極右の基本的概念の一つが「友と敵」。彼らは常に敵を必要とする。
なぜ彼らはLGBTを攻撃するのか? 攻撃しやすい敵が必要だからだ。
右派の敵は伝統的に共産主義だった。だがソ連は崩壊し冷戦は終結。ロシアも中国も資本主義を推進中で、右派にとっての主敵は消えてしまった。
そこで出てきたのが「文化共産主義」や「文化マルクス主義」という奇怪なワードだ。欧米の極右も統一協会もこの用語を使う。
真顔で説明するのは困難なのだけど、彼らは「LGBTは文化マルクス主義の陰謀である」といったナラティブを使う。
LGBT当事者にとってはただただ迷惑であり生命の危険に関わる重大事なのだが、このような理不尽な理由でLGBTへのヘイトスピーチや暴力が扇動されているのだ。
「アンチ人権」言説が、日本では草の根から政権中枢まであちこちから発信されている。
アンチ人権とは、つまり「極右」だ。そこで「極右とは何ぞや」を軽くリサーチしてみた。
短く言うと普遍性(平等と友愛)を嫌い「友と敵」(我々と奴ら)を強調、排外主義の"均質な国家"を目指す一派。主敵はフェミニスト、移民、LGBTだ。
下記は欧州委員会の資料"Factbook ‒ Far-right extremism"。極右は何を主張するのか、どのようなナラティブやネットミームを使うのか、等がコンパクトにまとめられている。
https://home-affairs.ec.europa.eu/pages/page/factbook-far-right-extremism-december-2019_en
長渕剛が主催する子どもの自然体験合宿、海水浴中に長渕が中学生と思われる女子児童に後ろから抱きつき「俺をおんぶしろ~!」とはしゃぐ姿が流れたのね。
さすがに二人とも水着の上にTシャツ着てたけど、たかが数日一緒に過ごすだけの見知らぬ成人男性が何の疑問もなく子どもにこれをやって、NHKがそれをまた何の疑問も持たず放送してるの、マジで、ヤバイよ。
これだけジャニーズの性加害や日本版DBSが連日報道されている中で、自分達もそれを報じていながら、この"スキンシップ"にひっかかりを覚えないの、本当にヤバイ。
仮に現場では雰囲気よかったとか当該の子どもが楽しんでいたとしても、そんな問題じゃなくてさ。これを"普通のこと"としてポジティブに放送してしまうことが問題。
ナナシノさんや湯船の方のトゥートを見ていたらやはりSW世界を観たくなるんだけど、クローンウォーズ挫折して他に行こうかどうしようか迷ってまたそこで足踏みしている こんなことではいろいろみる前に寿命が来てしまうのではないか
この書を読了。戦前の日本軍に巣くっていた「オカルト」をここまで集中的に取材した本はなかっただろう。力作。僕は多少は知っていたとは言え、ここまで軍人が骨がらみでオカルトめいた「日本(天皇)至上主義」関わっていたら、そりゃ日本は戦争に負けるわと改めて思った(笑)。
この本を読んで今までの印象が変わったのは、陸海軍の「ユダヤ通」として以前から有名な安江仙弘と犬塚惟重の二人。一言で言って、ここまで「残念な人」たちだったとは・・・。二人の印象は、安彦良和先生の『虹色のトロツキー』で形成されていたから、結構いい人だと思っていたのよね。
https://book.asahi.com/article/14885567