ガザ地区に暮らす人々がどういう状況に置かれてきたか、きちんと伝えようとしている記事だと感じたのでプレゼント機能でシェアします。
10/12 19:00まで無料で読めます。
以下一部引用。この構造はきちんと理解しておく必要があると思いました。
>これまでイスラエルはあえて、ハマスに決定的な打撃を与えずにきた。これは「草刈り」戦略とも呼ばれる。草が伸びたら草刈りをするように、数年おきにハマスにダメージを与えつつ、現状維持を図るという戦略だ。
>イスラエルがハマスを打倒しないのは、ガザ地区を自ら統治する意図はないためだ。ガザの市民をイスラエル人として受け入れる選択肢はないし、権力の空白を生んでさらなる過激派を招くことも避けたい。
>「問題を永久に解決できないことを受け入れ、その代わりにパレスチナ武装組織の指導者を繰り返し標的にすることで、暴力を管理しやすくした」(米ランド研究所の報告書)というわけだ。
https://digital.asahi.com/articles/ASRBC3QJGRBCUHBI00J.html?ptoken=01HCF3CSHD1GV4HH8FQ84G1DGZ
これは(当然の判断とは思うけれどそれでも)良いニュース。少しずつ裁判の結果を積み重ねている方達には本当に敬意を抱く。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231012/k10014223241000.html
呉座勇一氏の和解後の対応を批判する弁護団声明https://note.com/kambara7/n/n35dc27cfd74e?sub_rt=share_pw
自分から和解を申し出たのに、さも相手が主張を変えたから和解に「応じた」かのように見せる呉座氏。和解内容を守らない場合って的措置を取れるんだろうか。
にしても、本当は負けたのに身内向けに勝ったかのようなパフォーマンスをするって、つくづくSNSミソジニストしぐさというか。そういうネット上の差別的な文化/コミュニケーション様式から距離を取れってことがオープンレターの内容でもあるのに、マジで何もわかっていなくてすごい。
『イコライザー3』の熱冷めやらぬ今日、『イコライザー』1作目と2作目を続けて鑑賞。自分の目に入る範囲の悪事にはお仕置きしてしまうマッコールさん、私が以前いたクソ上司に公開セクハラ辱め受けたあの場にいてほしかったな……
清末愛砂さんのFBより。
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「ハマースの行動を真に批判できるのは、イスラエルによる国際法違反の過酷な封鎖下で、尊厳と生きる希望を奪われてきたガザの人々だけでないのか。国際社会は、ガザの人々が封鎖下で長年強いられきた構造的暴力や直接的暴力に真摯に向き合ってきたか。看過してきた者がもっともらしく批判できるのか。
(中略)
パンパンに膨らんだ風船が破裂したときの威力は大変に大きい。いま、その威力の恐ろしい力を見せつけられている。風船を膨らませたその責任を自問せず、ハマースだけを批判しても、何ら解決にはいたらない。」
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=10163469957272782&id=599067781
数年前の就職氷河期世代支援が始まるかどうかという頃、故あって大手新聞社の記者から同世代の女性非正規労働者を紹介して欲しいと頻繁に連絡があった。
記者から条件が出される。
就職氷河期世代の女性であること。
非正規労働者であること。
そして、絶対条件は
「未婚」であること。
記者らはとにかく「既婚の女性非正規労働者」を嫌った。記者に説明を求めると既婚女性非正規労働者は将来安泰の勝ち組でイージーモード人生を謳歌、だという。
渋々、仕方ねぇなぁ…、既婚の女とかマジ最悪…と舌打ちを…本当にそんな感じで大手新聞社や雑誌社の記者が現場に現れたと私が紹介した当事者に言われ後で平身低頭で謝罪したのは一度や二度では無い。
いま、ようやく就職氷河期世代の既婚者の辛苦が表に出てくるようになった。声をあげていいんだと思えるようになったと当事者から聞いたりもする。
当時の記者たちはこの記事をどう読むでしょうか。
あなた方が就職氷河期世代の勝者で他人の褌で楽して生きていると嫌った当事者は本当にイージーモード人生でここまできたのでしょうか。
あの当時の記者は悔い改めていただきたい。
今度は反対に私が当時のその記者たちを取材したいです。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/d4657c9dbec7d5f8063a0cb812d8e274b9bb5ce9
『イコライザー THE FINAL』レビューを書きました。天使マッコールが本当の意味で地上に降りるまでのお話でもあった。不思議にアナーキーな雰囲気の町でしたなあ。住みたい。
