Twitterの一部で話題になってるデミロマンティックのマンガ。
デミロマンティックという名付け自体は、概念があることで説明が省けて便利になるし、自分の位置付けができてスッキリする人もいるのだから悪いことではないと思う。
「普通のことだからいちいち名付ける必要はない」とわざわざ言うのには違和感がある。
とはいえ、マンガ内で描かれている「周りのみんな」に対する解像度の雑さは非常に気になる。
よく知らん男の人にアプローチされて迷惑でない女性の方が少なくね?
とか。
主人公が何歳の設定なのかわからないけど「人生で、人を恋愛感情で好きになったのは2回」に加えて、今思えば…で部活の友達と近所のお兄さんを好きになっていたのなら、別に極端に少ないわけではないのでは…。
とか。
たとえば、よく知らん人に一目惚れした初恋だけで、人生で1回しか恋愛感情で人を好きになってない人からしたら、この人はまあまあ惚れっぽい、ごく普通の人に見えると思う。
なんていうか、あのマンガは他人にも自分と同等の内面やグラデーションがあることも想像せずに決めつけて線を引いているように見えるのが、人をザワつかせているんじゃないですかね。
なんか昔燃えてたハリボムって人のマンガとか『ダルちゃん』とか思い出しました。
Netflixで鬼をテーマにしたフルCGアニメーションを見ました。キレイな背景にかわいらしいキャラクター。
そしてクソなシナリオ〜!
最初の方はキャラクターや背景の描写に期待しながら楽しく見ていたのですが、徐々に「?」と展開に違和感が出てきて、クライマックスでは画面内の盛り上がりに反して、すっかりしらけてしまいました。
は〜あ、ガッカリ。
親子の愛とか、自然界に棲む者たちと人間との対立とか、まあ、よくあるテーマなんですよ。
よくあるテーマなんだから、ベタでもウェルメイドに仕上げるか、多少荒削りでも今を反映した新しい視点を示して見せるかくらいしてくださいよ。
ところが登場人物たちの不自然な振る舞いで無理に問題をこじらせて、報告連絡相談を怠らなければ起きなかったであろう危機的状況の中で、主人公が取ってつけたような理屈でいきなり説教めいたことを叫んで、なんとなく奇跡っぽいものが起きて収束。
何もめでたくないのにめでたしめでたし感を出されて終わり。
いかにも日本のアニメのシナリオって感じ。
論理的にも倫理的にもいいかげんなのに、いいこと言ってるふうの台詞と、盛り上がってふうな映像と音楽と声優の演技だけでエモさを出して感動させようとするの、本当に嫌い。
でも多いんだよな〜こういうの。
ハァ。
Twitterで朝から #生涯子供なし タグが盛り上がってますね。
私自身は子供2人を産み育てている真っ最中だけど、子供を持つ選択も、持たない選択も、同程度にアリだと思います。実感として。どっちが上とか下とかなく。
ただ、Twitterでそういう話で盛り上がると、雑にまとまっていく感じがあって、それがちょっとしんどいのよな。
政治と社会がクソだから子供はつくらないという考えはもちろん尊重するけど、それが「正解」みたいに語られちゃうのも違和感あるな、というか。
クソな政治と社会が天災みたいな感じになっちゃってるような気がする。
痴漢とかと一緒で。
本当はこっちが我慢する必要なんかないはずなのに!
