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主体であること、なかなかハードである。

春にして君を離れ 

自分で選択して失敗して、失敗の責任を負う、冒頭のブランチのような、そういう主体性。

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春にして君を離れ 

主人公の夫は妻の独善に諦観の態度を取りながら、妻が無理解だから農場経営の夢は叶わなかったと自分を納得させもできる。他人に邪魔をされたから(だから仕方ない)という。

さんがブースト

『徐京植 回想と対話』
第Ⅰ部 自己形成と思索の軌跡
koubunken.co.jp/book/b600260.h

──朝鮮について言えば、旧植民地出身者は戦前から日本に住んでいて、当時までよかれあしかれ日本国籍保持者であり、限定的だけど参政権もあったのが、全部ゼロになる。そういうとんでもないプロセスが、当事者との相談もなく日本社会で大きな問題となることもなく進行したのが戦後憲法の制定過程です。女性参政権などを強調して「新しい民主国家の夜明け」とか言っている傍で他者の否定が進行した。他者を否定しない形で戦後日本が出発していれば現在のようではなかったと私は思います。
 典型的には、憲法一〇条の「日本国民の要件」と一一条の「すべて国民は、基本的人権の享有を妨げられない」に現れている。「国民」は原文で「people」ですから、それを「国民」とし、その国民は「国籍保持者」であると限定的解釈をして、換骨奪胎を図っていく。こういう言葉に対するシニシズムっていうのは、ある意味では日本の奥深い伝統で、ロゴス(言語的理性)に対する冒涜でもある。恣意的に違う解釈をしてそれを押し通すというところは、歴代の日本政府が論理的な説明もしないとか、勝手な解釈を押し通すということにも通じていると私は思います。

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さんがブースト

『徐京植 回想と対話』
第Ⅰ部 自己形成と思索の軌跡
koubunken.co.jp/book/b600260.h

──振り返って今の日本を見ると、あの九〇年代の議論全体は何だったんだろうと思わざるをえません。私はその時、「天皇制とはプレモダンとポストモダンの結託だ、癒着だ」と言いました。天皇制は近代以前のものだが、民主制を超えたものだ、ということを都合よく言ってしまうと、それは近代以降の天皇制の責任、日本国家の責任を無化する「はぐらかし」にしかならない。しかし、まさに今、天皇制を問題にする日本人はますます少なくなっており、たとえばリベラル派の論客として知られる内田樹氏は、自分は「立憲デモクラシーと天皇制は両立しない」と考えていた時期があったが、いまでは「天皇主義者に変わった」と宣言しました(『朝日新聞』二〇一七年六月二〇日)。国家には「政治指導者などの世俗的中心」とは別に、天皇のような「超越的で霊的な」中心がある方がよい、と公言しています。それに、ほとんど誰も異を唱えないようになってしまいましたね。

記事を読もうとすると出てくる広告が邪魔で仕方ない。

「光州事件」を超えて〜韓国民主化の中で40年生き続けた光州5.18を知る(中)
imidas.jp/jijikaitai/D-40-142-

「光州事件」を超えて〜韓国民主化の中で40年生き続けた光州5.18を知る(下)
imidas.jp/jijikaitai/d-40-143-

 “光州5.18は、大統領直接選挙制を求める1987年6月をピークとする民主化運動の随所に影響を与えた。同年1月、民主化運動を行っていたソウル大学生、朴鐘哲(パク・ジョンチョル)氏が韓国内務部・治安本部の拷問により死亡する事件が起きた。だが当局は当初これを事故と発表し、後に加害があったと認めるが、その実態を矮小化した。しかし良心ある関係者の告白により、過酷な水拷問による死亡であることが明らかにされた。これを「天主教正義具現全国司祭団」が暴露したのは、1987年5月18日の「光州5.18」7周忌追悼ミサの場であった。”

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「光州事件」を超えて〜韓国民主化の中で40年生き続けた光州5.18を知る(上)
imidas.jp/jijikaitai/D-40-141-

 “だが、光州市民のこんな奮闘や戒厳軍の狼藉は、韓国の他の地域には全く伝わっていなかった。「報道指針」と呼ばれる厳しい報道規制のためだった。韓国の18日、19日のニュースに光州は取り上げられなかった。業を煮やした市民たちは公営放送KBS、MBCの光州支社を占拠し、火を放った。20日、『全南毎日新聞』の記者一同は辞表を白紙の新聞に掲載する。「私たちは見た。人が犬のように引きずられ死にゆく姿をしっかりと見た。しかし新聞にはただ一行も載せられなかった。これを恥じ私たちは筆を擱く」。”

