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『オールヒラタッタープリーズ』…この奇妙なタイトルの意味、おわかりですか?
実はこちら、戦後27年に渡り米軍に統治されていた沖縄で、当時の人々が口にしていたアメリカークトゥバ(耳から覚えた米軍由来の英語)を解説する本。
このタイトルも、そんな言葉の一つなのです。
(続く)→

(続き)→ 驚くのは、どの民具も植物の特性(水を弾く・摩擦に強いなど)を知り、活かしている事。
そして温度・湿度の高い沖縄の気候や風土に合わせた工夫がある事。
例えば竹のカゴなら底の四隅を突起状にし、地面にべったり着かないようにして、湿気によるカビの発生や腐敗を防いでいます。
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生活から生まれた合理的なデザインは、まさに「用の美」のお手本。
昔の人々の知恵と工夫が活かされ、暮らしを支えてきた沖縄の民具。
素朴なだけではないその魅力に、ぜひ店頭で触れてみてください。

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こちらはまめ書房にて販売中の、沖縄の民具。
昔から沖縄・宮古・八重山の各地で作られ、使われてきた道具類です。
素材はクバ・月桃・アダンの葉や、ススキ・竹など、身の回りにある植物。
水汲み、食料の備蓄、掃除などに用いられる民具は、生活に欠かせない物でした。
(続く)→

(続き)→ ①『那覇10.10大空襲』は、日米の膨大な資料と写真を基に空襲の全容を浮き上がらせた力作。
米軍の綿密な計画とその狙い、日本軍の油断と過信、そして住民の混乱と被害が明らかに。
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②『沖縄を襲った米大艦隊』は、10.10空襲に至る日米戦の流れも踏まえ、空襲時の戦況や両軍の動きを細かく検証。
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③『戦禍を生き延びてきた人々』は、沖縄戦経験者60名の証言集。
10.10空襲の生々しい体験談、爆撃時間や被害状況の図解も。
また強制疎開によるマラリア禍やスパイ嫌疑による住民虐殺など、日本軍による加害の証言もあります。
私達は何度でも沖縄戦を振り返り、その出来事を共有すべきでしょう。 [添付: 5 枚の画像]

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昨日10月10日は、80年前に沖縄が「10.10空襲」を受けた日でした。
1944年のこの日、米軍が早朝から5回・のべ1,000機以上の艦載機で沖縄各地を無差別爆撃したのです。
那覇市街はその9割が焼失し、焼き出された5万人が難民に。
また奄美・宮古・石垣も襲われ、日本軍の港や空港が壊滅しました。
(続く)→




(続き)→ 本書巻頭のエッセイでは、シマサバ(島ぞうり)から市役所のエレベーター、勝連町平敷屋エイサー、バリやマニラでの体験まで話が飛ぶのですが、各所に千里さんのユニークな視点や豊富な知識とユーモアが散りばめられ、読者を魅了します。
他にも沖縄・アジアを縦横無尽に巡るお話、計8篇を収録。
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千里さんのエッセイのもう一つの魅力は、その語り口。
“イーヒーアーハー話をする“
”ティビチとウインナーと…アンシから…豆腐ン!”
など、親しみやすい口語体の所々に、生き生きとした沖縄語的表現が混じり、独特の味わいに。
少し昔の沖縄の、懐かしい景色や人の営みを蘇らせてくれる好著です。

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沖縄の作家・宮里千里さんといえば、『アコークロー』『ウーマク!』などの軽妙洒脱なエッセイはもちろん、沖縄・アジアの伝統的祭祀を取材した”音の記録”でも有名。
こちら1993年刊行の『シマサバはいて』もまた、楽しさ溢れるエッセイ集です。
(続く)→

(続き)→ ゲルニカ・南京・アウシュビッツなどの事例を紐解き、なぜ軍隊が子どもを含めた市民を大量殺害したのか、その背景や構造を論考。
沖縄戦にも一章を割き、日本軍による住民への様々な加害・殺戮にスポットを当てて解説しています。
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“手頃な悪者を特定・糾弾するのではなく、殺戮を引き起こした軍隊の「合理性」や、その根底にある価値判断の優先順位=思考の土台まで掘り進むべき”と著者・山崎雅弘氏。
私達がその歪んだ優先順位思考を自覚も反省もしてこなかった事こそ、日本から沖縄への加害が今も続く遠因と思えてなりません。

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「戦争」と聞くと、空爆や戦場での兵士の戦闘をイメージし、それに巻き込まれた人々が犠牲になると思いがちです。
しかし過去の戦争では、大勢の市民が戦闘と無関係な場で殺戮されたり、自国の軍人の手で殺されてきました。
こちら『沈黙の子どもたち』は、その実例を検証し、原因を解明する一冊。
(続く)→

(続き)→ モダンなタッチで洋酒のグラスや女性のシルエットが描かれたバーのマッチ、風流な青竹や海老の絵を配した料亭のマッチ、泡盛や銀行の広告マッチなど、その図柄は多種多様。
ホテルや高級料亭のマッチは観光客を意識してか、琉球舞踊や守礼門、琉球絣など沖縄色が前面に。
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マッチの広告からは、タバコや車の新商品・ボウリングの流行・海洋博などの時勢も読み取れます。
巻末には、マッチの店の場所を独自調査して作った地図も掲載。
当時の様子を想像しつつ、散歩するのも楽しそう。
小さなマッチ箱を通して、沖縄の街や暮らしの大きな変遷が垣間見えるのです。

