シルマリル世を照らしたるのち失せぬ猫よどこへもいってはならぬ

これは猫ベッドを「それは猫さんがつかうものなので、ちがいます(いいえ、ちがいません、君は猫さんです)」と拒絶するタイプの猫。
ニンゲン用の布団や毛布の愛好家。

「寝てる?」と訊いたら「ん」と返事してにゅーんと伸びをして、布団のなかへ消えた。
おやすみ、猫科のヤドカリ。

「こーゆー寒い日は、inです! inをどうぞ!」と説得して、
「え~…onがいいんだけど…」という顔の猫を無事布団のなかへ。

2つ折りの掛布団にはさまって寝ていた猫が、長いほうの辺をもぞもぞ縦断して出てくるときがある。
「出口どこ…どこ…? …どこ……!? ……で、でられたー!」とでもいう感じ。

デパートの上の階から降りてきて、自分がどこから入ったんだったか見失った方向音痴なひとみたいで、親近感。
(かいぬしも方向音痴)

ピンク好きなのに似合わないと嘆いてたアンを思い出してる。
大人になるまで、私はピンクが嫌いだった。

今思うと「ピンクという色」が嫌いなんじゃなくて「女の子だからピンク、と押しつけられる空気」が嫌いだったわけで。

好きになった頃には肌がくすんで似合わなくなってて(それでも着るけど!)ちょっと悲しかった。

ところが、そこへ。

救世主爆誕です。

猫!

最初はなんとなくブルーとかグリーンを選んでたんだけど、
「…ちょっと待て自分。雄だからブルーとか、それジェンダーの罠じゃ?」って気づいて。

ピンクの毛布買ってみたらばかくのごとし。

ほうれんそうは買いますか
→家にあるからいりません

というほうれんそう。

これはかいぬしの新しい巣が象の森でもカレーの迷宮でもどっちでもいいから、スマホを置いてなでなでしろ、と思っているらしき猫のうしろあたま。

メヌエットのメロディで、猫をほめたたえる歌(歌詞はてきとう。「そーらねこはいいこ、そーらねこはいいこ、そーらそらはせーかいいちかわいいねこさん」みたいな感じ)をうたってきかせる。

朝から頭痛かったんだけど、おさまった。たすかったー
(こちら鎮痛剤な猫。よく効きます。副作用ゼロです)

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