岡真理『ガザとは何か』読了。昨年10月20日と23日に行われた講演を編集したもの。講演だけにわかりやすく、また感情が伝わってくる内容だった。パレスチナで起きていることを知りたい人はぜひ読んで欲しい。問われているのはガザとは何か、ではなくイスラエルとは何か、なのだろう。
以下引用「シオニストが「ユダヤ国家」と主張するイスラエルという国は、アラブ人やムスリムに対する、ヨーロッパ人のレイシズムに基づく植民地主義的な侵略と暴力的な民族浄化によって創られたということ。そしてその民族浄化の暴力は、パペが漸進的ジェノサイドと表現するように、現在に至るまで、形を変えてずっと続いているということです。
ヨーロッパ・キリスト教社会における歴史的なユダヤ人差別と、近代の反ユダヤ主義、その頂点としてのホロコースト。西洋社会はこれらの罪を、パレスチナ人を犠牲にすることで贖ってきました。(略)西洋諸国は今もなお、その歴史的暴力を行使し続けています。」
今日(11/19)は国際男性デー。
雑誌『エトセトラ』の男性学特集をぜひ!!
責任編集は、わたしも共著をいくつか書かせていただいた周司あきらさんです。
https://etcbooks.co.jp/book/etcvol10/
“内部通報者への対応の問題 斎藤知事が内部通報者を自ら追求したという事実は、公益通報者保護法に違反する可能性が指摘されています。公益通報者保護法は、内部告発者の探索を禁止していますが、斎藤氏は自身が訴えられている内容に関与している通報者を見つけ出そうとする試みを行い、これが権力の乱用と見なされています。実際彼は、通報者を見つけ出し、拙速に報復的な人事を実施しました。こうした行動は、法律的、道義的に問題がある可能性があり、厳正な調査が求められます。”
ここのところはちゃんとやって欲しいし報道機関もなぜ内部通報者を探してはいけないのかを丁寧に解説するところからしつこくやって欲しい。
百条委員会による斎藤氏の疑惑の徹底解明を求めます
https://www.change.org/p/百条委員会による斎藤氏の疑惑の徹底解明を求めます?utm_source=share_petition&utm_campaign=psf_combo_share_initial&utm_term=psf_combo_share_initial&utm_medium=mobileNativeShare
オンライン署名「百条委員会による斎藤氏の疑惑の徹底解明を求めます」
桐生市みたいな公務員がクソなケース結構あると思う。で、仮にわたしが桐生市長になって当該の公務員を“叱責”したとする。当該の公務員としては露見し事実と認めてしまえば一生まともな人間とは扱われない様な醜悪な不正を指摘されているわけで自身の将来に不安を感じストレスから心身に不調を来す。
これ、ものごとのスケールは違うけどわたしが実際に経験してることなんですよ。前にも書いたけどわたしは何人かのスタッフをクビにしている。彼らのやったことは明らかに不正だしわたしは絶対にパワハラの要件が成立しない様に慎重にやってる。事実の指摘、証拠の提示、改善に向けての提案etc.
