「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が2015年に世界遺産登録だけど、これも朝鮮人強制労働をめぐる問題で韓国から反発されている。地方における産業遺産の文化遺産化は2000年代から動いているけど、政権がこれを取り込んで特定の歴史観を発信する目的で利用している。新紙幣のデザイン決定が2019年だとおもうけど、新しい歴史教科書問題から地続きなんだな。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E6%B2%BB%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%94%A3%E6%A5%AD%E9%9D%A9%E5%91%BD%E9%81%BA%E7%94%A3_%E8%A3%BD%E9%89%84%E3%83%BB%E8%A3%BD%E9%8B%BC%E3%80%81%E9%80%A0%E8%88%B9%E3%80%81%E7%9F%B3%E7%82%AD%E7%94%A3%E6%A5%AD
菅直人の2010年首相談話(日韓併合100年の談話)は、はっきりと韓国の意思に反して植民地支配を行ったと述べているけど、安倍首相の2015年戦後70年談話は「植民地主義の決別」は述べるものの、西洋の植民地主義による被害があったという体裁で、「日露戦争は、植民地支配のもとにあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました」になっている。
https://www.kantei.go.jp/jp/kan/statement/201008/10danwa.html
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS14H3D_U5A810C1M10500/
当時なにも考えていなかったけど、あらためて見るとすごいな。
Massive Leaking of Japanese Writers Privacy
One of the major publishers, KADOKAWA, has been targeted by the BlackSuits ransomware attackers, resulting in a significant breach of the personal information of writers, students, YouTubers, and other business partners. The range of the leaking has not cleared yet, but it might include which KADOKAWA has held thousands of their names, addresses, phone numbers, and payment information. New: Hackers behind Kadokawa Cyberattack…
https://taiyolab.com/2024/07/03/massive-leaking-of-japanese-writers-privacy/ [参照]
Xの方で金剛地さんが「なんでパソナ通すんだよ、直接発注すればいいじゃん」と投稿していた記事。
パソナなどの「人材派遣会社」、電通などの「広告代理店」、デロイトトーマツなどの「コンサル」、中抜き目的もあるのだろうけど、もうそういう所を通さないと仕事ができない(何をしていいかわからない)くらいに劣化しているとも言える。認知資本主義の最たるものだなーと思う。
https://mainichi.jp/articles/20240702/k00/00m/040/172000c
パソナのやり方は口入屋というしかないが、企業や自治体が直接契約することができないほど劣化したんだろうな。
パソナ、輪島塗や珠洲焼の職人らを契約社員に 制作依頼で復興へ支援
そう言や、萬屋錦之介版の「子連れ狼」で原作の2つのエピソードを無理矢理1つにした回が有って、しかも、それがかなりの名作回だったんだよなぁ……。
しかも「原作では『時代遅れかも知れないが、信念を持った真の武士』として描かれてるこいつ、実は、単なる狂人じゃね??」と云うオチで。
https://pmazzarino.blog.fc2.com/blog-entry-456.html
『虎に翼』に登場する桂場等一郎(演者:松山ケンイチ)のモデルになった人物は石田和外なんですよね。この石田は若い頃からの天皇主義者で、さらには「英霊にこたえる会」や「日本会議」(の前身)の設立者という筋金入りの極右。
日本の極右活動を生涯かけて牽引した人物がモデルなのに、桂場の言動や思想は今のところ適切に批判的な描き方がされているとは私は思えなくて、むしろ視聴者間では「ツンツンしてるけど憎めない可愛らしいところのあるキャラ」として好感度が高そうなのが怖い。
これから桂場がどういう描かれ方をするのか(石田の作り上げた負の遺産を批判的に描く展開があるのか触れずに隠蔽するのか)を私はかなり注目して観ている……のだけど、もはや作中でどう描写されようと、ノンポリ層の勧誘に余念のない(そして財源のある)極右勢力が桂場というキャラの人気を見逃すわけがないだろうなと思っている。
おそらく今後、これ幸いと「桂場のモデル」という冠を被った「石田和外の伝記本/思想本」が何冊か刊行されるだろうし、そしたら『虎に翼』の視聴者の何割かは副読本として買うだろうし、そしたら『虎に翼』ファンで"フェミニスト"を自認してる人たちの中から極右に傾く人も出てくるんだろうな、とも思っている。他の作品のファンダムで何度かこの流れを見たので……。
ノンポリとは何かをつらつら考えている。
ノンポリを「彼らが見ようとしないもの」において非難するのはたぶん悪手だ。彼らに向かって「歴史を見よ、世界を見よ、あなたの視界の外で虐げられてきた人々を見よ、今も虐げられている人々を見よ」といくら説教垂れてもうすら笑いが返ってくるだけだろう。ノンポリが「知らないこと」をベースにする限り、馬鹿にしようが怒ろうが啓蒙しようが彼らの心は決して動かない。ただうるさいなあと思われるだけで。
何かを変えるためには、むしろノンポリたちを深く傷つけ、本気で怒らせなければならないのかも知れない。だがこれがかなり難しい。
ノンポリを効果的にいじめる方法論そのものは至ってシンプルだ。それは「彼らが見ているもの、彼らが知っていることにおいて彼らを馬鹿にすること」と定式化しうるだろう。
つまり、ノンポリが大事にしているもの、面白がっているものことごとくについて、「それ、本当に面白いと思っている?本当に君、生きてて楽しい?」と真顔で尋ねてみるのだ。彼らは確実に傷つき、本気で怒るだろう。チャンスはここに生まれる。だがこれをやるとめっちゃ嫌われるだろうし、たぶん人間関係が終わる。
En/Ja Translator. Homebody. Nukazuke pickling beginner. Piano toddler. Slow manga reader. Lazy figure skating watcher who can't tell any jumps apart.