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そういや、やはり大昔に古代ギリシアものの短編書きかけて挫折したことがあったなとも思い出して探してみたらファイルが開けたので、供養。

ヘロドトス読んでマルドニオスにハマっていた時期があって、彼について書いてみたいと思ったのだが、当時は言葉の表面張力に頼って書いていたので、この調子で2、3ページ書いたところで唐突にぷつんと切れている。当時の自分がどう話を進めようとしたのか謎。多分何も考えてなかった。ヘロドトス(松平千秋訳)とアイスキュロス「ペルシア人」からかなり直接に近い形で引用している部分もあると思うのだが、それも今となってはすぐにはわからず…今だったらどう書くかな…

「創作する人のための歴史叙述と歴史創作」の第4回が古典古代回だったので、ふと思い出して『ギリシア哲学者列伝』のアリストテレスの章を確認しようと思ったら、古代ギリシアローマ棚が大雪崩を起こしていて、えらい目にあった。

確認したかったのは、ある人から罵られていると聞いたアリストテレスが言ったという「わたしがその場にいないのなら、鞭で打たせたっていいんだよ」という言葉。大昔に読んだ時、アリストテレスのこういうところ好きだなと思ったのだけど、今思うと、この発言も他の発言も、アテナイで異邦人だったことによる処世術というか韜晦みたいなものだったのかもしれない。収録されている噂話、相当くそみそなこと言われているし…

(正直、アリストテレス先生のことは著作の語り口からしか知らないのだが(内容は理解できない)、淡々と論じているようで時々辛辣なことをさらっと混ぜてきたりするのが実に良いです。個人的にはソクラテスやプラトンより断然好き)

文章書きは、実際文章書く段階はメモアプリのBearでやって、こまめにバージョン管理してdifffに食わせて差分を確認している。以前はUlyssesを使っていた時期もあったけど、サブスクになった少し後、同期が遅くて使い物にならない時期があってやめてしまった。基本、赤訂で書き進めていくタイプなので、差分確認は必須。difff挟むルーティンにしてから、だいぶ作品の完成率が上がった。

本日までの進捗:2262文字。左がver.03。右がver.04。何となく枠組みのアイデアは湧いたものの、早くも登場人物が勝手に暴走し始めたので、予断を許さない。

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言語中枢がお疲れ気味だったので、かわりに十年以上ぶりくらいに透明水彩でお絵描きしていた。最近アナログ色塗りは顔彩を使っていたので、発色の具合がだいぶ違ってちょっとびっくり。
東博にあるお気に入りの唐三彩の官人像を模写してみたけど、顔の輪郭のふくよかさとか、威厳だけじゃない慈悲も入ったような表情とか、すごく丁寧に造形してあるんだな…と実感した。ぜんぜん掬い取れない…むずかし…

本日までの進捗:1,008文字。

金曜日から冬至灯会が始まるけれども、それまでに中秋灯会の話を書き上げられる気がしない。というか、まだどう転がっていく話なのかも確信が持てない。少なくとも、当初の見込みとは全然違う方向に行きつつある。(よくある)

こちらにも貼っておきます。京都精華大学で中国アニメの上映会が開催中。
土曜日に大理寺日誌と長安三万里をやると知って、ぐぬぬとなっている。行きたいが…ケホケホがまだ治らぬ…東京でもやってくれるなら見送るけど、最近電影祭息している様子がないからな…
kyoto-seika.ac.jp/news/2023/11

不思凡監督の新作「大雨」の新予告。制作期間中には「子供向け」的雰囲気を醸し出していないでもなかったけれど、これを見る限りは、公平でない世界で人が虫けらのように扱われるいつもの不思凡監督作品っぽいな…
weibo.com/7751245549/497661391

(マジメな話もいくらでもできる内容なんで、元気になったらそれもしますけど、…とりあえずこのしょーもなさを皆さんにも共有したい…「西洋記」あちこち西遊記パクってる作品だけど、三蔵法師は流石にここまでは剥かれてなかったと思う…)

