カマラ・ハリス氏がパレスチナ虐殺への加担を続ける模様であることは本当に最悪だし少数者が大統領候補に!って素直に喜べないんだけど、それでもアメリカ国内での少数者に対してトランプより「マシ」な政策を取るだろうことを無視して「トランプでいい」とか言い切れるリベラルなはずの日本人を見ると どうした??グローバルな権力勾配は見えるのに米国内での権力勾配が急に見えなくなったの?? と困惑しちゃう 両方クソってわかっててもどっちか選ばざるを得ない米国の有権者が、せめて国内で移民排斥とか中絶禁止とかLGBTQ弾圧とかをやらなさそうなほうを選んだとして、外国人に責められるようなこと??
でも長崎市長は毅然としていて、感情のこもった平和宣言もすごくよかった。
「原爆を作る人々よ!
しばし手を休め、目を閉じたまへ」
という始まりも良かったし
(長崎の詩人福田須磨子さんによる詩)
「平和をつくる人々よ!
一人ひとりは微力であっても、無力ではありません」
で締めくくるのもよかった。
「長崎平和宣言分全文)
https://news.ntv.co.jp/n/nib/category/society/ni360257cca70642ceb455228ebf77c5e6
密輸1970(ネタバレあり感想)
クォン社長がチュンジャに自分たちは横(対等)ではなく「上と下」の関係だという話をするけど、これはこの二人に限った話ではなく、搾取される女たちは海(最下層)を潜り、搾取する男たちは船か陸(上層)にいる…そして男たちは暴力によって女を最下層に押しやろうとする
男女間の格差が物理的な上下の位置関係に表されている
(にも関わらず、チュンジャに「上下関係」の話をした(そして海で「体を張らせた」)クォン社長本人が、作中で唯一女性を「身を挺して」守ろうとする。実はクォン社長とチュンジャにだけ男女間で「横(対等)」の関係が成立していた…というのが熱い)
そして女性たちの主戦場である海中での逆転劇を終え、ジンスク(をはじめ女性たち)が船という主体性を獲得して終わる
この構図がすごいしそこまでの展開も熱いしで私は登場人物のガッツを感じるシーンでほぼ泣いてました
ピカレスクロマンなので登場人物はみんなアモラルな部分があるけど、ちゃんと勧善懲悪(?)を貫いてるのも良かった
いいシーンが目白押しだったのでもう一回観に行きたい…円盤は買うけど映画館の音響で鑑賞したい…サントラもほしい…
去年のどうする家康も「マチズモ批判」「民(奪われる側)への寄り添い」「戦争反対」などのメッセージ性とそれを伝えるだけの構成力があって、その点に関していえば真田丸や鎌倉殿より全然好きだったんだけど、光る君へも「女性や力なき者への寄り添い」「文学(言葉)の力」といった確固たるメッセージ性とそれを伝えるための綿密に計算された構成力があって私は好き
そのために史実との乖離が激しくとも、「史実に忠実」なだけで政治的なメッセージに共感できない、あるいはメッセージ性の薄い作品をだらだら50話見せられるより全然いいと思ってしまう
https://twitter.com/yenchechi_twi/status/1726266372014145678
自分の制定した翼善冠が後代にふわふわになっていることに驚く李世民さん
#さまざまな李世民さん
shipper|she/they |歴史創作:隋唐(隋煬帝~唐太宗期)、隋末唐初、7世紀東部ユーラシア、李世民総受🍑