Twitterで「チャールズ国王」というのが「トレンド」に上がっていたので少し見に行くと、戴冠式に行っている秋篠宮一家に対する誹謗中傷やら、怪しげな陰謀論(血のつながり云々とか)が飛び交っていてびっくりした。僕は別に皇室ウォッチャーではないので、このところ(でしょうね)のこの一家への風当たりは詳しくなかったが、ここまで一部が吹き上がっているとは…。
数ヶ月に一度、宗教関連新聞の『中外日報』に書いているコーナーで、今回は「陰謀論」についての軽いエッセイを書きました。よろしければご覧ください。関連書も何冊かあげております。
陰謀論のゆくえ 「耳に心地よい物語」の危うさ
https://www.chugainippoh.co.jp/article/ron-kikou/jiji/20230428.html
世論の「様子見」で一旦法案は引っ込めましたが、予断を許しません。ご署名をお願いします。
以下のキャンペーンに賛同をお願いします!「日本学術会議法の「改悪」に反対しましょう!」
先行研究、面白そうに紹介するのもなかなか難しいけどね。僕は「全部否定したりひっくり返したりするのは無理なんだから、Aさん、Bさん、 Cさんの足りない部分を補います、という謙虚な態度でいようね」とは指導している。
https://twitter.com/tukinoha2/status/1648850707091722241?s=46&t=ZriP7UCYenP2FtvsY4iETQ
近畿大学関係者はさぞ驚いたことだろう。なにせ世耕氏は近畿大学理事長なのだから…。
自由民主党の世襲議員たちもさぞ驚いたことだろう。なにせ世耕氏は祖父の代から3代目の世襲議員なのだから…。
「仲間内で人事こそ不公正」という世耕発言には唖然とするばかりだ。大学を経営しているにも拘らず学術の継承発展についての見識が余りに低い。「仲間内」どころか「親子血縁関係」の議員世襲は良いのか。
余りに低次元の発言に反応するのも赤面の至りだが、此の類の発言でさえ全力で叩き潰しつつ世論に訴えねば、日本学術会議の本質は失われ、大政翼賛会に組み込まれてしまうだろう。今や日本学術会議は風前の灯火だ。だが此の灯火は消してはならない。消せばまたも暗黒の闇がやってくる。
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自民 世耕参院幹事長「仲間内で人事こそ不公正」学術会議の会員選考 | NHK | 日本学術会議 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230418/k10014042101000.html
ツイッターもひどい場所とは思うけど、もっと字数制限のある「はてなブックマーク」も一言居士(ネット弁慶)の巣窟で、見ていられない時が増えてきた。
例えば以下のものなどは、坂本龍一さんを腐す連中が多くて鼻白む。もちろん批判はいいのだけど、犯罪被害者に対する「無謬の被害者であってほしい」という願望と同様、「無謬の原発告発者であってほしい」という無茶振りが目立つ。モニター越しにつぶやいているだけのお前より、さすがに坂本教授の方が実際の行動を起こしていたよ、とたしなめる義理もないので放置しているが。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/book.asahi.com/jinbun/article/14885254
どうしようもないな。左派への憎悪のほうが先行していることがよくわかります。
https://twitter.com/kikumaco/status/1647082172497666050?s=20
入管のクソさとか明らかにえん罪の袴田事件に対して頑なに再審無罪を出そうとしない司法といい、ふつうの善良な市民感覚からしたらあり得ない冷酷さ・不合理を糺そうとしない国の態度についてつらつら考えるんだけども、もしかするとワークニの意思決定権者の一定数、これら冷酷・不合理を問題と思っていないどころか、「国が冷酷・不合理であることこそが権威の源泉である」とさえ考えているのではないだろうか。
「一般市民などに言われてホイホイ態度を改めるようでは国家の権威が保てない」という思考様式
坂本龍一さんの原発、震災への思い。音楽の才能はもとより、このような人が早く亡くなったことを改めて残念に思う。
https://book.asahi.com/jinbun/article/14885254
今朝録画したこれを見ている。恩師の島薗進先生もご出演。
昨年収録されたものは基本的に宗教学者の先生ばかりだったが、今回は憲法学者と弁護士が加わり、法的な問題に切り込んでいる。実務的にはどうするのか、新法はどう「活用」されるのか、なども。/徹底討論 問われる宗教と“カルト” VOL.4 信教の自由と法規制(前編) - こころの時代〜宗教・人生〜 - NHK
Colaboの仁藤さんと彼女が生きる希望を与えようとしている若い女性達の記事。
仁藤さんに出会って、進学する目処と自信を手にした女性は、家族とは連絡は取っておらず、卒業式には仁藤さんに父兄として来て貰いたいと願っていた。でも、学んだ福祉関連の学校の先生に、「炎上している人でしょ?学校の敷地内に入って貰っては困る」(私の読後の記憶、言葉づかいは若干異なってます)と言われ、断念したと。
先日のアフリカ系米国人とのミックスの生徒が卒業式に参加させて貰えなかった件とも繋がってる。
米国だったら、友人やクラスメートらが式をボイコットしたりすると思う。そして、学校が、仁藤さんを出入り禁止にするどころか、堂々と卒業式に来てもらうと思う。日本では、米国みたいな乱射騒ぎになるリスクは低い。ネトウヨみたいなのに怯えず、連帯して、卑劣なことは許さない、と社会が示すことが大事。米国だと軍隊みたいに武装した白人至上主義者の集団がいて、身の危険があるけれど、日本のネトウヨなんて、今のうちに叩いておいた方が良い。
東京都もネトウヨを恐れて、仁藤さんを逆に悪者扱いにするって終わってる。小池ゆりこが都民ファーストじゃない証拠
あ、そうだ。僕も一本論考を書いた『神道の近代』(勉誠出版,、アジア遊学シリーズ)が発売になりました。リンク先で目次等を見て、興味を持たれた方はご購入、もしくは図書館にリクエストをよろしくお願いいたします。/伊藤聡・斎藤英喜編『神道の近代』
https://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&cPath=9_15&products_id=101375
国が総力を上げて普及させようとしているものとして、お粗末すぎるでしょ。システムが限界で発行できなかったならともかく、他人のが出てきたなんて、あってはならないことじゃないの。他の国でも断念したところも多いのだから(要するにその程度のもの)、とっとと止めろや。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230330/k10014024521000.html
「教員経験者が仕事の魅力や学校の様子を伝えることで、学生に仕事の具体像をイメージしてもらう。深刻化する教員のなり手不足の解消や若手の離職防止を狙う」ってマジ?まず給料上げりゃいいんだよ、バカじゃねえの。
勿論、過酷な労働条件の改善は、言わずもがな。少子化なんだから、先生の数は減らさずそのままで、少人数クラスにして、きめ細かく指導できるようにって算数できる人間ならすぐに思いつくだろうに。「現場を一番知らないのは、省庁」というオチ。
ついでに「学校の先生の給与とかの予算はどうするのか?」みたいなことを言う人がいますが、それを考えるのは僕の仕事ではないし、敢えて言えば、アメリカから買う戦闘機や兵器を数個諦めれば賄える程度の金だよ、と申し上げておきます。国内の教育に使われる「生きたお金」だしね。
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20230325-OYT1T50207/
川瀬貴也。大学教員。宗教学者。専門は日韓近現代宗教史。宗教学、思想史、近代文化史、社会学の周辺をぐるぐるしているつもりです。発言は個人の見解であり、所属とは無関係です。