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『ザ・コントラクター』観たー(WOWOW配信)!あらすじだけだとすでに大量に存在するアクションサスペンスと変わらないのですが、クリス・パインが主演しているだけあって、ジャンル映画としての娯楽性を維持しつつ強い社会批評と印象深い心理描写のある佳作でした。ル・カレ的な個人の苦悩が世界の謀略に直結する悪夢的サスペンスでありつつ、きっちりドンパチやってくれる。ベルリンでこのテーマながら、映像は『ボーン』シリーズからちゃんと離れている感じもしてよかった。

『NOPE』、自分が一番フレッシュに感じてしまったのは主人公たちの造形で、撮影現場でまともに人に意志を伝えられない兄にせよ人の話を聞けない妹にせよ本当にいらいらするのだけど、その二人の意志の伝え方こそが死地をくぐり抜けることに成功する、というクライマックスは本当に見事でありました。たぶんあのあとも失敗続きの人生だと思うのだけど、「思い知ったか!うちらは最強なんだ!」と泣きながら勝利を叫ぶ妹の声を思い出すと、心の底から応援したくなってしまうというか。いや、自分含め人間ってこういうふうに弱いし、強いんだよな…という。

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『NOPE』、公開時に宇多丸さんの批評を聴いていたので、抽象的な含意はある程度意識しながら観た。あのシットコムの事件がもたらす更に大きな悲劇、悲しいけれど人間はこうなってしまうかもしれんな…(いいやつだと思ってたけどおまえ馬を何頭使ったんだよ、と思うと彼の裏面に愕然とする)という説得力があって、主人公たちの顛末とも緊密に響き合う映画の支流だった。いかれたプロフェッショナルの末路とあわせて『イントゥ・ザ・ストーム』も思い出したな

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『NOPE』、テレビで観ており本来作り手たちが考えた環境とはかけ離れた見え方だとは思うのだけど、それでも映像の見事さはある程度わかった。クライマックスが日中に展開されるとは思わず、あの光のなかでのアクションや敵の姿にはちょっと神聖なイメージすら感じてしまったな。Midjorneyが流行ったとき、聖書のなかの天使の描写を絵として出力させたら…というイメージが話題になっていたけど、あれを思い出した。

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おおっ、月見さん、マストドンにもいらっしゃったんですねー!これからもよろしくです!!

『NOPE』観たー(WOWOW配信)!いやー、前評判通りの面白さでありました。ジャンル映画としての予測はつくけど、敵がとてもオリジナルなので行動の予測がつかず、むちゃくちゃハラハラする。あとあれが最後の一つとは思えないわけで、諸々込みで「お次はなんだ?」のあの映画を思い出してしまった。自分、ああいう系の敵と被害者の描写がすごく苦手なんですけど、なぜか観てしまうんだよな…。

今のところ情報や他人の話の収集と拡散はTwitter、自分からの発信はマストドンという切り分けで、もともと後者はTwitterでやてってももっぱら壁打ち状態で多くの人に反応がもらえるわけじゃなかったから、仕方ないかな(いつも反応くれるかたには本当に申し訳ないけど)という気分だったのだが、TLが寂しいままというのもなかなかこたえるなと思えてきた。

それにしても、『幻日のヨハネ』がここまでの段階で示しているてらいのないコミュニティへの信頼、今の自分にはほとんどないのだなあと実感している。考えてみれば普段働いている場所や住んでいる場所(人々)への信頼はいまやほとんどない…というか本当は無垢に信じたいけども信じられない、という状態で、そりゃフィクションのなかであってもそう簡単には信じられまい。『サンシャイン!!』を観ていたあのころから随分わたしも変わってしまった。

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『君たちはどう生きるか』より『屋根裏のラジャー』のほうがweb上の公式発信の情報量が多い

というか、『幻日のヨハネ』4話のことを考えていてようやく『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の何が不満だったのか言語化できたな。全員異なって個性的なはずのドラマが、どれも「最後にライブシーンがある」という同じ構成・コストによって語られ均質化してしまうのが受け入れられなかったのだ

