本当に知らなかったのかどうかはここでは措こう。「知らなかった」ということが弁明になりうるのは、知っていればこのようなことは許しはしなかった、必ずやそれを阻止しようとしただろう、という合意があるからだ。だが、本当にそうなのだろうか。ガザの殺戮と破壊は、世界中止のなかで起きている。最兵器の実践デモンストレーションでもあるのだから当然だ。日本のメディアでも報道された。私たちは決して知らないわけではない。無知がホロコーストというジェノサイドを可能にしたのだとしたら、繰り返されるガザの虐殺を可能にしているのは、私たちの無関心だとも言える。茶の間に流れるガザのニュースは、一瞬、心を波立たせはしても、多くの者にとってそれ以上のものでもないのだ。
別の次元では、法の支配がないことが指摘できる。ガザに本部を置くパレスチナ人権センター(PCHR)の代表、弁護士のラジ・スラーニは51日間戦争さなかの2014年8月3日に発表した「なぜ停戦だけでは十分ではないのか」と題する文章で、イスラエルの戦争犯罪がひとたびも裁かれていない事実を指摘している。p247-249
経済的見地から言えば、軍事産業はイスラエルの基幹産業のひとつだ。広島と長崎が二種類の新型爆弾の破壊力を実地に測るための実験場だったように、ガザもまた新兵器開発のための恰好の実験場であり、同時にガザ攻撃は世界市場にイスラエル製の兵器の性能を宣伝するためのデモンストレーションの役目を果たしている。
そこまはまた、折々の政治的理由も絡む。2008―09の攻撃は、09年2月に総選挙を控え、与党の得票数アップのために仕掛けられた。2014年の51日間戦争については、同年4月、2007年以来、分裂していたハマースとファタハが和解し、統一政府の発足に合意、その実現を阻止するために実行された。狙いは成功、統一政府はご破算になった。攻撃のために主張されるハマースによるイスラエル攻撃云々は、すでに準備され、あとは開戦の合図を待つばかりの軍事作戦に、作戦開始に必要なきっかけを提供したに過ぎない。
なぜ、繰り返されるのかという問いが、何がそれを可能にしているのかという意味ならば、このようにも言えるだろう。第二次世界大戦後、絶滅収容所の存在が明らかになると、ドイツ人は「私たちは知らなかった」と弁明した。(続
バイデン氏、ガザの病院爆発に「激怒」と声明 民間人の保護強調 - 毎日新聞ニュース
https://mainichi.jp/articles/20231018/k00/00m/030/025000c
Gaza doctor tells world leaders to show some morals after hospital bombings | Al Jazeera Newsfeed
叫び出したい怒りでいっぱいだろうに、まるで学生に言い聞かせる講義のようにカメラに話しかけるガザの医師、Dr. Khamis Elessi。
世界中の為政者に、今があなた方の真の価値と倫理を証明するべき時だと語り掛けている。
死者500人といっても数千人を収容していた大病院で、”少なくとも”500人だと。
たぶん倍以上いるのだろう。
言葉がない。
先日、NYTのThe Dailyポッドキャストでパレスチナ系アメリカ人女性がガザの状況について話をしていた。彼女はずっと米国で仕事をしていて子どもたちも米国にいるが、年配の両親に会う為にガザを訪れていて、そのまま爆撃下のガザに閉じ込められたのだという。
その人の言葉が耳に残っている。
「以前の私は、ガザは仕切りのない牢獄だと言っていた。けれども今は違う。今のガザは仕切りのない墓場だ。ガザの人々は生きているだろう、と思うのか?生きてなどいない、ゾンビだ。歩いたり話をしたりしているからというだけで生きているとは言えない」「彼らは私たちをどうしたいのか?海に追い落としたいのか?それならさっさとそうしろ」
嘆かれるに値するとみなされる生、という、AIDS禍を経て対テロ戦争のなかで20年前にバトラーが考えていたことを、もう一度追いかけて考えている。
今はまだ命ある人々に囲まれた(そしてその人々を大切に思っている)今はまだ命ある人から発せられる、私たちはもはや生きていない、あなた達はすでに私たちを殺していて、それを認めようとしていないだけだ、という糾弾。
https://www.instagram.com/p/CyggGGUyd8C/?igshid=YTUzYTFiZDMwYg==
イスラエル、パレスチナ情勢への、世界的指揮者兼ピアニストのバレンボイムによるメッセージ。
「ガザでは約1,200人(うち未成年者約500人)が瓦礫の下敷きになっているとみられる」
About 1,200 people, including 500 minors, trapped under Gaza rubble https://aje.io/y05w14?update=2416417
パレスチナ人の人権を守ることは、あなたが親ハマスであるという意味ではありません。
「フリー・パレスチナ」と言うことは、あなたが反ユダヤ主義者であるか、「すべてのユダヤ人がいなくなって欲しい」という意味ではありません。
「フリー・パレスチナ」とは、75年間基本的な人権を奪ってきたイスラエルの占領からパレスチナ人を解放することを意味します。
「フリー・パレスチナ」とは、230万人のパレスチナ人の収容の阻止を意味します。
世界最大の野外刑務所のパレスチナ人で、その半数は子供です。
「自由パレスチナ」とは、イスラエル政府が課したアパルトヘイトを終わらせることを意味する。
「フリー・パレスチナ」とは、パレスチナ人に彼らの土地の基本的なインフラを支配させることを意味します。
エリック・カントナ
拙著『B-29の昭和史――爆撃機と空襲をめぐる日本の近現代 』(ちくま新書)が、とある私立の中学校・高等学校の図書委員会による選書に入り、委員会で出している書評集に掲載されました! 中高生のみなさんに読んでもらえるというのはとても嬉しいことです。
「ガザ北部のアハリ-・アラブ病院が爆撃されました。突然ですみませんが、もしよろしければ、ご寄付をお願いできたらと思います。皆様にいただいたご寄付は病院に届きます。
お願い致します。🙇🇵🇸
アハリー・アラブ病院を支援する会
郵便振替 00150-7-601525
ゆうちょ銀行 019支店 当座060152」
https://twitter.com/out_of_range13/status/1713509806580085082?s=46&t=xDYWA0g37fa2rH6itQkPNA
ヨーロッパ人は、自らのユダヤ人迫害の負い目からイスラエル-パレスチナ問題に関して公正な判断ができなくなっているのではないか。パレスチナ人がすなわちハマスではないのと同様に、イスラエル国家がすなわちユダヤ人というわけではない。イスラエル国家への批判や非難は反ユダヤ主義とイコールでは全くない。少し頭を冷やしたらどうかと思う。
早く届きますように。
ガザに1000万ドル緊急人道支援へ 外相が表明 食料や医療想定 | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20231017/k00/00m/010/137000c
パレスチナ系アメリカ人の有名モデルジジ・ハディッドがイスラエル政府を批判したところ、『イスラエル公式アカウント』が『お前を見ているぞ(グロ画像付き)』とリプライを飛ばしたとのこと。この手の政府は古今東西やることが同じですね……。 https://t.co/puyVLp22V7
ひどい。
#イスラエル は #パレスチナ #ガザ の人々を餓死させる気だ。
https://u-tokyo.social/@cnn_bot/111249732584428776
cnn_bot@u-tokyo.social - ガザ目前で積み上がる支援物資 水が尽きる恐れ、WHOが警告 - CNN国際ニュース
https://www.cnn.co.jp/world/35210377.html?ref=rss [参照]