創作同人誌の話。
サイバーパンクアンソロジー『PROTOCOL TBD』 を読みました。エモーショナルと神仏が横溢する良い本でした。ハードボイルドや青春小説のフォーマットの強さを感じます。
マイベスト3は阿部登龍「ここにネコはいない」、水町綜「特甲アゲインスト・ザ・マシーン」、大戸又「サハスラブジャの蓮華座」ですかね。世界設定がカッチリしたファミリーの話に脆弱性があります。
https://walkingchair.booth.pm/items/4782314
喪失や欠落の書きかたという点では、少し前に読んだロス・マクドナルド・トリビュート・アンソロジー『黒い背表紙の探偵』を併せて思いだしもしました。
https://strange-fictions.booth.pm/items/4484791
情報解禁になったようなので告知!
「SF界最後の天才」ことジョン・スラデックのロボットSF “Tik-Tok”の翻訳が竹書房から刊行されます。翻訳担当しました。めちゃくちゃ面白いので期待していてください。
高山宏『殺す・集める・読む』に入ってる『ドラキュラ』論がおもしろかった記憶があるなと思ってひっぱりだしてきた(やや入手しづらいですが)。
フォークロアに注目するのは、反近代・反主流みたいな意味合いがあって、アイルランド人としての周縁意識みたいなのはあるんじゃないかとか、ざっくり書いてあります。(『ドラキュラ』の序盤って完全に観光客目線じゃないかとか、そういう話も)
https://www.amazon.co.jp/dp/4488070477
http://www.tsogen.co.jp/news/2023/04/4030/
お陰さまでこのたび、第14回創元SF短編賞正賞をいただきました。応援、ご助力いただいた文舵クルーはじめとした友人のみなさまには、感謝してもしきれません。成したぜ!
もまいら、もれが原作やってる漫画の5話が公開されたお
https://t.co/20xdzDphol
この人の2020年の記事、共感します。 特に以下の3項。
>社会のなかの「枠」が壊れ、社会は親子を攻撃するようになった
>ゲーム内の社会は子ども達が作り上げた公園
>子どもも大人も助けてと言える社会を
「人生ハードモード」の国で、子どもたちが生き抜いていくために(黒川駿哉:児童精神科医)|「こころ」のための専門メディア 金子書房 https://www.note.kanekoshobo.co.jp/n/n010d7c6ab9ec
小説同人サークル「サ!脳連接派」主宰。 路傍のアンソロジスト。 SFと奇妙な小説が好き。 チャイナ・ミエヴィルとJ.G.バラードが特に好き。存在としての椅子も好き。