https://natalie.mu/music/pp/yonezukenshi26
米津玄師「さよーならまたいつか!」インタビュー|“キレ”のエネルギー宿した「虎に翼」主題歌 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
本文引用
女性の地位向上については、自分が男性であるがゆえにより慎重に見つめなければならないというか、自分の身ぶり手ぶりがそこになんらかの不利益をもたらすようなものでありたくはないと思うんですね。なので、どういう形であればそれが可能になるのかを考えたときに浮かんできた「がんばる君へエールを」という方法だと、逆に女性を神聖視するような形になるんじゃないかと思った。自分の性質上、対象をある種のミューズのように扱う形になりそうな気がしたんですよね。でもそれは、結局“裏返し”でしかない。神聖視するのも卑下するのも根っこは一緒な気がする。なので、少なくとも自分にとって客観的になるのはおよそ不可能で。あくまで私事として、主観的に曲を作らざるを得ないと思ったんですよね。違う属性のものと自分を同一視するのも、それはそれで暴力的だとは思うんですけど、どちらかを選ぶと言われたら主観的なほうを選ぶしかない。そこは腹をくくってやるしかないなと思ってこういう曲になりました。
引用ここまで
昨夜、暑くて寝苦しくて、もともと体調悪かったので熱でもあるのかと思ったが、室温が28℃になってた。
暖房はつけてない。
西日が当たるので夏場は午後から夜も外壁の熱が冷めにくくて室温も高くなる傾向はあるけど
それにしても何だったんだろう?
ちなみに上はSpotifyのリンクです。いまはリナ・サワヤマさんたちのインタビュートークと、たくさんの楽曲がプレイリストに入っています。これと同時に、朝日新聞「ニュースの現場から」(下記リンク)にも順次ポッドキャストが詰みあがっていく予定です。Spotifyは有料会員じゃないと再生の順序を指定できなかったりするので、聞きたい収録回は、こちらからアクセスするとよいかなと思います。
https://www.asahi.com/special/podcasts/?pgid=684015f9-2396-4ac4-bc1f-ac0f0033d08c
朝日新聞とSpotifyの共同プロジェクトとして、LGBTQ+の人たちの「声」を届けるポッドキャスト「Pride Code」が配信開始になりました。Rina Sawayamaさんとちゃんみなさんの楽曲「This Hell」が配信されて、話題になっているものです。
このような華やかな企画ですが、わたしもなんと(地味枠として)参加しておりまして、4/21(日)の朝に、わたしが朝日の記者さんとトランスジェンダーについて話している回が配信されます。2時間くらいの収録で、とにかくトランスの人たちの置かれている環境や法的・政治的課題などについて話しました。シビアな話題ではありますが、トランスジェンダーのことについてあまりよく知らないという方にも伝えられるよう、記者さんも気を使ってくださいましたので、配信されましたらお知り合いの方などにも勧めていただけると嬉しいです。
https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1DWUB0g2l65cg8
『オーメン ザ・ファースト』感想
あの名作ホラー映画『オーメン』の前日譚なのですが、予想外に出来栄えが良かった…。早い話が「女性の身体の自己決定権」が主軸の物語であり、保守的な勢力がその権利を奪おうとするホラー。現在進行形の反中絶・反トランスの世相を色濃く反映してます。監督のアルカシャ・スティーブンソンは、適切な医療ケアを受けられず危険な手術にしか頼らざるを得なくなってしまったトランスジェンダー当事者を追いかけた短編ドキュメンタリー『Vessels』を制作しているので、テーマ的なシンクロがあります。
イングランドのNHSがヒラリー・キャス博士に委託してトランスジェンダーの若者への医療ケアに関する勧告を整理した報告書「Cass report(キャス・レポート)」が公表されましたが、その内容はトランスジェンダーの専門家に批判されています(例えば25歳未満の成人へのホルモン療法に消極的など)。一方でこの報告書は反トランスの団体や人物によってすでに「武器化」されていることが指摘されており、火に油を注ぐだけのレポートのようです。 #LGBTQ
https://www.thepinknews.com/2024/04/10/cass-report-five-key-takeaways/
マイノリティはそもそも信用してもらえないことが多いし興味も持ってもらえない。
昔「神道」とLGBT「Q」+でヤマトQだと思い込まれたこともある(冗談のように語られたけれど、その間違いが起こり得る、それをマジョリティの申告がなければこちらから訂正できないと知ったことは結構恐怖だった)。
話を聞いてもらえても信用度はマジョリティのせいぜい2掛けと思うし、少しの間違いでも糾弾される。
その状態で敬語をやめる、怒った態度を外に出す、「大卒と同程度の教養を身に付けています」と示せない文体を使う、みたいなのは本当にもう即座に反感に繋がり暴言が飛んでくるので、マイノリティ要素が多い者ほど危険度が跳ね上がるんだよな…と思う(この現状を打破するためにはそういう周知は必要だろうけれど)
『魔女狩りのヨーロッパ史』によると、魔女狩りの原因のひとつは、もともと民衆のあいだでも普遍的だった呪術を時代遅れなものとして忌避する意識が(社会情勢や天候不順などが呪術のせいとみなされることもあって)キリスト教社会で生まれたことにある、というようなことが書いてあったんですけど、これはキリスト教社会が自らを理性的な新しい宗教として認識し、対して呪術をそうではない旧宗教として位置付けた、とするならば宗教どうしの対立と捉えてしまうかもしれないけども、現代ではこれが「無宗教=理性的」「宗教=危険」という対立軸になっているだけで、やっていること自体は魔女狩りと同じなのではないか、と思います。
もちろん魔女狩りの原因は複層的だし、私の読解が間違えてるところもあるだろうけど、とにかく「無宗教=理性的」「宗教=危険」という認識だけはすぐにやめるべきですね。
『宗教右派』という言葉を使うな(定期)
宗教差別にあたると思われる箇所の引用を含みます
「人としてあるべき状態にないのだから治療すべき」みたいにジャッジできる立場にいると考えていること自体がまず相手を下に見ていますよね。
理想的な〈仮想敵〉としての宗教像を作り上げて「悪」と見なすのもやはり宗教に対する差別ですし、組織に属する形での信仰を望むひとびとの存在を無視して(もしくは一方的に誤ったものとして扱って)います。
「会社」をなくすと社会に混乱が生じるが、「宗教団体」は解体しても社会生活に影響がない、という発想も、そもそも宗教を軽視しているからこその考えではないでしょうか。
「宗教差別だろうがこの思想は変えない」ということであれば、私も「なるほど、差別を容認するひとなのだな」と理解しますが、「これは宗教差別ではない」と言うのであれば「それは宗教差別だと思いますよ」ともう一度念押しいたします。
組織化における問題点はたしかにあると思います。権威が作られて硬直化し、個々人の自由が制限される危険性があるシステムであるのは同意します。
ただ、そこから殊更に「宗教団体」を標的にして「特にダメ」と言うその言い方には、やはり宗教差別があると思います。
私は「宗教差別」をやめてほしいと言っています。
歴史、とくに文化史、服飾史に興味があり、メインは日本の古代~中世ですが、他の国や地域の文化も調べたりしています。お絵描きもしますがこのアカウントにUPするかはまだわかりません。
トランス差別を含む、すべての差別に抗いたいです。The Future is INTERSECTIONAL.