パレスチナでは今インターネットが使えない状態で、eSIMが重要なコミュニケーション手段になっており、eSIMの寄付が求められているようです。
eSIMの寄付については、一時期「多くの支援が集まった」ということで受け入れを保留にするような投稿もあったし、最新の状況をどこで把握すればいいかわからなくて私自身判断を保留にしていたのだけど、この支援をオーガナイズしている方のアカウントを見つけられたので(私が探すのが下手くそだっただけなのですが)、Mastodonでも共有します。
◆オーガナイザーのMirna El Helbawiさん
🍉Twitter
https://twitter.com/Mirna_elhelbawi/
🍉Instagram
https://www.instagram.com/mirna_elhelbawi/
◆この方が設立したと思われるNPO団体Connecting Humanity
🍉Twitter
https://twitter.com/Connectinghu_
🍉Instagram
https://www.instagram.com/connectinghumanity_/
◆eSIM支援のハッシュタグ
#ConnectingGaza
このマンガがすごい!の『オトコ編』『オンナ編』って、まだ市場が男性漫画家ばっかりだったころの名残なのかな。1996年から始まってるっぽいし。映画館にレディースデーがあるみたいなことなのかも(男女の賃金格差によって映画を見る金銭的余裕のない女性が、映画を見れるように配慮されたのがレディースデーなので……)。ちゃんと女性漫画家にもスポットが当たるように配慮してくれた結果が『オトコ編』『オンナ編』なのだろうと思ふ。そして今は女性の漫画家がたくさんいること、マンガ著者・読者のジェンダーバイアスが崩壊していること(よいこと)、マンガジャンルを男女に分けることに限界がきてること、などからオトコ編オンナ編たるもんに強烈な違和感があるんだな。ジェンダーの価値観が進歩している証拠とおもえばうれしい。それでもオトコオンナ表記はいやなので違う名前になってほしいぜ
シュライアーの「トランスジェンダー理論」がいかにトンデモないかは昔ブログで書きました。
https://t.co/yvXeAxC5uY
ヘイト本について
KADOKAWAは中韓ヘイト本を何冊も出しているので、LGBTヘイト本を出す方向に舵を切ったことに関して実のところ驚きはないです。
トランスヘイト本(陰謀論本)をわざわざ和訳して出版しようとしていることは許しがたいし、私も抗議の意見を送りました。
けど、これは今まで中韓ヘイト本が出版されまくってきた末の結果だと私は思っています。その積み重ねを無視して「まさかKADOKAWAがヘイト本を出すなんて…!」みたいな反応をするのは、あなたはずっと中韓ヘイトを無視してきた(そして今も注視していない)んですね、と捉えられても仕方ないと思います。
私は、母方祖父が中国人で父方義祖母が朝鮮人というルーツを持っているんだけど、物心ついた頃から私らに対するヘイト本が本屋に並んでないことの方が少ないので……。長年、主に中韓に向けたヘイト本の出版が許されて、そのヘイト本が売れてきました。その差別の歴史を無視した発言(投稿)はしないでほしいです。突然起きたことでも、今回だけの話でもないんです。
繰り返し書きますが、私は今回のトランスヘイト本の出版には反対ですし、抗議も批判もします。ただ、この件を「(KADOKAWAが出す)初のヘイト本」のように言うのは、別のヘイト本による被害を軽視していると言いたいです。
今回個人的に衝撃だったのは、KADOKAWAというある程度経営が安定してそうな企業が、わざわざ露骨なヘイト本を露骨な宣伝文句で売りに出す、というリスク/コストを取ってまで売ろうとしてきた、ということのほうだったりします。映像やグッズなどのコンテンツ事業で比較的安定した収益を得ているように思えていたので、わざわざそんなことする?という衝撃。ここから考えられるのは大きくわけてふたつ。本当は経営がヤバい。もうひとつは、経営云々とは無関係の翻訳チーム単体の暴走。たぶん後者。そしてKADOKAWAレベルの規模になると刊行する本の1点1点など確認していないので、経営陣レベルの中にもまだこの本の存在を知らない者もいるくらいだと思う。
KADOKAWAに限らず大手出版社はなんらかのかたちでヘイト本を出している、というのはたしかですね。今回のはタイトルがあまりにもわかりやすいものなのにくわえ、宣伝の仕方も露骨だったので目立ってますが、よく見てないとわからない、あるいは中身を読まないとわからないものはたくさん出ているはずです。たとえば文藝春秋や新潮社、中央公論新社あたりは、新書や文庫のレーベルで定期的に怪しげなものを出しています(愛国系が多いかな)。暇空茜とNHKのアレではないですが、企業規模が大きくなればなるほどその中にいる意図的な差別をおこなう者の絶対数も増えますから、大手=安心というのは幻想でしかないと思います。