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ユニークな新刊が入荷しました!
こちら『沖縄レトロマッチの世界』は、沖縄で1960〜70年代に出回っていたと思しき、飲食店などのマッチ箱を紹介する本。
沖縄のデザイナー・ぎすじみちさんが受け継いだ144個、そのレトロなデザインを堪能できます。
(続く)→

(続き)→ 喜納昌吉やジョージ紫、照屋林賢、BEGINやMONOGOL800、CoccoやKiroro、そしてパーシャクラブやHYなどの貴重なな証言。
ロック・ポップス以外では、レゲエやクラブ/ヒップホップにも言及、2010年以降のAwich・むぎ(猫)・PIEC3 POPPOなどにも触れています。
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各アーティストごとの沖縄音楽の捉え方や、沖縄の文化・歴史との向き合い方なども見え、とても興味深い内容です。
90年代の沖縄音楽のカンブリア期(生命大爆発時代)を知る人には懐かしく、最新の沖縄ラップからその背景やルーツを掘り下げてみたい方には、格好のガイドブックとなるでしょう。

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こちらの最新刊『オキナワミュージックカンブリア』は、1970〜2020年代の沖縄音楽(主にロック・ポップス)を振り返る一冊。
エフエム沖縄で2022年に放送された同名の番組を書籍化したもので、50年間の音楽シーンの変遷や代表的アーティスト/曲の解説、インタビューなどで構成されています。
(続く)→

【10月のイベントのお知らせ】
『生命の風(ヌチヌカジ) 新里竜子 新里義和 二人展』
沖縄島の南端、糸満で作陶をする二人。
海や森のさまざまな生命と共存し、共鳴して生まれた互いの作品。
沖縄の伝統を核に、新たな風を纏って神戸へと届きます。
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期間:2024年10月25日(金) 〜 30日(水)
11:00〜19:00 期間中無休
作家在廊日:25日(金)
ぜひご覧ください!
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茂木淳子リトグラフ展『沖縄の赤い花』、無事終了しました。
期間中は沢山の方々のご来場、ありがとうございました。
お客様から絵を見ての感想をいただいたり、沖縄戦という背景についてもお話できた事に、心より感謝いたします。
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茂木さんの絵本やZINE・絵葉書などは、この後もまめ書房にて販売してまいります。
引き続き、どうぞよろしくお願いします!
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茂木淳子リトグラフ展『沖縄の赤い花』、本日(10月2日)が最終日です。
こちらの作品は『カンダバー畑』。
カンダバーとは甘薯の葉のことで、沖縄ではジューシー(雑炊)や炒め物などにするお馴染みの野菜ですが、実はこの絵にも沖縄戦の物語が背景に。
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また今回の展示では、これらリトグラフ作品の展示・販売と併せ、茂木さんが沖縄や台湾・韓国の市場を巡り生まれたZINE『あのコ このコ ねこコ』もご紹介しています。
今日19:00まで、どうぞお見逃しなく!
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茂木淳子リトグラフ展『沖縄の赤い花』、5日目開催中です!
こちらの作品は『そてつ嵐』、そして『あかばなー(1)』。
そてつ(蘇鉄)・あかばなー(ハイビスカス)共に、沖縄ではよく見かけるお馴染みの植物。
寄り添う猫達が、様々な表情を見せてくれます。
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描かれた花や猫の姿には、茂木さん自身の発見や経験が重ねられています。
また『そてつ嵐』などいくつかの絵には、沖縄戦の絵本から着想を得たシーンも。
そんなそれぞれの絵の”背景”にも、ぜひ触れてみてください。
会期は今日と明日10月2日(水)まで、お見逃しなく。
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【10月のスケジュールのお知らせ】
「沖縄の赤い花」茂木淳子リトグラフ展は10月2日(水)まで。
10月25日(金)から10月30日(水)は「生命の風」新里竜子 新里義和 二人展を開催。
期間中は無休です、どうぞお楽しみに。
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定休日 水・木/OPEN 11:00〜19:00
神戸市東灘区岡本1-12-26 マンション藤105
阪急岡本駅🚶🏻2分 JR摂津本山駅🚶🏻5分
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茂木淳子リトグラフ展『沖縄の赤い花』、4日目開催中です!
こちらの作品は『サンダンカ』、そして『ゆうな』。
サンダンカは赤やピンク・黄色の花を咲かせる低木で、沖縄では歩道の植え込みなど街中でもよく見かける植物。
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ゆうなは漢字で書くと右納、またオオハマボウ(大浜朴)とも。
儚げな淡黄色の花は、夕方になるとオレンジ色を帯びて花ごと落下するのだそう。
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この他にも沖縄の美しい花々が、あなたのご来場をお待ちしています。
会期:10月2日(水)まで/期間中無休
11:00〜19:00
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茂木淳子リトグラフ展『沖縄の赤い花』、3日目開催中。
こちらの作品は『いちゅびぐゎー(1)』、その意味は沖縄の言葉で「野いちご」。
沖縄の作家・編集者の新城和博氏が、沖縄戦の慰霊の日に書いた同名の詩に触発されて描かれました。
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おかっぱ頭の猫は、儀間比呂志氏が沖縄戦を描いた絵本「りゅう子の白い旗」にイメージを重ねたのだとか。
また慰霊の日に飛ぶ蛍も加えた『いちゅびぐゎー(2)』も。
愛らしい絵の背景に作者が込めた、沖縄の過去への想いを感じてください。
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会期:10月2日(水)まで/期間中無休
11:00〜19:00
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