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ずっとジリジリと怒っています。このまま怒りをとろ火で燃やし続けて生きていくのかもしれません。意外とみんなそんなものなのでしょうか。

扇智史 さんがブースト

「俺には想像もできない彼らの苦しみは、彼らが目にした無数の途方もない苦しみがなかったことにされるのに比べれば何でもないことなのだ。
記憶は人の口を経る度にどうしようもなく薄れていく。あの人たちが忘れられることをどうしても許せなかった記憶ももうほとんど忘れ去られている。
78年前の途方もない苦しみはもうほとんどが消え去って、二度とは語り継ぐことはできない。
あの原爆で最も苦しんだ人たちは、それを誰に伝えることも出来ないまま焼け跡で腐れ落ちて死んだ。
それを自分の目で見た人々も、多くは口をつぐんで墓まで持って行った。僅かに語った人々もほとんどが墓の下だ。
老人たちの言葉と比べて、自分の言葉は何と軽いのだと思う。こんな軽い言葉で語るくらいなら、口をつぐんだ方がマシだとさえ思う。
それでも誰かが継がねばならない。俺のこんなにも軽い言葉でさえ、もはやこの世に残された原爆を語り継ぐ声の上澄みなのだと気が付いた。
自分ごときがと思う気持ちは痛いほど良く分かる。それでも口を閉ざさないでほしい。語るべきでないと、口を閉ざした結果があれなのだ。」

anond.hatelabo.jp/202308011407

扇智史 さんがブースト

『この世界の片隅に』、映画になったらさらに在日コリアン差別があやふやになっちゃったからな…。当時ツイッターでそこ指摘したら片渕監督がエゴサしてきて「あの台詞で加害がわからない人はどんな描写でもわからない」とか突然反論されて、さらにすぐツイ消ししおって、かなりもにょもにょとしたのよぬ

何もかも社会を撹乱しない程度に無害化しないと承認されない状況はほんとうに息苦しいですよ。

人間、なにかどうしようもないタイミングで堪えようのない怒りに駆られて、その瞬間に心の形が定まるのかもしれませんね。

私は当事者でもない一介の百合愛好者なので現実の制度や環境への向き合い方は難しいと感じていたのですが、こうも露骨なクィアベイティングにはさすがに反発を覚えていますし、この現状をそのままにしておきたくはありません。

作品の捉え方と解釈を委ねられたので水星の作中女子はみんな同性カップルだという解釈で観ていきましょうね。

逆に「インタビューに結婚という文言を付け加えてしまったKADOKAWAだか編プロだかの編集者氏」に出てきてもらって話を聞きたいですよね。それだけ強い同性婚への熱意について。

BNFWは同性婚表現を削ろうとする企業で、KADOKAWAはインタビュー記事に憶測を書き加えるような編集者を使っている、ということなので、どっちも信用を落としていますよね。

扇智史 さんがブースト

川野芽生さんの新作『奇病庭園』(文藝春秋 8月4日頃発売)をお送りいただき、さっそく堪能。種々雑多に体の変容する奇病が広がる世界をモザイク状に描く幻想長編小説で、濃密な幻想と物語の迂遠な繋がり具合がたまらなかったです。

有角老女の頭を抱えて逃げ続ける写字生、それを追い続けるたち、鰭や鱗が生じて海を目指す砂漠の民、植物を操るサーカス団、翼が生えて文字通り赤子を産み落とす妊婦、食べたものが体内で真珠化する者、蜘蛛となった踊り子たち、牢獄の中で繭に包まれる者たち、謎の連続殺人事件――

扇智史 さんがブースト

氷室冴子さんのコバルト文庫の作品をわたしは中学生のころ夢中で読んでたのですが、この本を読むと、当時の苦労として、
「男性のインタビュアーからやたら年収を聞かれ、『ああいう小説は処女じゃなきゃ書けないんでしょ』と好意的ニュアンスで言われる」「笑顔で耐えて、帰宅後、家中のワインの瓶ぶち割って一晩中泣いた」
とか、
「のちにセクシャルハラスメントという外来語を知り、自分が怒りっぽい変な人なのではなく同じように傷つけられている仲間がいたことに気づく」
とか、
「四十代後半の男性と仕事上の意見が異なったので、話し合いをしようとしたら、向こうは気の強い女の子が我を張って甘えてきてて困っちゃうナという様子で、対等な仕事相手とは思っていないのがわかった」「試しに『別の男性も同じ意見でして』と言ってみたら、相手がギョッとして急に話を聞き始めた」
などから、
「相手に『女というバイアス』が作る不可侵領域がある。これらの経験に近い理論はフェミニズムだと気づいて支持するようになった」
とあった。

時代は違うけれど、自分のいた2000年代のライトノベル界(作家も編集者も男性が多い)も思い出され、なかなか辛い。

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出版の世界に失望させられないうちに一抜けしておいてよかったのかもしれないって思います。良くもないですが。

ひとのことも世界のこともわからないなりになんとか。

自分はプライドばかり高くて嫌なやつだと思いつつも、性格や行動を意識して変えるのは難しいので時間をかけてなんとかするしかないなあと思ったりします。人生の時間をそんなに長く見積もる気はないんですが……

社会的に生きるのに向いていないなあと思いました。

1000字ほぼきっちりを保ちながら内容を整えるのは独特の遊戯性があります。

掌編を少し手直ししたりしました。

扇智史 さんがブースト

私やあなたも「知識力」や「論理力」や「理解解像度」や「言語表現力」や「継続力」や「ミスの多寡」などで人間をジャッジし、差別し、侮蔑していませんか、ということ。
「自分ごと」というのは、そういうこと。加害者であり、被害者でもある状態で、じゃあどうすんの、と。

ストレスが限界を超えた結果、1000字ほどの掌篇が書けました。

ひとりでできることだけやっていてもしょうがないのは分かっているんですが、誰かが出来るようになるまで尽力するのは疲れます。

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