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ジェンダー論的観点からの中国史の勉強するぞと思って、武田雅哉『楊貴妃になりたかった男たち:<衣服の妖怪>の文化誌』を読み返していたら、「三宝太監西洋記」の鄭和さんが元帥自ら女装して女人国の偵察に行くよと紹介されたので「西洋記」の該当箇所を探して読んだのだが、「あらいい男」と欲情した女王に迫られ、「飲めません」というのに酒を飲まされて酔わされ(桃色に染まる鄭和さんの耳朶)、「私たち、似合いの夫婦になりましょう!!!」と寝台に転がされ、「宦官だから無理」と律儀に断っているのに冠から下着まで順に剥かれ(雪か玉のようと描かれる鄭和さんの肌)、あげく、かくしどころを探られて「あら、あなたの擎天柱はどこ? え、どういうこと???」とブチ切れられる鄭和さんがいて、私はここずっと「自分は一体何の二次創作を読まされているのか…?」という顔をしています。

水都百景録の鄭和さん、(私の中で)史実の人ではなく、「三宝太監西洋記」の中の人では疑惑がずっとあったのだが、やっぱり西洋記の中の人の方だよな、これは…という確信的なものが生まれつつあります。そして突然ぶっ込まれる擎天柱ネタ、「雄獅少年」での私の感動を返して欲しい…

📘『明代異国情報の研究』を読む。(その1)

川越泰博『明代異国情報の研究』の読書メモ。なかなか病み上がらずにゲホゲホしているので、少しずつ。

★第1章:所謂『明実録』稿本と琉球国記事
1985年に出版された『明実録』稿本とされるもの(洪武25年前半分)について、人名地名表記(同音の他漢字を当てているなど)の特徴などから、『明実録』の草稿ではなく、皇帝の日常記録を近侍の史官が記した起居注なのではないかとの仮説を提示。史官が耳で聞いてとりあえず漢字を当てたからの表記揺れでは、とか、朱棣の棣の字も別の漢字を当てていたりするから、永楽期に作られた太祖実録の草稿だったらそんな不敬する訳ない、みたいな着眼点が面白かった。

なお、唐突に自分の関心に惹きつけると、太祖実録は建文帝の時代に一度完成した後、永楽帝の時代に2度作り直されていて、鄭和さんは直近の歴史が改竄されていく時代を生きていたのだなあと。そういう意味で、いかようにも書き換えられてしまう史書ではなく、その場に行かなければ読めない石碑に意義を見出すということは確かにあったかもしれないな…などと。実際、福建とか雲南の鄭和関係石碑が注目されるようになったの20世紀になってからだし。(ここの問題意識は上田信『シナ海域蜃気楼王国の興亡』を引きずっています)

今年も12月になったので、毎年この時期に聴いているイギリスのロックバンド・キンクスのクリスマス・ソング「Father Christmas」を。
小さい頃はサンタを信じてたよ、実際は親父だって知ってたけど、と子供時代を回想する語り手がクリスマスの時期にデパートの前でサンタコスでバイトしていると、うちの親父は失業中なんだよグタグタ言わずに現ナマ寄越せ、と町の不良少年に殴られる話。

"Have yourself a Merry Merry Christmas, have yourself a good time, but remember the kids who got nothing, while you're drinking down your wine."

youtu.be/fPPCPqDINEk?si=0SM_p2

結局崖を滑り落ちて風邪っぴきの人になってしまった。熱はないけど、喉が痛くて白血球大惨事。

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先週末くらいから、ここひと月ほどの仕事疲れが出てやばい感じだったが、急に寒くなって耐え切れずに風邪っぴきの断崖を滑り落ち――るところで腕一本で何とか踏みとどまっている。いったん風邪を引くとなかなか回復しないので、途中で止まったのはよかったけれども、這い上がるのはそれはそれで大変。首筋温めてツボを押しまくっている。

無事開場に設営が間に合いました!
(写真を撮る余裕はなかった。すでに背中がうっすら筋肉痛…)

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やった! がら空き! 一本待てばガラガラだぞとアナウンスしてくれた駅員さんありがとう😭 やはりビッグサイトのプロだわ…りんかい線…

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無事会場辿り着いたら本日の任務完了といった雰囲気になってまいりました。

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乗るつもりだった東京国際展示場直行バス、お台場でやるサイクル規制のおかげで午前中運休→総武線遅れという数年に一度の混乱に巻き込まれつつ、結局大崎まで出てりんかい線で戻ることに…無事開始前に設営終わったら燃え尽きてるかもしれない。
それにしても、江東区民が江東区の会場に行くのに、どうして大崎まで回らねばならぬの… :blobbonedundundun:

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