関東大震災の朝鮮人虐殺裏付ける政府の新文書発見 陸軍機関作成https://mainichi.jp/articles/20231213/k00/00m/010/124000c
“文書は、徴兵や在郷軍人の管理を担当していた陸軍の地方機関で、埼玉県西部の5郡を管轄する熊谷連隊区司令部が作成した報告書「関東地方震災関係業務詳報」。ジャーナリストの渡辺延志さんが発見した。”
【特集】薬物依存を考える “ハームリダクション”の現場から(2) 「尊厳を大切にされること」が回復につながる
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/332/
【特集】薬物依存を考える “ハームリダクション”の現場から(1) 薬物をやめることより「支援につながること」を重視
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/331/
【特集】薬物依存を考える “ハームリダクション”の現場から(3) いま日本に必要なことは?https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/333/
依存と『自己治療仮説』、犯罪というスティグマは物事を解決しないことなど
「薬物依存は、けっして道徳心や意志の強さ弱さの問題ではなく、そうしたことではどうにもならない、国際的な診断基準もある『病気』なんです。薬物の薬理効果が脳の快感中枢に作用して、快感をもたらすと言われているのですが、もっと正確に言うと、快感というよりは、ずっと心の中に巣食っていた痛みとか悩みが一時的に消えて楽になる、ホッとする。『苦しいときにはこれを使えばいい』という、いわば短絡回路ができてしまうんですね。それで止まらなくなってしまう。だから意志や根性ではどうにもならないのです」(松本さん)
“1941年12月の真珠湾攻撃当時、日本国内には24種類のアンフェタミンやメタンフェタミンを含む覚醒剤が販売されていたが、この年には「ヒロポン」の製造が始まっていた。この薬物こそ、1919年に日本人化学者が初めて合成した「メタンフェタミン」である。”
“政府は、この薬物を戦場に投入し、軍需工場の生産性を高めるためにも使った。それは「戦意高揚剤」と呼ばれた。”
“兵士に限らず、多くの労働者たちは、日常的に心身の限界を超えて追い込まれていった。戦争末期には特攻隊員に大量のメタンフェタミンが投与されたのは周知のことである。これは「突撃錠」または「特攻錠」と呼ばれた。”
戦争と覚醒剤の歴史を振り返る ナチスから湾岸戦争まで…自衛隊法も例外を認めていたhttps://globe.asahi.com/article/14980788
“人間の勇気なるものは、天から降ったり、地から湧いたりするものでなく、勇気が出せる主体的、客観的条件が必要である。
(森田竹次「勇気についてー患者の立場からー」『愛生』1954年、『森田竹次■評論集 偏見への挑戦』長島評論部会、1972年、収録)”
“そもそも、差別と闘うことは恐ろしいことです。そんな恐怖を前にして、人はそう簡単に「勇気」など出せるはずがありません。
だからこそ、差別されている人に「勇気を出せ」とけしかけるのではなく、勇気を出せる条件を整えることが大切で、そのためには孤立しない・孤立させない連帯感を育むことが必要だと、森田は訴えています。”
“森田は、孤立した弱者は「犬死にする」とも指摘しています。「犬死」という言葉を使うあたり、この人は差別されることの恐ろしさを骨の髄まで知っていたのでしょう。だからこそ逆に、差別との戦い方も熟知していたはずです。”
「自己責任」と「勇気」の話(荒井裕樹)https://note.com/poplar_bungei/n/n1c9d45ba7c2b
国連の難民フォーラム「日本に議長国の資格があるのか」 難民申請中の外国人たちが怒りの会見https://www.tokyo-np.co.jp/article/295649
批判を受けて取り止めたのではなく、言論の自由についてでも勿論なく、KADOKAWAの内部調整が上手く行っていなかったのではないか、という指摘。
ラジオで聴いていると、書名を読み上げる際に「伝染」という言葉が入っていること、書名に込められた意図、本当に酷いことだと再確認することになった。
https://open.spotify.com/episode/1AvELlDY2kIluoIaBJo6P0?si=qOnZanTdRoGnh8kB96S0Kw
途中になっているこれも読み進めたい。
満蒙開拓団
虚妄の「日満一体」
https://www.iwanami.co.jp/book/b281695.html
憲法前文の勢いについて……藤原辰史
