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雨にまでされたものが運ばれて
きて 顔に当たっている
排他的経済水域の外から顔を叩かれている
国籍不明の船を揺らした波頭かもと思うが
実際は藻の生えたプールの臭いかもしれない

駐車場の端
黒く汚れた
先週 雪だったもの
が積み上がったまま
像か関取の重さで沈黙を続けている
雨の粒が顔を叩くのに
影のように残った雪は記憶と同じで
震災前にそこに見たもの
戦前のここにあったこと
歴史上にあったから朽ちた名残
そういうものは 同じ重さで沈黙している
ただ受信する器官が弱いだけで
人生などという身勝手に短かな物差しで
埋葬をしてしまった

パシャパシャと浅瀬を泳いでいるのは
主のない三輪車だと思う
カラのペダルを回して
犬かきのように
泳いでいるのを見ることは
名のない仕組みの輪転を思うことだから
AIにはそう教えたい
通知を
受信する機械の方がすでに感度良く
どうやら隣町に暴風雪警報が発令されるらしい
雨が臭う町から帰る
峠から先の道が もう
一本ずつ途切れていってる

目を覚まして、30分以内に
書き終えたら、また眠るし、それに触れない。

架空の病院の壁にはまる
アクリル製の窓を叩いていた
音を通さない分厚さの
正方形を両手で打つたび 海の
陽の届かない所を経た振動に近く
始まりのない音がしていた

分厚いアクリルの透明を打つたび
表面で手のひらが反対になる
骨が当たる
手首から先が白く当たる
これは この手は
外からか 内からか
そもそもわたしは
行為か 観察か
ノックする私を見る他者の目は
どちらの側の私でいるのか

明け近く筏で漂流している
常夜灯の月がひとつ
ベッドを選んだこの誰かの嘘つき
体を調べると
痛みが左右反対にある
月は浮力がなく 筏より背側に
沈んでいるのかもしれない
海溝の底は 反射光がない
それでそれは、

rey-li さんがブースト

これは「差別をするのは知性のない者だ(知性のある私は差別などしない)」というような切り離しとも接続するものですよね。だからきっと本好きの多くは「自分は差別をしていない」と無邪気に信じてますよ。そしてこの感覚と接続するのが、道徳では100点満点の「誰も傷つけない」の精神ですよね。この「誰も傷つけない」は「いま/すでに傷つけられている者を助ける」ということを含んでいなくて、単に「自分の振る舞いが誰かを傷つけない」ことだけを考えているので。「自分は差別をしない(ので、差別問題に口を挟まなくてもいい)」ということ。むしろ差別を指摘することは「誰かを傷つける」ことになるので避けるべきこととされてしまう。

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rey-li さんがブースト

先日の政府による書店支援に対して本好きの皆さんが無批判にそれを受け入れてしまった構図、たぶん「本は素晴らしいものなのだから支援されて当然」というような、ある種の選民思想的な考えが無自覚に披露されちゃったものだとも思うんですよね。本好きの方々、よく「本を読まないなんてありえない」みたいなこと言うじゃないですか。そこにある傲慢さや暴力性にまったく気づかないまま、本を読めば良い人になれるとか読書は誰も傷つけないとか信じちゃう感じ。きっと毎晩パーティ参加してる人に「パーティに来ないなんて損してますし、社交性ないんですね」とか言われたらそういう本好きは怒るだろうけど、それと同じことしてるということには気づいてない。「本を読む我々は優れているが、本を読まないかれらはそうではない。そして本を読まない人が多いから社会は変わらないのだ」みたいなね。

数日続いた高い発熱の中、暇さえ見つければ睡眠、それと漢方にも頼ってやり過ごした。現在は微熱以下ギリギリまで下がっている。

今日は汗ばむ気温の中、久しぶりに軽い運動をし、コンビニに立ち寄り、夕食のメンマと切り干し大根とポテサラを買って帰宅した。

良い知らせ:「軽い運動なら長引く後遺症の症状である熱を出さない」ということ。あと飲酒は大丈夫ということ。

一方、悪い方の知らせ:「三十分を超える読み、書き、映像の鑑賞、スマホの使用」で発熱するという事実。
とにかく頭使うな、と。わかりやすく発熱するため、休憩や余暇でのネットを控えるという方針(指導か)やるなら本当にごく短時間。

それゆえ数日前に投稿系のサイトの登録を全停止&退会挨拶に切り変えた。

SNSは、このfedibirdとBlueskyのドメインアカ(フォローバックを禁止して、時々followersフィードを読むにとどめる)に限定した。サブアカは消去準備。

面白かった「しずかなインターネット」もスポンサーを解除して、もうできるだけ見ないよう自分に言い聞かせている。

こっそり短く創作はしたい。なのでもちろんWordPressは残す。
上記と合わせ、この三つ以外をどれだけ見ないかでこの先の半年をやっていこうと思っている。

「書ける」人の方がむしろ書かないということはたくさんあって、書いてない人だからと言って「書けない人」ではないことは当たり前のことで、そして今日はBlueskyで書ける人が書くのをやめるのを見るということになって、大変に残念な気持ちだけれど、「読み楽しむ力」のある人にきっとなるのだろうから、人の豊かさ、境目のないレイヤーのような分布について考えている。

日が沈むより先に寒くなる

昨日から猫と喧嘩しているが、猫の方はそのつもりがないらしい

人生の線路が、あみだ籤のようにできていたら、何かを避けることができない

事前に抜ける道もあるのでなければいけない

SNSに何か書くっていう行為は、自分にとっては自己主張ではなくって、自分の中を外に出すことで内側を薄め濃度を近くする、それは少しだけ透明に近くなるとか、感情のバラストを捨てて浮力をコントロールすための行為で、そのことを忘れている時は何かを見誤っているんじゃないかと思う