「ソウル取材報告〜民主主義の瞬発力」
出演:「コリア・フォーカス」編集長・徐台教さん
open.spotify.com/episode/5K5x1

「人間が尊厳を持つ存在だと思うから、それが砕けたのを見ると苦しいのです。」

暴力に満ちた世界で、希望を想像する 問い続ける作家ハン・ガンさんasahi.com/articles/ASS5W2HMJS5

“加藤 日本やヨーロッパと違って、アメリカには今でもクレドが生きているんじゃないですか。
丸山 そのクレドが一面では、マッカーシズムのような形で出るけれどね。
加藤 それでも、一人でそれに反対するのがずいぶんいたと思うんですよ。ヴィエトナム問題でもそうですが、自由とか正義とかの信念に基づいて一人で立ちあがる。価値を内在化したという意味での個人ですね。それがアメリカにはずいぶんあると思うな。ペンタゴン・ペイパーを出した記者にしてもね。日本と違うんだ。「みんなで」反対しましょうとか、「みんなで」賛成しましょうよか、いうんじゃなくて、個人の信念で反対する。あれはすごいと思う。”

『歴史・科学・現代  加藤周一対談集』satotarokarinona.blog.fc2.com/

 “どれほど簡単なことなのか。
希望がないと言うことは。世の中はもともとそんなものなのだから、これ以上は期待しないと言うことは。すっかりこの世界に対する信頼をなくしてしまったと言うことは。”

“どれほど簡単にそう言っていたのか。遺族たちの日常、毎日襲ってくる苦痛の中で何度も反芻する決心、そして断食、行進、その悲痛な闘いに比べて、世の中がもう滅びてしまったと言うことが、何かを信じることがもはやできなくなったと言うことが、どれほど簡単なことか。しかし、みんな一緒に滅びてしまったのだから質問しても無駄だ、と私が考えてしまったその世の中に向かって、遺族たちは、持てる力を振り絞って質問をしていたのだ。その空間、セウォルという場所に集まった人々を、私がもう信じるのをやめてしまった世界のある片隅を、信じてみようとしていた。ならば今度は、私は何をすべきなのか。彼らの質問に応答しなければならないのではないか。この世が滅びたと思ってしまったように、私まで滅びてしまわないためにも、応答しなければならないのではないか。”

「かろうじて、人間」ファン・ジョンウン
『目の眩んだ者たちの国家』
shinsensha.com/books/1043/

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さんがブースト
さんがブースト

夜明けの路地裏で
おまえの名を書く 民主主義よ
ぼくの頭はおまえを忘れて久しい 
ぼくの歩みがおまえを忘れて あまりに あまりに久しい
ただひと筋の
灼けつく胸の渇きの記憶が
おまえの名をそっと書かせる 民主主義よ
[後略]

『灼けつく渇きで』金芝河

さんがブースト

震える手 震える胸
震え こみあげる怒りで 板切れに
白墨で ぎこちなく
書く

息をこらし むせび泣きながら
おまえの名を そっと書く
灼けつく渇きで
灼けつく渇きで
民主主義よ 万歳
 『灼けつく渇きで』金芝河

『詩の力 徐京植評論集Ⅱ 「東アジア」近代史の中で』
koubunken.co.jp/book/b202018.h

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さんがブースト

「赦すか、赦さないかを決めるのは、被害者の権利」
―【光州事件】あの時、それからの女性たちは
d4p.world/22573/

「母は、民主化が何を意味するのかを知りませんでした。生きていくのに精いっぱいでしたから。でも、何が正しくて、何が間違っているのかは分かっていました。最初は『なぜ国のやることに抵抗するのか』と、デモに加わる人たちを心配していたようです。けれども隣の病院に次々と怪我人が運び込まれてくる様子を見て、気が付いたそうです。国が市民に銃を向けるなんて、間違っている、と」

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不安と寝不足で頭が重い。

 “3日夜に非常戒厳を宣布した尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、4日午前4時30分頃、「国会の戒厳解除要求を受け入れ、戒厳を解除する」と明らかにした。”
japan.hani.co.kr/arti/politics

“母体になりうる”から健康に気を遣っているわけじゃない。

あなたが妊娠や人口を語る前に
s-newscommons.com/article/5838

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