村上龍がネオリベかどうかって話、たしかにカンブリア宮殿だけ見ていると、「そうかも・・・」と思ってしまうのはわかるけど、私は違うと思う。『トパーズ』だって『アメリカン・サイコ』的な話にはできたはずでしょ。でもそうならなかった。
YMOをマーティン・デニーまで先祖返りさせたセニョール・ココナッツの『Yellow Fever』は大好きなんだけど、タイトルがちょっと「黄禍論」を連想させるので、そこは微妙。
https://www.youtube.com/watch?v=pCWWm6vSHbk
これもすごく面白い、隠れた傑作。この時期のテイ・トウワは埋もれてる感ある。
https://www.youtube.com/watch?v=H3YkvM11hW4
ちょっと振り返ってみると、いつになく雑なことを言うようだけど、中原雅也さんや高円寺周辺の人たち、マゾンナやムイムイチキチや廃いゆー子みたいな人たちがゼロ年代からテン年代にかけてやってたことってノイズやスカムといったマイナーかつ同人的な文化系サークルの中ではやはり画期的なことだったと思うんだよね。それまではノイズの人たちってみんなゴシック一辺倒だったもの。私もご多分に漏れずイタリアのノイズ(Atrax MorgueとかStabat Mors)にハマってたけど、それにしても遅れてきた澁澤系みたいな人たちばっかりで、個人的には重苦しい空気を感じてたし、おかげでサドとかバタイユとかすっかり苦手になってしまったものね。そんな中ダダ的なナンセンスを打ち出したのが、日本の上に名前を挙げたような人たちだったんだよ。今はこのへんの人たちはダークウェブのほうに流れてるって風の噂で聞いたけど、確かなことは知らないし、もうあまり興味もない。以上、これといってオチのない話で、回想に過ぎませんが、それでも一つの証言ぐらいにはなるかもしれない。
(I can't stop loving you)
I've made up my mind
To live in memory of the lonesome times
(I can't stop wanting you)
It's useless to say
So I'll just live my life in dreams of yesterday
(Dreams of yesterday)