でも全部閉じた場所で呟き続けると、押し込まれたポストはカビたり腐ったりするから、風通しをよくするように手入れをして、いくつかは窓の空いた部屋へ持っていき、創作として仕立て直して飾ってやるといいと思った

これまであまり思わなかったけれど 今日は「。」が なんだか嫌いだ と思う日だ

「看做す」という漢字での表記が急激に一般化しているように思うのだけれど、どうだろう。「進捗」が急に使われ出す流れも以前あったけれど、一度使わない(もしくは別の書き方の)流れに入った言葉が戻ってくることは時々あるので、そこには何かしら時代的な気配や気分からの求めがあるのだろうと思い興味深く見ている。

rey-li さんがブースト

後ろ向きの本

積もった雪がたっぷり雨を含んで、それを避ける道はなかった。
冷たく濡れた靴が、歩くたびに嫌な音を鳴らし、ようやく辿り着いた自動改札機は閉じていて、閑散とした駅構内では「列車の遅れをご案内します」というアナウンスが、機械的に続いているだけだった。
駅前では、傘を差した人々が列を作っていたが、バスもタクシーも、全く入って来ないようすだ。

いろいろと諦めて道を渡り、友人がやっている古書店で、時間をつぶすことにした。
狭い売り場の奥で、石油ストーブの火が揺れていた。
無造作に平置きされた本の一冊が、昔居酒屋で殴り合いになった作家の本だったので、心底嫌な気分になって、友人の店主に嫌味を言った。
「こいつの本なんか置いて、客が離れていったろうが」
すると友人は、歯の隙間から空気を漏らすような笑い方をし、ストーブにかけたやかんの湯で茶を入れ始めた。

彼が背にしている棚は、彼が絶対に売らないと決めている本の棚で、全ての背表紙が見えないよう、反対向きにしまわれている。
天井まで、みっちりと、題の見えない本で埋め尽くされているのだ。

店主に出された茶を啜り、みかんの皮をむいて一房口にしてから、あれを一冊見せてくれよというと「嫌だね」と返された。
「なんでだよ。僕の本くらい置いてあってもいいだろうよ」というと、「いや、それはあるよ」と、彼が一番下段の棚から一冊引き抜き、僕に手渡した。

覚えのない本だった。知らない出来事を、詩に詠んだもののように見えた。
「こんなもの、僕は出したか? 」とたずねると、「出すね」と返され、さっき飲んだ分以上の茶が湯呑みに注がれた。「本を閉じれば、ないことになるが」
友人店主の声は、ストーブの火を見ることのように、暖かく揺れて響くように感じたが、「何を訳わからん」と、僕の口は、さしたる考えもないままそう言ってしまった。

僕は僕が出すという本をたいして見もせず突き返した。
店主が「これで、この本の正面もわからなくなる」などと言いながら、本は背表紙の見えない形で棚に戻され、僕は茶を啜りながら、その様子を見守った。

実のところ、僕は本など一冊も出していなかった。
(詩集だと? 何を馬鹿な)
店のドアから見える駅前ロータリーの状況は一層悪く、駅構内から流れ出てくるアナウンスが、運転再開の見込みなしと告げ始めた。
僕と店主は交互に茶を啜り、そしてみかんを食べて、ストーブの火を眺めた。店主が「残るのは、過ぎたあとで見えるものだけ」と呟く声を聞いた。

#SFすこしふしぎ_ #ショートストーリー #フィクション

OSやセキュリティのアップデートの間、使える端末が少ないとついつい遊びたくなっちゃう。
で、手持ち無沙汰から、ちょこっとWordPressの設定をいじったりして、うーん、やっぱりこれだと違うか、などとやっている。

資料作成用に必要だったWindowsの方は諸々の設定も完了。妻さんは社のオンライン会議に入り、猫はご飯を食べてからこたつに入っていく。
ひと段落したら朝食(と昼食を合わせたもの)を摂ろう

ところで、claudeの日本語生成文見たら、もう圧倒的トップの物書き以外、なんで書いてんのっていう理由を突き詰めて問われてくる局面入ったと思った。
これでやっと一年前のChatGPT4を超えた(当然一年というAI分野では圧倒的時間を経た存在のものが、もうあることを覚悟して)とか、どうかしてる。

何か書くかと思ったので、ビールの後に4合ほどの日本酒を入れると、少し落ち着いてきた。

書くか……。日付が変わる前に何か

あれ、今日なんか書けそうかもと思って座るも、背中バキバキでロキソニンテープベタベタ貼って痛みが引くの待ってるうちに、これ寝た方がいいわって結論になった(おやすみ)

波紋というのは「もうそこにはいないよ」ということの しるしでもあるのだ と思う

少し知ろうと思って、エレベーターガールについて調べていくと、三石琴乃さんがサンシャイン60でやっていたという話を見つけた。

その瞬間、偶然二人きりになったエレベーターの中で、
「次、停まったら真っ直ぐ行きなさい。そうしてあなたは、エバーに乗るの」
と言われる妄想シーンが脳内で展開したのだけれど、現実の時間軸も空想的創作も妄想設定も、何もかもごちゃ混ぜで、一瞬、頭だけが異世界へ飛ばされたような気分を味わった。

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現代の社会で「エレベーターガール・ボーイ」に該当するものというかポジションは何だろうと考えていた
AIコンシェルジュとか?

あれ?夢の中でも普通にテキストベースの機械翻訳使って会話してたな、と気づいた。宇宙人と会話するために地球人同士で話し合うときだった

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