だけど過程と結果は本人にとってストレスなのでパワハラだという訴えは時々ある。若いスタッフなので笑顔なしで真面目に話すだけでも圧を感じるだろう。彼らが感じたこと自体は嘘じゃない。
会社に勤めているとこの類の経験をしてる人は多いのではないかと思う。そこでパワハラと言われるのが怖くて何もできなかったりパワハラと言われた時に誰も味方をしてくれなかった経験をする人もいると思う。
兵庫の斎藤に投票した人たちの中には上記のような絵を頭に描いた人も結構いそうだなと思う。
同じく公務員のトピックなのにマストドンで桐生市の記事を全然見ない。朝日新聞で全6回の渾身の連載やってるのに。生活保護の問題を20年追い続けてる記者が書いてるのに。桐生市の職員は職権を利用して、それこそ苛烈なパワハラで市民を殺そうとしてきた(としか思えない)のに。犠牲になった市民がどれほどいるか分からないのに。
有料記事だから仕方ないのかもしれないけど、東京新聞だって無料記事でずっと書いてきてたよ。小林美穂子さんも支援の傍らマガジン9で記事を書いてるよ。
兵庫の件を受けて「市民は公務員を守れ」という声を上げるのは間違いではもちろんない。でも、公務員に関する話題がそればっかりなのが私にはしんどい。それはそれ、これはこれ、というのは分かってるけど。
https://www.asahi.com/articles/ASSCG24XZSCGUTFL00ZM.html?comment_id=29915
60年代70年代ぐらいの日本映画を見ていると「大陸ゴロ」という言葉が時々出てくる(やくざ映画などに多い)。戦中に中国大陸で軍需物資や麻薬の取引などの利権に群がり私腹を肥やした政商のような人々をさす。(wikiなどでは大陸浪人と書かれている、こっちのほうが品がいい表現なのかな?)「大陸ゴロ」の「ゴロ」はおそらく「ごろつき」(あちこちをうろつくならず者)の意味だろう。
これでいけば、立花孝志は「選挙ゴロ」である。立花が選挙に絡みはじめた当初から彼を「選挙ゴロ」と呼称していた人はよく見抜いていた。立花孝志は前回の都知事選でのポスター掲示板JACK・スペース販売で問題を起こしたときに「選挙はビジネスだ」(=利益を得る行為)だとうそぶいていた。正真正銘の選挙ゴロである。
今回立花孝志は斉藤候補の当選を事実上支援したわけだが、今回の行為はどのような利益に結びついているのだろうか?①すでに利益を得ている。②これから利益を得る。①も②もいろいろ想像できるが、特に②の場合は悲惨な未来である。
必読なのは下に連なる本気かわざとか判別しかねるコメントの方かな。
場を撹乱することそのものを面白がるタイプの人がいると考えるのが妥当な気がする。利用されてることに気が付かずに主導権を取った気になってるタイプ。
兵庫県知事選でおきたこと https://anond.hatelabo.jp/20241118092831
必読
兵庫県知事選でおきたこと https://anond.hatelabo.jp/20241118092831
"実際の所、流れた情報の何が本当で、何がデマなのかは誰にも判断できず、なにが正しいのか理解できている人はほぼいないと思われます。"
っていうのも変で、実際に何人もの県職員がパワハラの証言をしているわけだし、亡くなった人までいるわけですよね。それを「何が正しいのかわからない」と混ぜっ返すの、それこそ元ジャニーズ関連でも宝塚関連でも松本人志関連でも見たけどほんとに最悪のやり口だと思う。
歴史修正主義の手口について - rna fragments
シリコンバレーのビジネスモデルと政治哲学の出口、そして地獄と折り合いをつけること(WirelessWire News)
https://wirelesswire.jp/2024/11/87605/
これは今まさに読んでおくべき文章かと。
末尾で引用されている、ヘンリー・ファレルの文章が沁みる。
それにしても、「開かれた社会」を破壊しようとするのが、その社会から最も大きな恩恵を受けているはずの、起業家たちである、というのが、何とも。
あらためて、カール・ポパーを読んだ方がよいのかも、と思ったり。
公益通報、兵庫県対応に違反疑いの指摘も 国は刑事罰導入に向け調整:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASSCM2R4WSCMUTFL00PM.html#continuehere
世界企業であるSONYによる買収でクソみたいな商慣行とかヘイト出版に歯止めがかかると良いねえ。
ソニーG、カドカワ買収で協議-関係者 - Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-19/SN6OEQT0G1KW00
終身雇用制度は正社員に雇用の安定をもたらす一方で、より高い賃金を求めて他の企業に移ることを妨げることによって、労働者の交渉力を抑制している。企業が優秀な労働者を確保するために競争しなければならない国では、賃金は高くなる。
https://toyokeizai.net/articles/-/837748
「ここにある一切は、小説の一登場人物によって語られているものと見なされるべきである。」―「彼自身によるロラン・バルト」扉表紙