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「Suicidal」と書かれ、チャールズ・マンソンが中央にプリントされた白いTシャツを着た50代半ばくらい、口の回りの髭がつながっている目つきの鋭い男性が軒先でタバコを吸っていて、目が合ってしまった。うだるような暑さの中、私は額からだらだら汗を流しながら彼に向かって少し微笑んで会釈し、そのまま通りすぎた。そんな夏のある日の正午近く…

今は頭のいい右派がひっこんで、かつて「ネトウヨ」と呼ばれ嘲笑されていた層がいちばん厚くて、やたら力を持ってしまっているんで、とにかくあの人たちの力を削がないとダメだと思う。「クラフトワークは反日」にしても、左派が馬鹿だ馬鹿だと侮って相手にしないのはそれはそれで問題だと言わざるをえない。今みたいな分断が進んだ世の中では、何がどう間違っているのか、ちゃんと言われないといつまでも自分の認識を改める機会がないから。

『恋は双子で割り切れない』、量産型の恋愛ものかと思いきや意外にプロットがよく練られていて感心した。完全にノーマークだったけど、ラノベ進化してるっぽいですね。

そりゃイランの領土内で、ハマスの最高指導者が殺されたとなれば、イランとしては黙っているわけにいかないだろうよ。面子丸潰れだし。(イスラエルは)もうやることなすこと無茶苦茶。これが自衛で通るわけないだろう。

べべウ・ジルベルト『トランクイーロ(静寂)』日本語訳:國安真奈 

心穏やかに
静かに毎日を送ってる
私は世界が怖くないし
心配もしない
心穏やかに
静かに毎日を送ってる
私は死が怖くないし
心配もしない
病気が私を通り越していきますように
貧困が私を通り越していきますように
悪意が私を通り越していきますように
嘘と信じる心の欠如
妬みが私を通り越していきますように
不運が私を通り越していきますように
嫉みが私を通り越していきますように
不和と無知
心穏やかに
静かに毎日を送ってる
私は世界が怖くないし
心配もしない
通り過ぎていきますように
病気も
貧困も
悪意も
通り過ぎていきますように
妬みも
嫉みも
戦争の悲しみも
心穏やかに
静かに毎日を送ってる
私は世界が怖くないし
死も怖くない
心配もしない

genius.com/Bebel-gilberto-tran

なお一つ付け加えておくと「悪戦苦闘してる」というのは願望込みの想像です。「悪戦苦闘していて欲しい。せめてその程度のトライアルはあって欲しい」という、私の勝手な。実際のところはもちろん知らない。

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むちゃくちゃ誤解を恐れて発言したら、恐れた通りの誤解を本当に招くことになった、というのも、旧Twitter上でやたら流れてくる字幕つきのショート動画以上に彼の「芸人」っぽさを感じさせ、個人的には微妙な印象。ついでに言うとジジェクが結局ナショナリズムから脱け出せないのは、それがヘーゲルの結論だからでしょう。でもそこで悪戦苦闘している様は端で見ていてどんなに滑稽でも笑っちゃいけないと思ってる。なぜなら現在ガザで起こっていることは日本でも多くの人たちがそう考えているように、ヨーロッパの近代そのものを揺るがす出来事だからです。

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別にジジェクの肩を持つ義理なんかないんだけど、2016年の大統領選での彼の「トランプ支持」(と思われているが、実際にはそうではない)発言に関しては、本人のその後の弁の通りアイロニーだったと思うし、そうとしか読み取れなかったけどね。私はむしろこれ見よがしにヘルダーリンの引用したり下手な予防線を張っているように見えて、皮肉としてはまったく腰が退けていると思ってた。「いいですか、これはアイロニーなんですよ」とあらかじめ言われても、おもしろくもなんともない。普段はミスリードを積極的に誘ってくるくせに、この件に限っては誤解を恐れているな、ビビってるな、と。皮肉って読者を挑発し、反感や怒りを喚起するようなものじゃなくちゃいけないでしょ。両義的・多義的に読めるようなものじゃなくちゃいけない(だから石川義正さんの「彼の主張ってスティーブ・バノンのレーニン主義とどこが違うの」って指摘はジジェクに対して好意的でさえあって、ある意味では正しいと思う)。で、このへんの微妙なスタンスをデリダ研究者の森脇透青さんが「極左をちらつかせながら実際には中道のようなやり方だから(イスラエルの件に関しても)芯が定まらないし、ぶれる」と評価しているのも、アイロニーというものの本質、つまり両義性についての核心をついていると言えるんじゃないかな。

80年代、多くの黒人が中流化していくなか、さらに多くの黒人は変わらないまま取り残されていた。若い黒人男性の犯罪率は高止まりし、殺傷事件の被害者もほとんど黒人だったことから、このままではセルフ・デストラクションだ、銃を持つな、落ち着け、殺し合うなと。そこで出てきたのが「チル・アウト」ってフレーズだったんだよね。

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「チル・アウト」がもともと「ストップ・ザ・バイオレンス」からの引用だって事実についてはもっと周知されたほうがいいんじゃないかと思ってる。今じゃアンビエントってジャンル自体が白人文化だと思われているきらいがあるから。

例の写真の詳細な分析をした記事(構図の巧みさは言わずもがな)。私は知らなかったけど、あれがジョージ・フロイド殺害後の抗議デモの報道で知られるピューリッツァー賞受賞の戦争写真家エヴァン・ヴッチによって撮影されたものであること、というのもやはり象徴的なことで、やはり政治は右でされ左であれ所詮スペクタクルの世界なんだなっていう。
theconversation.com/elevation-

山が動いた。ラキム(56歳)のニュー・アルバム"G.O.D.'s - THE REB7RTH"、7月26日(金)予約注文可能に。
genius.com/Rakim-kurupt-and-ma
youtube.com/watch?v=oOK7nXcXWd

その意味で90年代から00年代までパーティーをオーガナイズしてた音楽ライターやDJたちの作った文化ももちろん大事だし、見直されるべきだと思います(個人的には趣味が合わないものもあったけど、それはそれとして)。

幸いなことに私たちには和光大学周辺の先輩方もいるし、いろんなモチベーションを持った人たちが集まってそれぞれの文化を交換することができれば、その交点におもしろいものが生まれるんじゃないかな、という期待がある。

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