米津玄師、朝ドラ主題歌「さよーならまたいつか!」MVは逆再生で進む物語 | ORICON NEWS | 沖縄タイムス+プラス https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1341096
下記引用
逆再生することによって物語が進み、「生まれた日から私でいた」ことを肯定するような作品となっている。監督はアーティスト写真も撮影した映像作家・映画監督の山田智和氏が手がけた。
(中略)
時計の針は、8時14分59秒と8時15分を往復しており、一見壊れているかのように思われたが、MVの公開時間や“逆再生”の内容を示唆する映像となっていた。
引用ここまで
これまでの米津MVもかなり作ってきている人のようだ。
時計の表現に関しては地上波朝ドラ放送が終わる時間とを往復しているのだろうと考えられる。
ちょっと待って。場面の写真しか見たことなかったけど『さよーならまたいつか!』のMV、牧港のエンダーじゃん。
どういうつもり?
冒頭の騒動、一部の画としては高校生失明事件の後の沖縄署を思い出す。時間をゆきつ戻りつする構成で、ひたすらケンシヨネヅはエンダーの中と外を行き来する。どういう意味?
「キレ」の表現として琉球、沖縄県を選ぶなら、“それ自体”は私はわからなくはない。ただし、「キレ」続けなくてはいけなくさせているのは日米両国家、そして日本在住日本国籍ヤマトルーツのヤマトマジョリティだ。
そもそもフェミニズムを描く司法に関する朝ドラなので、広く言えば琉球、沖縄県も無関係ではない。しかし作中で今のところ琉球ルーツや沖縄県が描かれる様子はない。
作中時間では1931年満州事変、1937年蘆溝橋事件と日本が戦争に邁進していく年代であり、沖縄戦を経て琉球が日本の司法と離れる時代に繋がる。
米津玄師はどの程度MVに関わる人なんだ?『KICK BACK』を思えば「かなり関わる」タイプなんじゃないのか?それで、あれ?
インタビューであれだけフェミニズムや立場性について話しておいて、牧港のエンダー?なぜ?意図は?
MVについてもどっかで話してないかな……。
まさか「日本離れ」した画のためだけに沖縄県を使ったの?
ゲンシに思想的な期待を全くしてなかったからフェミニズム的な視点を一応持ってたことに「やるじゃん」になってしまった。でも今時の(それも売れてる)商業アーティストはその辺のバランス感覚もないとやってけないのかな
https://natalie.mu/music/pp/yonezukenshi26
米津玄師「さよーならまたいつか!」インタビュー|“キレ”のエネルギー宿した「虎に翼」主題歌 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
本文引用
女性の地位向上については、自分が男性であるがゆえにより慎重に見つめなければならないというか、自分の身ぶり手ぶりがそこになんらかの不利益をもたらすようなものでありたくはないと思うんですね。なので、どういう形であればそれが可能になるのかを考えたときに浮かんできた「がんばる君へエールを」という方法だと、逆に女性を神聖視するような形になるんじゃないかと思った。自分の性質上、対象をある種のミューズのように扱う形になりそうな気がしたんですよね。でもそれは、結局“裏返し”でしかない。神聖視するのも卑下するのも根っこは一緒な気がする。なので、少なくとも自分にとって客観的になるのはおよそ不可能で。あくまで私事として、主観的に曲を作らざるを得ないと思ったんですよね。違う属性のものと自分を同一視するのも、それはそれで暴力的だとは思うんですけど、どちらかを選ぶと言われたら主観的なほうを選ぶしかない。そこは腹をくくってやるしかないなと思ってこういう曲になりました。
引用ここまで
昨夜、暑くて寝苦しくて、もともと体調悪かったので熱でもあるのかと思ったが、室温が28℃になってた。
暖房はつけてない。
西日が当たるので夏場は午後から夜も外壁の熱が冷めにくくて室温も高くなる傾向はあるけど
それにしても何だったんだろう?
ちなみに上はSpotifyのリンクです。いまはリナ・サワヤマさんたちのインタビュートークと、たくさんの楽曲がプレイリストに入っています。これと同時に、朝日新聞「ニュースの現場から」(下記リンク)にも順次ポッドキャストが詰みあがっていく予定です。Spotifyは有料会員じゃないと再生の順序を指定できなかったりするので、聞きたい収録回は、こちらからアクセスするとよいかなと思います。
https://www.asahi.com/special/podcasts/?pgid=684015f9-2396-4ac4-bc1f-ac0f0033d08c
朝日新聞とSpotifyの共同プロジェクトとして、LGBTQ+の人たちの「声」を届けるポッドキャスト「Pride Code」が配信開始になりました。Rina Sawayamaさんとちゃんみなさんの楽曲「This Hell」が配信されて、話題になっているものです。
このような華やかな企画ですが、わたしもなんと(地味枠として)参加しておりまして、4/21(日)の朝に、わたしが朝日の記者さんとトランスジェンダーについて話している回が配信されます。2時間くらいの収録で、とにかくトランスの人たちの置かれている環境や法的・政治的課題などについて話しました。シビアな話題ではありますが、トランスジェンダーのことについてあまりよく知らないという方にも伝えられるよう、記者さんも気を使ってくださいましたので、配信されましたらお知り合いの方などにも勧めていただけると嬉しいです。
https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1DWUB0g2l65cg8
『オーメン ザ・ファースト』感想
あの名作ホラー映画『オーメン』の前日譚なのですが、予想外に出来栄えが良かった…。早い話が「女性の身体の自己決定権」が主軸の物語であり、保守的な勢力がその権利を奪おうとするホラー。現在進行形の反中絶・反トランスの世相を色濃く反映してます。監督のアルカシャ・スティーブンソンは、適切な医療ケアを受けられず危険な手術にしか頼らざるを得なくなってしまったトランスジェンダー当事者を追いかけた短編ドキュメンタリー『Vessels』を制作しているので、テーマ的なシンクロがあります。
イングランドのNHSがヒラリー・キャス博士に委託してトランスジェンダーの若者への医療ケアに関する勧告を整理した報告書「Cass report(キャス・レポート)」が公表されましたが、その内容はトランスジェンダーの専門家に批判されています(例えば25歳未満の成人へのホルモン療法に消極的など)。一方でこの報告書は反トランスの団体や人物によってすでに「武器化」されていることが指摘されており、火に油を注ぐだけのレポートのようです。 #LGBTQ
https://www.thepinknews.com/2024/04/10/cass-report-five-key-takeaways/
マイノリティはそもそも信用してもらえないことが多いし興味も持ってもらえない。
昔「神道」とLGBT「Q」+でヤマトQだと思い込まれたこともある(冗談のように語られたけれど、その間違いが起こり得る、それをマジョリティの申告がなければこちらから訂正できないと知ったことは結構恐怖だった)。
話を聞いてもらえても信用度はマジョリティのせいぜい2掛けと思うし、少しの間違いでも糾弾される。
その状態で敬語をやめる、怒った態度を外に出す、「大卒と同程度の教養を身に付けています」と示せない文体を使う、みたいなのは本当にもう即座に反感に繋がり暴言が飛んでくるので、マイノリティ要素が多い者ほど危険度が跳ね上がるんだよな…と思う(この現状を打破するためにはそういう周知は必要だろうけれど)
歴史、とくに文化史、服飾史に興味があり、メインは日本の古代~中世ですが、他の国や地域の文化も調べたりしています。お絵描きもしますがこのアカウントにUPするかはまだわかりません。
トランス差別を含む、すべての差別に抗いたいです。The Future is INTERSECTIONAL.