政治と社会がクソという理由以外で子供をつくらないことも尊重するし、みんな子供をつくるべき!とも思ってないけど。
そういうタグで盛り上がることがかえって現状追認することになってしまって、それは誰も幸せにはならないのでは…という心配。
それはそういうツイートをする人がいけないというわけじゃなくて、Twitterはそういうふうになってしまう場所なので。
こういう話も140字でうっかりつぶやくと、私の属性で党派を決めつけられて攻撃されかねないところが、今のTwitterのたいへん厳しいところです。
ちょっと前にとある本の校正と校閲を手伝ったんすよね。
ゲラを見せてもらったらあまりにひどかったので、正式な仕事ではないけど、ライターのアシスタントという形で手伝わせてもらいました。
脚注がWikipedia丸写しな上に、本文と関係ない情報だったりしてまったく意味ないし、事実無根の嘘が平気で書かれているし、このまま出したら大炎上するぞ…と気が気じゃなかったです。
怪しいなと思ったところをチェックすると必ず間違いが見つかる。
大きい石をひっくり返すと虫が出てくる、あの感じを思い出しました。
その本は聞くところによれば編集者が明らかに実力不足で、進行も構成もデタラメで、わたしも赤入れしながら何度も「これなら最初からやり直させてくれ…」と思ってしまうレベルでした。
なんとか形にはなって、扱っている題材が人気のため売れゆきも好調で、重版もかかったりしているようですが。
あんなデタラメな仕事でもその編集者には売れた本を作ったという実績になって、また新たな本を担当したりするんだろうな。
怖。
やっぱり編集って誰にでもできる仕事ではないよなあ。
物事の理解力とセンスが問われる特殊技能や。
などとしみじみ思いました。
世の中の、上手い人がやってたらもっともっと面白くなったであろう本たちに合掌〜。
子供たちの冬休み最終日。
昨日、急に、次女がネットで知り合ったオタ友と秋葉原のコラボカフェに行きたいと言い出した。
ひとりで行くといっていたけど、さんざんあちこちでネットで知り合った人と会うのは危ないって言われてる上にひとりで電車に乗れるかどうかもあやしいくせに何言ってんだ、ということでカーチャンもついて行くことに。
お相手は長女も共通のネッ友なので、暇な長女も一緒に行くことに。
先方も不慣れだったのか待ち合わせ時間より20分くらい遅れてきたので少々ドキドキだったけど、あらわれたのは次女と同じ年の真面目でおとなしそうなお嬢さん。
お互い緊張しつつ、会えて嬉しそうにしていて、初々しいところが見られてよかったです。
で、挨拶して、コラボカフェの前まで送ったので、カーチャンは近くで時間つぶし。
最近の子供はわしらの頃とは違うな、でもこうやって世界を広げるのはいいな、もうこんなことするお年頃になったんだな、せっかくだから存分に楽しんでおいで〜と、感慨にふけりながら、以前LINEギフトでもらったスタバのドリンクチケット使って、牛丼並みのカロリーのクリーム盛り盛りベンティサイズのカフェモカをすすりながらぼんやりしています。
今日せっかく休みだったのに特に予定を立てずにいたら、ぼんやりしたままこんな時間になってしまった。 こういう日が多いから月日があっという間に過ぎ去ってしまうのだな。
全然関係ないけどコロナ禍がなかったら今頃わたしたちどんなふうに生活していたんでしょうね。
もっとたくさん外で遊んだり人と会ったり、子供たちだって学校行事や旅行やその他いろいろ、経験できていたはずのことがいっぱいあったんだよな。
あまりに長く続きすぎてなし崩し的にいろんな状況を飲み込まされているけど、あの自由に外にも出られないような経験には(そしてそこにマスク2枚とかいうふざけた対応をしてきた政府にも)はっきり傷ついたし、今もまったく癒えてないと思うんですよね。
そのへんがどうしたら(せめて個人的にでも)スッキリするのかなっていうのを、そろそろガッツリ考えていかなきゃなと。今後の課題として。
福袋は30年くらい前にSWIMMERで買って、使いみちのないバッグや雑貨ばかりで超ガッカリ&後悔した思い出があるのでそれ以来あまり買ったことなかったけど、今年はめずらしくファッションセンターしまむらの福袋を買ってしまった。
なんか正月気分を味わってみたかったので。