https://sites.google.com/view/nj51/moviereview/equalizer3?authuser=0
『スカイリム』続きやらんとな〜。特にスカイリムのMODには忌避感あったんだけど、それはスカイリムをプレイしていない頃に目にするスカイリム関連の情報でエロMODが多かったんだよな。
スカイリムプレイするようになって、UIを快適にするMODの存在を知ってやっと誤解していたことに気づいた。バカなオタクがゲームクラックを楽しむクソ行為だと思っていてすみませんでしたって。
エイペックスでもキャラ造形の話になると「女の子が可愛くない」とかすげー目につく。あとこう言う時に使われる「女の子」って言い方がそもそもキモい。女子とかもそう。セクシズムが常に臭う、女性と呼べない人たち。エイペックスのキャラデザには意図があって制作も言及してんのに、それに沿った評価拒んで、シスヘテロ目線での消費にこだわることを「自然なこと」と考えて疑わないゲーマーが「コンプラに敗北」とか「ポリコレ棒」とかよう言う。常に他者を客体化してることに無自覚。多種多様なキャラがいても、イケメンとカワイイでしか評価できないのは、エルデの制作と同じでモノサシが小さいから。あるいはメジャー(measure)の種類が少ないって言いかえた方がいいかも。
エイペックスは日本語ローカライズもメジャーの種類が少ない。ホラゼロのローカライズも致命的な所が1つあった。
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ある人が何らかの点でマジョリティ属性であること自体を批判したり糾弾したりするのはフェミニズムの政治が目指すものでもクィアの政治が目指すものでもないと私は思うのだけれども、とりわけSNSなどで小さく切り取られた鋭利なメッセージだけが一人歩きしがちな状況が続いてきた中で、特に若くてまだ感受性も鋭い人たちを中心に、そういう風な「マジョリティ属性それ自体に罪悪感を覚える」形でメッセージが伝わってしまっている側面は確実にある気がしている。
私はずっとTwitterを使ってきたので意図的ではなかったにせよ結果としてそのようなメッセージ伝達の一端を担った責任はあると思っているし、さらに言えばそれに意識的になったのもこの数年だし、気がついても介入の仕方がわからなかったし、というのもある。
ただ、「マイノリティ認定をしたらその途端にマイノリティ側が道徳的・倫理的に絶対優位に立つ」と思い込んでいるかのような発言を、差別側、被差別側、権利擁護側のいずれにおいても目にすることは多くなっているし、なんかちょっと一度そのあたりを整理して共有していく方法はないんだろうか、とは思う。
ジェンダーやセクシュアリティについて教えていると学生から人生相談を受けるというのは教員あるあるらしいけれど、学生もきちんと相手を見ているので、私は指導性や一緒に仕事している学生以外からそういう相談をされた経験はほとんどない。
で、先日珍しく相談をされて何かと思ったら、「ジェンダーを勉強していて、興味もあるけれど、自分がマジョリティだから責任があるという罪悪感が動機の一つとして大きい、勉強しながらとても辛い」みたいな話で。
「マジョリティには責任がある」というのはそれ自体は念頭におくべきだけれども、それは罪悪感を抱くべきものではないと私は思っている。これは構造の話であって個人的な罪の話ではないから。
それに、罪悪感が出発点になると、押しつぶされるか、どこかでマイノリティへの恨みが溜まってしまうか、自分の罪悪感の解消が無意識的に先立ってしまって厄介なことになるか、のどれかに陥りやすい気もする。
性の政治との関わり方としては、やっぱり「自分」の問題関心から出発するので良いと思う。
このあたり、以前から少し気になっていたのだけれど、真面目な若い人ほど袋小路に入り込みがちで、難しい。
日本は新しい言葉が誕生すると、それが人権にかかわる重要な概念であってもすごく大雑把な意味に拡大して使う傾向がある。例えば"カミングアウト"をちょっとした秘密やネタを披露する文脈で使ったり、なんにでも"◯◯難民"と名付けたり。
このところ"グルーミング"を単に手懐けるという意味で使っているのを見かける。しかもジャニー喜多川の性虐待を批判する文脈で、マスコミはグルーミングされているとか、日本全体がグルーミングされているとか。
グルーミングは単に手懐けることではなく、性虐待を目的として未成年者を手懐けることだ。国語的にも間違った使い方だし、こういう用法の拡大は結果的に本来のグルーミングを矮小化してしまう恐れがあると思う。
Twitter@nj51 です。Passionate Humanitarian/洋画民。ちぇ部員。スパモン教"たらこクリーム牧師"。トランスジェンダー差別に反対するアナルコフェミニスト。セクシストとは議論しません。
映画の感想とか→https://sites.google.com/view/nj51/