@vertigonote そうなんですか!何ごともプロレス解釈可能とはいえ、その辺のツボをしっかりおさえてあるヴァーホーベンもプロレス好きなのかしら…
ポール・ヴァーホーベン『ベネデッタ』観た。『ショウガール』とそう変わりないような、身も蓋もなく言ってみればこれも女子プロレス映画ですがな。選ばれし修道女レスラーが痛みの伝わるプロレスで挑む金網デスマッチ、ブック破り、タッグパートナーの裏切り、覇権争いやシスターフッド、悪徳プロモーター、マイクパフォーマンス、奇跡の2.5カウントで返して盛り上がる観客…やってることはギミックありきの(昭和の)プロレスで、ブッチャーの額はセルフカットだろ?とかそういう下世話な声に対し、大事なのは技の説得力だとプロレスへの愛と信仰を説く。行くとこまで行ったれ。(そんな映画に思えたお前がプロレス脳だろ、と言われればそれまでだけども)
『ロスト・キング 500年越しの運命』観た。スティーヴン・フリアーズはたまにうーん?な時もあるけどスティーヴ・クーガンが付いてれば信頼できる。今回はクーガン史上2番目にいい人キャラだった。
人生いつどこに沼があるかわからない、研究対象もそうだけど研究そのものが沼なんだよね。でもやってることはすごく政治的というか、500年前から現代の日常まで「正当に評価されなくて真価を発揮できない」政治とシステムの話だった。蛇口を塞ぐように感情を必死に抑えつつ迸って溢れ出てるサリー・ホーキンスのフィリッパ、観てて苦しかった。感情を出すと不当にナメられるっていう悔しさよ。彼女のPCが入った愛用リュック(蝶柄)が背中のこぶで、まあだから最後はわかりやすくそうなる。
デヴィッド・ボウイ学習月間として、律儀にアルバムを1stから全部聴いてみた。1枚に少なくとも1曲は「名曲」があるってのがすごい。どれも満遍なくあるもん。で、結果私が一番好きなアルバムを選ぶなら77年『Low』と『Let’s Dance』。最後の2枚も好き。やっぱナイル・ロジャースが好きなんだよなあ。
イラストレーター。得意ジャンルは映画とスポーツ。赤悪魔者。