を選んでいるところで恩師の訃報が届く朝。
世の中のはかなきこと、ですね。

12/22 No.249
石走る初瀬の川の波枕はやくも年の暮れにけるかな

後徳大寺左大臣 新古今和歌集



12/20 No.248
昔思ふ庭にうき木を積みおきて見し世にも似ぬ年の暮れかな

西行法師 新古今和歌集



12/18 No.247
かへりては身にそふものと知りながら暮れゆく年を何慕ふらむ

上西門院兵衛 新古今和歌集



12/17 No.246
草も木も降りまがへたる雪もよに春待つ梅の花の香ぞする

右衛門督通具 新古今和歌集



12/16 No.245
雪降れば峰の真榊埋もれて月にみがける天の香具山

皇太后宮大夫俊成 新古今和歌集



12/14 No.243
音羽山さやかに見ゆる白雪を明けぬと告ぐる鳥の声かな

高倉院御歌 新古今和歌集



12/13 No.242
けふはもし君もや問ふとながむれどまだ跡もなき庭の雪かな

皇太后宮大夫俊成 新古今和歌集



12/12 No.241
初雪の布留の神杉埋もれてしめ結ふ野辺は冬ごもりせり

権中納言長方 新古今和歌集



12/10 No.239
月ぞ澄むたれかはここに紀の国や吹上の千鳥ひとり鳴くなり

摂政太政大臣 新古今和歌集



12/8 No.237
志賀の浦や遠ざかりゆく波間よりこほりて出づる有明の月

藤原家隆朝臣 新古今和歌集



12/6 No.236
片敷きの袖の氷も結ぼほれとけて寝ぬ夜の夢ぞみじかき

摂政太政大臣 新古今和歌集



12/5 No.235
冬深くなりにけらしな難波江の青葉まじらぬ蘆のむら立ち

大納言成通 新古今和歌集



12/4 No.234
影さへに今はと菊のうつろふは波の底にも霜や置くらむ

坂上是則 新古今和歌集



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