先の世論誘導に関する研究について行われた記者会見。
8:47あたりからのやり取りは必聴。
共同通信の報道は、官庁側からの聞き取りではなくて、受託業者(三菱ほか)への取材で聞き取った話だったという。
取材をした記者によると「防衛庁の担当者からは、民間のインフルエンサーを起用して、あたかもステルスマーケティングのように、防衛省に有利な世論をつくりあげる」というものだったという。
対する大臣は「そのような意図はない」と繰り返すのみ。
なお、紹介してくださったのは、 @hyoyoshikawa さん。
https://toot.blue/@hyoyoshikawa/109508218745831392
https://m.facebook.com/story.php/?story_fbid=pfbid0CQYuuG2rvEkPuLLf6bszQLm8DKYJA5ahyfRW7afGC6f6KYqEBLDSEpwwx1dZNHzTl&id=100002228602984 [参照]
私の親はまあいわゆる「政治の話を厭うタイプ」。例えば「国葬」の件にしても、五輪の件にしても、私が批判的な意見を言い出すと、そっと目を逸らしながらふら〜っと耳塞ぎつつ離れちゃう感じ。それがまたしんどいんだ。ほのぼのニュースには感想言うのに、国政になると不自然なほど画面を見ない。で、今朝モーニングショーを親と見てたら防衛費の話が出たの。
予想した通り全く触れない。このままじゃ次の話題に移っちゃう。考えて、「そういえばさ、今も日本の防衛費って、まあ軍事費? 世界第9位なんだって」から始めたら、「え!? そうなの?」ってなった。
「なんかさ、防衛費上げるって言ってるじゃん? そしたらねえ、世界第3位になっちゃうんだって」って振った。ここで、え、そんなに? 3位? ってちょっと引いてたし、そんなにいらなくない? ってなったみたいだった。ちょうどTVで戦車の映像が流れていたし。やっぱりね、「防衛費」って名称が卑怯だと思うんだ。戦車や戦闘機や銃を撃つ映像を見たら、「防衛費ってこれ?」ってなるじゃん。
「でさ、東日本大震災の復興のための税金……」「あ、わかるよそれ。私も払ってるもの」「そうそれ。そのお金をね、防衛費に転用するって案が出てるんだって」「え?? え、それは駄目でしょ? え、復興ってもう大丈夫になってるの?」「いやー五輪の聖火リレーでもさ、ルートめちゃくちゃ限定してたじゃん」「あーそうだ、そうだよね」「まあ復興がたとえ目途ついてたとしてもよ? 復興のためですって徴収してるのに他のことに使っちゃうのってもはや詐欺じゃんね。あ、今TVでも流れた! これこの復興特別所得税ってやつ」「ほんとだ……」
ていうか所得税増やしません! って言ってるけど、今払ってる税金の一部を他のことに割り振るんならよ? その税金で補えていた私たちの生活や社会保障の何かが「削られてる」ってことで、いやおかしいでしょ。もしくはそこの部分は「不要」な徴収だったってことになる。もしそうなら防衛費を世界トップスリーに育て上げないで普通に税金減らしてくれよ。
若干のインターバルを挟み休んでから、「インフルエンサーによる世論工作を防衛省が目標にしてるんだって」の話までしたら、ちゃんと聞いてくれた。割とドン引きしていた。
話題から目を逸らしていれば平穏でいられるのはマジョリティだからだ、というの、青鳥に戻れお前らもしんどい思いしろという話ではなくマイノリティは様々な場面で排除される側であることを突き付けられているという状況を表しただけなんじゃないかな。
投稿主さんのホームのぞいてみたけど、マジョリティに対する悪意は感じなかった。言葉が独り歩きしちゃった感はあるけど。
少数派は異端とみなされる世界で、なぜ自分は大勢の人達と同じでないのか、なぜ同じ扱いをしてもらえないのかと疎外感を抱いて生きてきたから、どうしても自分が他者と同じ感覚を持てないことに敏感になってしまう。
だけどそれは誰かを責めているわけではない。多数の人達が無関心を決め込めば私達の存在はなかったことになってしまうから、マイノリティの現状を知ってほしいと思うのは贅沢なことなの?
マイノリティだけでは社会は変えられない。マジョリティの理解があってはじめて私達は存在できる。
私達は手足を縛られている。口まで封じるようなことはどうか言わないでほしい。
SNSでの選挙行こう運動の度に思うけど、同じとこぐるぐるしてるだけなんだよね。政治に関心がある人達の間でぐるぐる回ってるだけ。外に広がらない。検察庁法改正案みたいなtwitterデモの実績はあるけど🐦はもう、ね……
結局現実社会にアプローチしないと変わることは難しい。自分ができることは何かな?地域社会への参加、デモ、声を上げる、連帯、抗議ご意見お手紙、エンタメ訴求、あと何だろう
まさにこれは、ケイン樹里安さんが仰っていたマジョリティの特権性なのだと思います。
https://note.com/julinote/n/n1e83b80755cc
”マジョリティとは、気付かずにいられる人/気にしないでいられる人”
そう、なんか積極的に「防衛費は上げるべきでしょ」じゃなかったとしても、「うーんまあ、仕方ないんじゃないかなあ……いや、もちろん戦争は嫌だけどね? ほら…………」みたいなのがすんごく多い。ネットだと前者(冷笑を混ぜ込んだやつ)が目立つけども、リアルでは後者が“スタンダード”なんじゃないかなって気がする。政府が言ってる、ってことに無条件の信頼をおぼえる人はやっぱり多いし、「難しいことに口を挟むべきじゃない」って考える人もいる。「よくわかんない」の結果として、飲み込むこと、従うことを選択しちゃう。
政治の話に忌避感を感じることのひとつの要因として、「わからない」は絶対にあると思うんだよね。「え、なんか変じゃない?」でいいのに。お給料上がらないし光熱費上がったし物価もやばいし、なのに防衛費……?? え、
変じゃない? よくわかんないけど。でいいのに。規模が大きくなると(国としての脅威……とか)、「まあ……しかたないのか……やばそうだし……よくわかんないけど」ってなってしまう。わかんないなら従っておこう、だって偉くて頭良くて政治の専門の人が決めたんでしょ? ってなってしまう。
ほら!虚構さんにまで迷惑をかけている!
【編集部】「有事で特定国への敵対心を醸成、国民の反戦・厭戦の機運を払拭するため、防衛省がAIを使ったSNSの国内世論誘導工作の研究に着手した」いう記事について、本紙報道とのご指摘をいただいておりますが、これは現実のニュースです。ご了承ください。
https://twitter.com/kyoko_np/status/1601369617360093184?s=46&t=iK3RvFGG3MQrbiD_h8Y_JA
JCPサポーター。雉白猫のお世話係。イングリッシュハンドベル奏者。石橋を叩いても渡れないくせに時々突進するいきもの。