“この期に及んで、わたしは悪くなかった、時代が悪かった、しょうがなかったんだ、なんて、あなたは所詮その程度の人だった。理想が簡単に実現しないなんて百も承知です。でも、わたしの荒みきった暗い心も、放射能に浸された子どもたちも、絨毯爆撃された廃墟も、もう、理想以外にすがるものはない。あなたを地中の闇に沈め、二度と這い上がらないようにしてあげましょう......こんな怒りで体の震えが止まらず、上ずっているような声を私は前文の行間に何度も聞いてきた。”
“「あなた」は必然的に自分をも名指す。だから、前文には人類の負い目もまたしみ込んでいる。自分たちが犯してしまった罪に対する身の縮まるような恥をわたしは感じることもある。”
#読書
“戦線の拡大に伴う兵員不足で、兵役には適さないはずの知的障害者が多く動員されていた実態も浮かび上がった。カルテの中では、400人以上が該当。軍隊生活の中で心身に異常を来した事例もあった。”
戦場で犯した罪 繰り返される悪夢 医師が守った兵士のカルテhttps://digital.asahi.com/articles/ASRCW7GGLRB9UTIL00R.html?ptoken=01HHACT1ZEDVT5Q6H4E3362Z3R&s=09
きょう、ガザのためのグローバルストライキが呼びかけられています。
全世界で行うことの意味は大きいと思います。
1. 買い物をしない、現金でもオンラインでも
2. 銀行口座を使わない
3. 家から出ない
4. フェイスブックとインスタを使わない
5. #StrikeForGaza でツイート
どうぞ、できる範囲で。
“「アウシュヴィッツ以後、詩を書くことは野蛮である」とは、これまでの指摘にあるとおり、「詩」に代表される文化的営為を指しています。この評論(『プリズメン──文化批判と社会』一九五五年)は、文化がますます形骸化し、商品化していることを批判することがひとつの主眼になっています(中略)。しかし、『啓蒙の弁証法』の著者アドルノは、文化の頽落、野蛮化を批判すればそれで事足りるとは思っていません。「アウシュヴィッツ以後、詩を書くことは野蛮である」という文は、その後の「そしてそのことがまた、今日詩を書くことが不可能になった理由を言い渡す認識をも侵食する」と切り離すことができません。つまりは、文化的営為の野蛮化を指摘するアドルノの言葉さえ、さらなる野蛮のなかに落ち込んでいく、という徹底的な自己批判の意識に貫かれているのです。”
植民地主義からホロコーストへ
第一一講 ナチズムの論理と実践
#読書
野蛮の言説
中村隆之https://www.shunyodo.co.jp/shopdetail/000000000692/
“アドルノとホルクハイマーはこの問いを相関関係のうちで捉えました。つまりナチズムとは、古い時代の〈野蛮〉ではなく「一種の新しい野蛮状態」だと捉えたのです。実際、本書執筆時には著者たちが知りえなかったガス室を用いた大量殺人は、死の合理化を推し進めた帰結でした。つまりそこには明らかに「文明」が絡まりあっているのです。こうした論理を導出することで、『啓蒙の弁証法』は「啓蒙」それ自体が「野蛮」(本書では「神話」という語で語られます)との絶えざる弁証法的関係にあり、「人類」は決して「野蛮」から逃れることができないことを提示したのです。この意味で『啓蒙の弁証法』とは、西洋が前提としてきた文明の側から見る〈野蛮の言説〉それ自体を切り崩す認識を秘めています。”
植民地主義からホロコーストへ
第一一講 ナチズムの論理と実践
野蛮の言説
中村隆之https://www.shunyodo.co.jp/shopdetail/000000000692/
「何故に人間は、真に人間的な状態に踏み入っていく代りに、一種の新しい野蛮状態へ落ち込んでいくのか」(『啓蒙の弁証法』岩波文庫、七頁)
“この問いの発見は、西洋の言説において揺らぐことのなかった文明と野蛮の図式それ自体を突き崩します。「みずから招いた未成年の状態から抜けでること」(カント)であるところの西洋における〈啓蒙〉のプロジェクトは、私たちの理解では、ダーウィンの進化論によって完成を見たはずでした。しかし、ヒトラーとナチ党による政権掌握と独裁は、人間が「未開」から「文明」へと進歩してきた、という未来志向の進歩主義史観を覆します。”
野蛮の言説
中村隆之https://www.shunyodo.co.jp/shopdetail/000000000692/
『あの子もトランスジェンダーになった』発売中止騒動を考える:ロマン優光連載269
https://bunkaonline.jp/archives/3197/4
読んだ本 これから読みたい本のメモ 思うことなど トランス差別に反対しています
takako3599@ohai.social こっちも