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マイナンバーカードに頻発するミスについて「全体からすればたいしたことのない数値」と「擁護」する言説も目立つが、実際、あの割合で町工場が欠陥製品を納入したら、取引停止にされたりする数字じゃないの?
なんか「冷静な俺」を演出したいんだろうけど、人為ミスが次々と引き起こされる現在のシステムに目をつぶっておきながら冷静も何もないだろうとは思う。

ちょっとしたエッセイを書く材料を探して行き着いた。各宗派、教団による「平和運動」「先の戦争協力の反省」など。大きな宗派は意思決定に時間がかかるせいか、やはり「遅い」ですよね。大逆事件に連座した僧侶(高木顕明とか内山愚童)に対する謝罪とか除籍免除も1990年代でしたし。
/「宗教界の歴史認識~戦争責任表明とその後(年表付き)」研究員レポート 宗教情報|宗教情報センター

circam.jp/reports/02/detail/id

院ゼミでは学生に「自分の専門に近い論文で、みんなで読んで議論したいものを持ち寄れ」と言っているのだが、地理学専攻の学生が持ってきたのが、丹羽弘一「地理学と社会的現実」というものだった。僕は彼の存在も知らなかったが、衝撃を受けた。
dlisv03.media.osaka-cu.ac.jp/i
丹羽さんの文には、NIMBY運動をいくつか列挙した後、ホームレスを襲った少年達の事件(80年代から頻発していた)が挙げられ、実は「あらゆる意味で排除されている者同士の、不幸で悲劇的な出会いに他ならない(p.4)」という指摘がなされていた。荒削りなエッセイに近い文章だが、それだけに生々しい提言や指摘が見られる。「困っている人をメシ(論文)のネタにして、それでいいの?」というラディカルな問いである。先日亡くなった宗教家の方からも「汗をかかない」僕のような研究者に苦言を呈されたことがあった。この丹羽さんに対する「追悼文」を、出版社「共和国 」の下平尾さんが書いていらっしゃったことも驚きだった。
blog.livedoor.jp/naovalis68/ar

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最近気持ち悪いのは、安倍晋三が第二次政権で重ねた不正疑惑や国会愚弄の批判的検証がメディアで全然なされず、その代わりにうさん臭い回想録だの岩田明子氏の回想記事などで「虚構の安倍神話」が形成されつつあること。岩田明子氏のNHK政治部時代の権力追従を批判せず持て囃すメディアの姿勢も異様。

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小野寺拓也・田野大輔『ナチスは「良いこと」もしたのか?』(岩波ブックレット)読了。最初、2段組で怯んだが、読みやすい文章でサクサク読めた。結局ナチスの「発明品」は、「すでに行われていたこと、他人がやろうとしたことを横から奪って「我々の業績です」と宣伝すること」だけだったか…。
一カ所だけ「あれ?」と思ったのは、「(環境・動物保護を推進して)「人間中心主義」の否定が行き着いた極北、それが強制収容所での有機農法であった」(p.94)という一節。遺体を肥料にすることなどが例示されているこの文脈では「否定」で正しいのだが、僕は高橋哲哉先生に「ナチズムはヒューマニズムである(要するに「この人種は絶滅させてもいい」というような判断を神ならぬ人間がおこなった「神が死んだ」人間中心主義のことを指す、と僕は理解している)」という衝撃的な掴みを一般教養の「哲学概論」で聞いた世代なので。

もう言葉を飾らずに言えば、検察は恥知らず。クソが。現世で「閻魔様」を気取っているようだが、死んで裁きに会うのはお前らだよ。

/以下のキャンペーンに賛同をお願いします!「【再審 冤罪袴田事件】検察は有罪立証せずに速やかな無罪判決のために審理に協力してください!!」

change.org/p/再審-冤罪袴田事件-検察は有罪立証

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有料記事がプレゼントされました!7月9日 22:36まで全文お読みいただけます

digital.asahi.com/articles/ASR

御厨先生のインタビュー。前半は正直、まあそんなもんか…という感じですが、末尾で安倍晋三回顧録を一刀両断するのは、さすがオーラルヒストリーの大家だと、大いに納得しました。

ただ、安倍晋三回顧録がひどいのは、当人のせいももちろんあるけれど、対等な聞き手として安倍に接さず、「お話をご拝聴させていただく」的、ぶっちゃけ茶坊主やお伽衆みたいなインタビュアーの責任も大きいのだろうと思います。まあそういう姿勢しか受け付けない安倍が、結局悪いともいえますが。

結局、「お仲間」の中で忖度してもらえる人間関係しか受け付けず、それ以外の外部は「あんな連中」でひたすら拒否して攻撃する以外の接し方を知らない、政治家としての公共的理念に欠けた人間だったのではないでしょうか。問題はそんな人間を、少なからぬ国民が担いだということです。

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わが国の政府、常に「どうあるべきか」ではなく「どう受容させるか」で動いている気持ち悪さがある。脳に直接快楽物質流しとけば満足するでしょ的な。

