Netflixで鬼をテーマにしたフルCGアニメーションを見ました。キレイな背景にかわいらしいキャラクター。
そしてクソなシナリオ〜!
最初の方はキャラクターや背景の描写に期待しながら楽しく見ていたのですが、徐々に「?」と展開に違和感が出てきて、クライマックスでは画面内の盛り上がりに反して、すっかりしらけてしまいました。
は〜あ、ガッカリ。
親子の愛とか、自然界に棲む者たちと人間との対立とか、まあ、よくあるテーマなんですよ。
よくあるテーマなんだから、ベタでもウェルメイドに仕上げるか、多少荒削りでも今を反映した新しい視点を示して見せるかくらいしてくださいよ。
ところが登場人物たちの不自然な振る舞いで無理に問題をこじらせて、報告連絡相談を怠らなければ起きなかったであろう危機的状況の中で、主人公が取ってつけたような理屈でいきなり説教めいたことを叫んで、なんとなく奇跡っぽいものが起きて収束。
何もめでたくないのにめでたしめでたし感を出されて終わり。
いかにも日本のアニメのシナリオって感じ。
論理的にも倫理的にもいいかげんなのに、いいこと言ってるふうの台詞と、盛り上がってふうな映像と音楽と声優の演技だけでエモさを出して感動させようとするの、本当に嫌い。
でも多いんだよな〜こういうの。
ハァ。