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『幻日のヨハネ』4話、3話もそうだったけども、「ラブライブ!といえば歌」という固定観念を捨ててほしかった。確かにファンとしては新しい楽曲が聴ければ嬉しいけれども。ラブライブ!本編と違って、脚本と歌がそこまで密接には結びついていないにも関わらず、製作スケジュールを大きく制限する楽曲の使用を考えているために作品全体のクオリティの方向性が制限されてしまっているのではないか。『虹ヶ咲学園』がそれまでのラブライブ!から離れようとしているにも関わらず、楽曲を用いることを優先したゆえに、個性を失ってしまう(物語や人物のエモーションの高まりや変化は個性的なのに、最後にかならずライブシーンが挟まれるために均質化してしまう)失敗をしていたことを思い出してしまう。

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『幻日のヨハネ』4話、というかそれでもまだ4話ということに驚き、まだまだ希望は残るとは思った。「宿題」への解答もこの程度でよいとは思えない。ライラプスがすべてを背負ってしまうっつうか、ライラプスを演じる日笠陽子の演技のよさがすべてを背負ってしまっている状況はAqoursや『ラブライブ!サンシャイン!!』という作品が持つポテンシャルを考えるとほんと悔しいんですけども。

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『幻日のヨハネ』4話観た。ヨハネにとって最も縁遠そうな明るさと遠慮のなさを持つ二人、ということでヨウとカナンをまとめて一話としたのはよかったと思った。余計に二人の暑苦しさというか、ヨハネにとって対処の困る感じがわかりやすくなる。とはいえそれを、ヨハネにとってはあまり顧みたくない孤独な記憶と絡めつつも、彼女が持っている他人への関わりづらさを描けていたかというと疑問。すごく小さい会話の失敗に大きく凹んでしまうあたりからもっと膨らませられたのでは…。ヨハネのもっと嫌なところも観たいというか。最後のミュージックビデオ的でしかないパートも含めて相変わらず惜しいという気持ちが大きく残る。

とても暑い。世の中にはすでに、夏休み!という感じもありこれはこれで楽しい。

『君たちはどう生きるか』、自分の過去作のイメージの引用の多さ、新奇なものを生み出す力の衰退、といったことをネガティブに受け取る人が多い印象だけど、自分にとっては同じテーマを繰り返し表現する作家のありようって「まあそういうものだよな」と受け止められるものだから、そんなに責められることかなと思った。それこそ先日死んだクンデラとかさ。

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明日の『君たちはどう生きるか』の劇場の埋まり具合を見ている。今日よりちょっと増えている感じかな。いいぞいいぞ

『君たちはどう生きるか』観た!すばらしかったです。すさまじかった。できるだけ早く映画館で観ることをおすすめしたいです。情報をまったく出さなかった宣伝に心から礼を言いたいし、多くの人になにも知らない状態で観てほしい。
観ている間、「これは賞レースに食い込むのではないか」とずっと思っていたのだけど、TLの感想はあまりそういう感じではなくて(宮崎駿のキャリアや作家性込の話がほとんどで、映画単体としてはあまりよい評価がされていない印象)、驚くと同時に、最近自分は全く映画館で映画を観られていなかったから、きちんと今の映画を観ている人にとってはさほどのものではないのかもしれない、と思った。少なくとも、『シン・エヴァ』と『すずめの戸締まり』は観て臨むべきだったなと反省している。
というような自分の評価への疑問もないではないけど、基本的にはすばらしい傑作映画だった、という高評価は変えられない。公開二日目で観られて本当によかった。しばらくは胸の中でずーっと考えることになると思う。

関千枝子『広島第二県女二年西組』、伊藤明彦『未来からの遺言』と並んで広島・長崎の原爆に関する忘れがたいノンフィクションだった。自分の読んだ広島原爆に関係する本のなかではベストであり誰かに薦めるならこれだな…とか思ったのだが、そもそも自分、広島原爆に関する本をそんなに読んでなくない?と気づいて愕然。

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【広島第二県女二年西組―原爆で死んだ級友たち (ちくま文庫)/関 千枝子】
圧倒された。緊密な構成、挿入される膨大な細部。遺されたものたちの言葉や記憶は真偽だけで判断されず、その背景にある思いをのせて書き込まれる。級友たちの無惨な死を多数目の...
bookmeter.com/reviews/11489394

てぎ さんがブースト

大変に邪悪な予感をいろいろと感じる

「支払額の計算方法や、分配の比率は現時点では明らかになっていないが、1万ドル近い報酬を獲得した保守系ユーチューバーのベニー・ジョンソンは、過去28日間のインプレッションが4億3300万回だったことを開示している」

ツイッターが広告収入の分配を開始、初回は総額500万ドル
news.yahoo.co.jp/articles/354d

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