『 エトセトラ vol.10 特集:男性学 周司あきら特集編集 』にて、「山田さんの生活」という4コママンガを寄稿しました。
周司さんは弊著『僕のちっぽけな人生を誰にも渡さないんだ』を読んでくださっていたようで、こういう主人公のような価値観を持つ男性は少ないのでは?と感じたそうです。
今回は、「男性特権」「加害性」「生きづらさ」の先にある新しい「男性性」をかいてほしい。とご依頼を頂きました。
新しい男性性……?と悩みました。まず、「we act!男性特権」「トランスジェンダー男性学」などをじっくりと読み返しました。そしていろんな男性を頭に浮かべました。「なかよしビッチ生活」の純くん、男は性欲に振り回されてるんだという言葉に嫌悪感を示していたシス男性の知人、たくさんの花を飾っていたマスキュリンな服を着た知人、「生きているだけで加害性があるという事実が耐え難い」と語るエッセイスト。
もし自分がシス男性だったら、どんな生活をしていただろうか?とも考えました。
こうして悩んで生まれたのが、山田さんです。おそらく日本には山田さんのような人がそこそこいるのでは?と思いながら描きました。