友人から回ってきて、賛同の署名をしました。ここに書かれているように、取材意図は良かったのに、何も知らないコメンテーターが台無しにしたんですよね・・・。前もこの大空某、辺野古の座り込みの抗議や入管問題に対して薄っぺらいしょーもないこと言ってたな。/TOKYO MXへの公開質問状|「堀潤モーニングFLAG」朝鮮学校報道を問う有志の会

note.com/mflag_munje/n/n402434

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Twitterさん、ちょい前に「おすすめ」というタブをデフォルト表示させて、見たくもないツイートを勝手に見せる仕様にしたじゃないですか。そんでマスクのツイートを激押ししてきたりさ。
あれって不必要にツイートをたくさん見せて、閲覧数で制限→嫌なら課金しろに誘導する準備だったのかな?
ま、なんにしろTwitterが災害時の情報インフラに使えるみたいな話はもう完全に終わったわけで、国や行政はちゃんとそこを考えて対応しないとね。(今日すでにTL見えない民)

奈良某所に建立された「留魂碑」というニュースを聞いて咄嗟に「それ、地縛霊やん」と思ってしまうくらいには、中岡俊哉の心霊写真とかの影響を受けた世代です。しかも刻まれた文字が「不動心」だもんな…。語源として吉田松陰の「留魂録」から取られているらしいけど。あと、西郷隆盛の「留魂碑」もあるのね。

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「Dappi」裁判で被告企業の社長が初出廷 「投稿者」の名前開示を拒否 10月に判決へ:東京新聞 TOKYO Web tokyo-np.co.jp/article/258513

このままだと原告完全勝訴で賠償額880万円がそのまま来るものと仮定して。

証言拒否して敗訴して880万円払ってまで隠し通したいことって、そうそうないよね。普通の企業なら、少しでもリスクを減らすためにいろいろ足掻くよね。

なんらかリスクを減らす努力をほぼ全てなげうって、そこまでして一体なにを隠したいんだ株式会社DAPPIは。

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『ちくま』7月号で、蓮實重彦が「マイナンバー」という言葉の胡散臭さを指摘している。識別の主体は行政で、番号を割り振ったのも行政であり、そこに個人の意志の介入する余地はないだろうと。それをマイナンバーと呼ぶことで、個人の能動性があたかも存在するかのように思わせられ、そして新聞とテレビは「マイナ」という醜い(と蓮實は言う。たしかに醜い)略語を連発することで、ありもしないフィクションの成立に加担したと。

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マイナンバーと保険証の一体化の話、医療機関側として言わせてもらうと、

①読み取り機とそれに繋がるWindows IoT のPCが不具合起こしたらまるっきり使えない
②NTTなどの通信事業者が回線の不具合起こしたらまるっきり使えない
③保険証の資格確認用サーバが落ちたらまるっきり使えない

という「医療機関」「通信事業者」「保険組合の資格確認用サーバ」のどれに問題が起きてもまるっきり使えないという現状を、紙の保険証無くす時にどう乗り切るかを全く回答していないので、お話にならないんだよな。

国は「10割負担で徴収してください」って軽く言うけど、その責任の所在はどうすんの???

そのうちNTTに対して集団訴訟とかし始めるやつ出てくるよ???

僕は学生から何を言われてもあまり気にしないようにはしているが(僕が怒るのはゼミ発表の無断欠席くらい)、アドバイスしたり参考になりそうな論文を紹介して「先生、有能!」と言われた時だけは「ちょっとその言い方、待てや」と言ってしまった。/無礼語辞典 amzn.asia/d/i1abTCj

今夜買った本。若林宣さんの『B-29の昭和史』(ちくま新書)、辻田真佐憲さんの『「戦前」の正体』(講談社現代新書)、吉田秋生先生の『詩歌川百景』3巻(小学館)、上山道郎先生の『悪役令嬢転生おじさん』5巻(少年画報社)。そう言えば大昔、韓国で「B-29」というスナック菓子があったっけ。大袈裟に言えば「受け取り方って、立場が変われば変わるもんだな」と子供心にも思った。

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okadaic.net/archives/15576
「さようならTwitter」と題された、岡田育さんのブログ記事。

私にとってTwitterは情報収集に便利なツールであり、感謝の気持ちくらいはあれどとりたてて想い入れはない。それでも

「『誰もがみな140字を1単位として短文を投稿する』という、我々が愛したあのSNSの、最も重要で最も美しいたった一つの詩的なコンセプト」

という箇所にはちょっと感動した。

Twitterで「チャールズ国王」というのが「トレンド」に上がっていたので少し見に行くと、戴冠式に行っている秋篠宮一家に対する誹謗中傷やら、怪しげな陰謀論(血のつながり云々とか)が飛び交っていてびっくりした。僕は別に皇室ウォッチャーではないので、このところ(でしょうね)のこの一家への風当たりは詳しくなかったが、ここまで一部が吹き上がっているとは…。

前々から「日本では昔から多様性が重んじられていて(宗教、性的指向などなど)」云々という「昔から日本すげー」言説が流れてくるけど、じゃあ今現在の様々な「惨状」は何なんだよ、ってだけの話だよな。最低でもその「伝統」とやらをパフォーマティヴに用いようとしないなら、お話にならない。
選択制夫婦別姓や同性婚の拒否、難民への非道な仕打ちなど、列挙するのも嫌になる。

数ヶ月に一度、宗教関連新聞の『中外日報』に書いているコーナーで、今回は「陰謀論」についての軽いエッセイを書きました。よろしければご覧ください。関連書も何冊かあげております。

陰謀論のゆくえ 「耳に心地よい物語」の危うさ
chugainippoh.co.jp/article/ron

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