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急に思い出したが、「病院の付き添い」「手術の同意」ということについて、男性のゲイカップルはよくパートナーが「排除」されると仄聞するが、女性同士だと、苗字が違っても、顔が似てなくても「義理の姉妹です」と言い張れば結構通ってしまう、と聞いたことがある。これはこれで、「夫婦同姓婚」が強制されているからのライフハックだよな、と思ったことがあります。

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この件について、言及するつもりはなかったのだが、一言だけ。
上野千鶴子先生の「お相手」が色川大吉先生というのは数年前から僕は知っていて、今更騒ぐようなことではないし、そもそもあの報道はプライヴァシー侵害とも思っているが、あれは高齢の色川先生を介護するには「法律婚の妻という立場」が必要だった、ということじゃないの?
要するに妻という立場があれば、全ての扉(介護、保険、遺産相続etc.)が開かれる(逆に言えば、事実婚とかゲイカップルのパートナーとかは排除される)日本の現行の法制度に問題があると思っています。
なんか、アンチフェミの連中が変に「喜んでいる」ので、つい余計なことを書きました。

KAWASE Takaya さんがブースト

「公金チューチュー」って言うけど、むしろ国が子ども食堂だのフードストレージだの、民間有志の貧困対策にフリーライドして「チューチュー」してる状態じゃん。

今日は休日の京都の街中にふらっと出かけた。観光客もすっかり戻っていますね。
高島屋京都店で開催されている、陶芸家の加藤泰一さんの個展にお邪魔する。加藤さんは毎年この時期に、この百貨店で個展を開かれる。数年前にファンになってから、毎年出掛けている(今年は2月28日まで)。
今日は青磁のマグカップと、コッテリと釉薬が乗っかったぐい呑をチョイス。こんな器を買ったからには、当然日本酒が飲みたくなるわけで、最近イオンモール京都から街中に移転した「浅野日本酒店」に初めて行き、島根県安来市にある吉田酒造の「月山純米吟醸」というのを買ってきて、家で早速いただく(こんな名前だったから最初は山形のお酒かと思ったら、島根でびっくり)。初めて試した銘柄だが、フルーティで良いね、これ。

どうも明日が休日(天皇誕生日)、というのにまだ慣れない。早く12月23日を「平成の日」として休日化しろ、とまで思う。象徴天皇制と我々の紐帯って、ここでしょうに。
元々「みどりの日」を「昭和の日」にすることに反対だったけど、「象徴天皇制を完成させた人」の記念日を作ることで、「昭和の日」のイデオロギー臭を中和したい、というのはあるな。

この前、Twitterで少しバズったので(このマストドンでも多くの反応をいただきました)、インタビューを受けました。「伝統の創造」という、もはや通説になっていることに少し触れただけでまあまあ大きな反響を呼んでしまったことに驚いておりますが(Twitterのフォロワーも数百名増えた)。
maidonanews.jp/article/1484285

松本零士先生ご逝去のニュースが。確か石ノ森章太郎先生と生年月日が同じのはず。なので第一報を聞いたとき思ったのは、石ノ森先生が生きていたら、このお年だったのかということ。我々世代は「ヤマト」「999」「ハーロック」と、アニメ化されたものから松本零士作品を遡って知る、というパターンが殆どだった。
今手元にあるのは999の原作なのだが、読み返すとSFというよりはおとぎ話のニュアンスが強いと感じた(教訓めいた話も多かったし)。昔から「重力サーベルって何?」「エメラルダスの放浪の理由ってよく分からないな。逃避行じゃないの?」と思うくらいには捻くれていた子供だったが(笑)、それでも雄大な宇宙へのロマンを教えてくれた作品群だったと思う。ご冥福をお祈りします。

経済学者の成田某の「炎上」は自業自得としか言いようもないし、ひろゆきみたいなのと一緒にいるだけで「こいつ、人間的にダメだ」と分かったので、それ以上の関心は持てなかったのだが、ふと宇沢弘文先生のことを思い出した。宇沢先生の弟子で、東大教授の松島斉先生の文で、「私は、 宇沢先生が、「アメリカ政府の要請で、多 くの経済学者が、ベトナム人を殺すのに 必要な費用便益を計算していた」という お話をされた時の「ものすごい形相」を、 一生忘れません。こんな曲学阿世に走る 経済学者に、経済学の危機を感じとられ たのでしょう。」という一節があった。「これだよ、これ」と言いたくもなる。東大の広報誌『淡青』33号(2016年9月)より。

u-tokyo.ac.jp/content/40004470

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はだしのゲンを私が最初に読んだときはまだ4巻までしかでていなくて、たしか母が生協で共同購入してたときに一緒に買って家にやってきたのだった。あれは強烈だった。屋根の下敷きになるところとか皮膚が垂れ下がるとか、あれは子供のうちに読んでおいたほうがいいのである。