計8点で5,000円(+税)。
単純計算で1アイテムあたり625円。安ぃー。
あらかじめ中身のわかるタイプの福袋なので昔みたいにドハズレをつかまされることもなくて安心だ。
安いだけあってニットは化繊だし布帛はペラペラで縫い目も荒く、ファストファッションの極みだなあとは思うけど、スタンドカラーのフリルのブラウスやキルティングジャケットみたいな着たことがないタイプの服を安価で試せるお得感はうれしくて楽しい。
くすみピンクのトレーナーだけは驚くほど似合わなかったので次女にあげたけど。
幸いにして次女にはとても似合っていて、本人も喜んでいたのでよかった。
せっかく買ったからには手持ちの服ともいろいろ組み合わせて楽しく着倒すつもり。
年末年始にかけて夫の実家に4泊5日滞在してきました。
義姉や姪甥も一緒で総勢最大11人。
料理上手の義姉が作るおいしい料理を食べ、子供も大人も一緒にカードゲームで遊び、めちゃめちゃ楽しい時間を過ごしてきました。
子供たちが育ち上がってきて対等に会話できるようになり、冗談も冴えてきて、何やっても楽しいちょっとミラクルなひとときでした。
子供たちも全員過去イチ楽しかったとのこと。
こうやって親戚で集まってよき思い出が作れるのは本当にありがたいことです。プライスレス。
つくづく義理の家族運に恵まれていると思います。
シャレが通じるし、必要以上に踏み込んでこないけど私たちや子供たちのことはしっかり気にかけてくれているし、何より話していて楽しい。
義両親も高齢になってきたので、いつまでこんなふうに集まって楽しい楽しいと言っていられるのかはわからないので、特に今年はなんだか夢のような時間に思えました。
本当に、楽しかったんですよ。
と、義実家バレしてない(たぶん)fedibirdのほうに書いてみるテスト。
今さらながらクリスマスの話。
24日は懸賞で当てたケーキを携えた母がきてくれて、みんなでごちそうを食べて楽しく過ごしました。
「カーネルの味がする(by次女)」フライドチキン、我ながらおいしくできてよかったな。
本家のカーネルはこの時期めっちゃ並ぶし、個人的にはしょっぱすぎる気がするので、こっちの方がいいです。
レシピはこちら。簡単。
https://mariegohan.com/16971
25日朝はサンタさん到来。勉強を頑張った小5次女には念願のヘアアイロン。勉強を頑張らないことを頑張った中1長女にはブラックサンタからブラックサンダーのファミリーパック。
中1長女は特にショックを受けるふうでもなく「ひさびさに食うと超うまいね」といいながらブラックサンダーをボリボリいわして、袋の中に入っていたおまけの「スマホ引き換え券 ご両親に渡してネ❤️」を見つけて「よろしく」と渡してきました。
さすがにいろいろバレているが、茶番は茶番でよいものだ。
そして昼間は長女のスマホ契約。親は iPhoneしか使ったことないけどAndroid安くていいね。
ついでに私のキャリアをソフトバンクからワイモバイルへ変更。
夜は家族揃ってスラムダンクの映画。
原作未履修の子供たちにも「面白かった!」と大好評。
そうだろうそうだろう。
『THE FIRST SLAM DUNK』
原作が好きで昔よく読んでいたし、伝え聞く評判もやたら良いので、少なくともつまらないことはないだろう、見るなら話題のうちに押さえておいた方がいいよねくらいの気持ちで見に行ったらとんでもなかったですね。
頭で「なるほどね」と理解するより前にエモーショナルな部分をガッと掴まれて放心するよりなかったという。
全部展開を知ってる試合なのに、プレイのひとつひとつにハラハラして、知らんうちに涙もハラハラ……なんだこれ、こんなの見たことない!
30年近く前、描きたいものを追求するために、マンガの画力や表現力を他の追随を許さない領域にまで到達させて、見事な物語を完結させた人が、今度は映画で同じことをやってのけたというのは奇跡のようでありながら必然だとも思えます。
その軌跡が物語ともがっちりシンクロしているわけで、そんなの泣くじゃろ、もう。
いやあ、大変なものを見た。
ありきたりな表現かもしれないけど、同じ時代に生きて、見ることができてよかった。
14歳と12歳の姉妹のカーチャンにして偏屈な中年。キョロキョロしながらいろいろなかたをフォローさせていただいております。