広島の教育委員会が参考図書から外した理由が、「貧しいために路上でちんどんやをして小銭を稼いだり、病気の母を助けるために鯉を盗むなど、現代にそぐわず背景に説明が必要」とか書いてあったが、実のところ、世の中は内戦状態なみに貧しくなっており、なにしろ政府が「子ども食堂」を絶賛推奨する事態なのである。

つまり、説明しなくてもわかる状況なのではないかと思う。現代に追いついていないのは、教育委員会のメンバーたちであろう。 そもそも、「鬼滅の刃」「ワンピース」など荒唐無稽な話を子供は大人よりすんなり理解する。ちんどん屋や鯉を盗む話なんて、背景説明の必要はまったくない。

Twitter上で、岸・安倍家の「家系(世襲)図自慢」を擁護する文脈で「出目(もちろん出自)」という誤字をやらかしたものがいたようだが(検索かけたら結構いた)、これまでも「微(徴)用工」「梵(焚)書」とかたくさんやらかしは見てきたが、要するに「頭が悪い」のに加えて「思い込みが激しい」んだろうな。僕は医者ではないので、例えば失読症かどうかなどの判断はできないのだが。
上に書いた様々な「やらかし」は、「音」ではなく「字面」で間違えているんだよね。元々の単語を知らず、似たような字を拾ってしまうのだろうけど…。そこがすごい。でも、変換ミスではなく、通じない単語を使って日本語そのものを間違える「愛国者」など、誰が信じるものか。
あとついでに言うと、「国籍とか出自がはっきりしない立候補者」とかアホなこと言ってるのがいるが、日本国籍の有無は最初に確認されるに決まってるわ。もっと日本国の制度を信頼してやれ(笑)。

基本的に自分はリベラルだと自負していますが、根底に「体育会系」かつ「長幼の序」が染み付いているのを自覚する時があります。先程、ある原稿を完成させて編集者に送信したのですが、実は締め切りは明後日。でも編者が「恩師(学部から大学院まで一貫して指導していただいた)」なので、これは締め切り破りはできないと頑張ってしまいました。普段はこんな聞き分けのいい子じゃないのに(笑)。
YouTubeなんかで野球やサッカー選手の「昔語り(どれくらいしごかれたか、監督や先輩から理不尽な目に遭ったか)」を見てしまうのも、そこから来ているんだろうな。なるべく自分のこの性向は自覚して、学生にパワハラ、アカハラはしないようにと心がけてはいますが…。

2月は妻の誕生日があるので、リクエストされたピアスを探しに、京都駅伊勢丹へ。「どういうものをお探しで」とか「予算はおいくらくらいで」と訊かれても、全く流行りも相場も分からないから、行き当たりばったりで探すことになる。いくつものお店をハシゴして、結局一つのお店に絞るわけだが、愛想よく対応してくれた複数のお店のお姉さんを袖にしたような錯覚が起こり、うつむきがちに、足早にアクセサリー売場を立ち去る。
これだけ気が弱いので、「夜の街」なんかはいけないんだよな(笑)。僕の心根が良いからではありません。気疲れするのが嫌なので、つい家飲みに走るのです。

先日、Twitterでもこのマストドンでも言ったことですが、「橿原神宮はいわゆる伝統の創造の典型例」とつぶやいたら結構反響を呼んで、はてブでも色々言われているの気づいた。済みません、その場であけすけなことを言っちゃうくらい性格が悪くて(笑)。でも嘘は言えないよね。良い教育機会と思ったので言ったまで。数十名ほどに説明したので、大声だったのは勘弁してください。
にしても、Twitterより字数が少ないはてブにおいて、匿名で一言居士ってのが多くて失笑。僕の人柄を適当に想像して悪口言ってくれてるのもちらほらいるけど、そんな連中よりはお勉強も(恐らく数倍は)しているし、学生からも慕われている自信はあります(笑)。
b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter

今朝録画したこれを見た。サコ先生とは一度だけ飲み会で一緒になったことがある。マリの実家にあった「中庭」から広がる思想。僕も大学は誰にも属せず、でもある程度の安心感を供給する居場所であってほしいと思います。大学を特権化しすぎ、との批判は承知の上で申しています。

nhk.jp/p/ts/X83KJR6973/episode

KAWASE Takaya さんがブースト

私は子どもだったのでピンときてなかったけど、当時は在日の人たちのことも帰還事業のことも、すごく身近だったんだろうと思う。
昨年、国際ロマンス詐欺で三たび有名になった井出智香恵さんの往年の大ヒット作「ビバ!バレーボール」にも、帰国した姉と日本に残った妹が「日本チーム対北朝鮮チーム」として戦う…というエピソードがあった(と言ったら当時中学生の姉に「北朝鮮とは国交がないから対戦はありえない」と一刀両断されたのだったが…)。
あ、ついでに昭和生まれの昔話として書いておくと、「アタック№1」の浦野千賀子さんの作品にも「跳べ!祖国のために」という、東ドイツだったかな?の体操選手の話があった。父親がベルリンの壁を越えようとして、妻子の目の前で銃殺されるシーンとかもあった。
あと、わたなべまさこ先生の「蝶はここには住めない!」という、第二次大戦中の収容所のユダヤ人姉妹がアウシュビッツに送られ殺されるまでの物語とか…。
60年代~70年代前半の少女漫画って、けっこうそういうのがあったんですよね。毎年8月には太平洋戦争時の物語が描かれて掲載されていたし。
当時の作家さんたちも編集者もみんな戦争を肌身で知っていたし、それを子どもに伝えなきゃという思いがあったんだと思う。

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まあ、気に障ったとしても、ほんとのことですから、反論はしてこなかったのでしょう。明治以降の創立の神社って結構多いですし。

そう言えば、大学に入りたての一年生を連れて行く遠足で、橿原神宮に行ったことがあるのですが、そこで「この神宮もね、明治時代になって、天皇家の権威を高めるために適当にこの辺りだろと地域住民をどかして創ったものです。京都だと平安神宮もそうだね。歴史学では『伝統の創造 invention of tradition 』て言うんだけど、要するに近代になって国民国家が形成される時、都合のいい伝統が創られたり持ち出されたりするのは洋の東西を問いません。文学部の君達は絶対に押さえなきゃならない学説です」と大声で解説して、そばを通りかかった神主さんたちを渋い顔にさせてしまったが、仕方ないですね。逆に大阪の某神社では「うちは神武即位の前から存在してますが」としれっと言われ、精神的にぐらつきましたが(笑)。

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ネトウヨ、右派だけでなく、今話題の松竹氏のような左派に至るまで、日本では「韓国の人は、韓国及び韓国人の被害に対して怒っている。つまり、あれはナショナリズムである」という解釈をする人が多い。

そういう面もないではないけど、韓国の進歩派の人たちはその辺はもう越えていて、「植民地主義という人類史の汚点を批判する」というスタンスを取るようになっている(植民地時代の日本協力者もこの文脈で批判する)。

何を批判対象にするかという選択はそういう意味でも重要なんだと思う。

何度か言っていますが、「神話」を元にした国民の休日を持っているのって、日本と韓国の共通点なんですよね(「建国記念の日」と「開天節」)。まあ、いいかげんなものです。「その程度」のものとして扱うことも重要と思っています。
学生には「国民の休日って、大体天皇制と関わっているけど、そのことの意味を考えるようにね」とは時折言っておりますが。

今、Twitterが調子悪いみたいで読めるかどうか分かりませんが、ゼレンスキー氏のこの発言には少し驚いた。要するに「北方領土の日、気持ちは分かります(我々もロシアに領土ぶん取られた側ですから)」と日本に「連帯」を表明したツイート。「敵の敵は味方」とは言いますが、ちと複雑な気持ちに。日露戦争で日本が辛勝した時、トルコやフィンランドで日本がやたら持ち上げられたと、「現在」の日本人が自慢する時の居心地の悪さと似たものを感じてしまいます。もちろん、今回の戦争ではウクライナにシンパシーを持っているのですが…。
地震の被害に遭ったトルコに対しても「親日国だから(支援しなくちゃ)」とかいちいち言いたがる連中にも鼻白む気持ちがあるので、つい書き込みました。

twitter.com/zelenskyyua/status

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