https://www.honyaclub.com/shop/g/g20984419/
『精霊を統べる者』読み。鍛冶靖子の精緻な翻訳が冴え渡り、女性表象キャラの各々の性格に応じて役割語が付与されたりされなかったりで、非常に読みやすかった。魔法とジンが隣人の歴史改変&SF。エジプト魔法省に務める女性エージェントが常に洒落たスーツと山高帽とステッキで事件解決に臨む。金属製の爪が武器で壁も登れちゃう女性が恋人で、近接格闘と記憶力と我の通し方に優れた女性後輩とバディを組む。フェミニズムが宣言され、20世紀初めの植民地支配にもNOと言う作り。ただ自分がこの時代の歴史に疎いため、改変ものの面白さや主張を受け取れきれていない。
特にはジンのバラエティ豊かさが好き。知識量でマウント取ってくる司書、ギャンブル依存の古物商、偏屈な〈ランプの魔神〉、守るべき人間がいる者、哲学、平和主義、彫刻家。彼らはジンという種族であり、ヒトと異なる存在ではあるが、決して「人外」とは名付けられない。種族の違いを排斥ではなく共生として描くところがよかった。
#読書
民放の曲が少ない島で小学生時代を過ごしたので、〈サイボーグ009〉はアニメも漫画も幻の作品でした。漫画の書き方に出てくるやたらとダイナミックな構図の例と、アニメ大百科の紹介文がわたしの〈サイボーグ009〉でした。
そんな島にも民放が増えて第二期のアニメの再放送を見るようになり、書店で雑誌を買えるようにもなりました。
初めて買ったアニメ誌がアニメージュだったか他の雑誌だったかは覚えていないのですが、その号に、超銀河伝説の制作インタビューが載っていました。
インタビューで記憶しているのは、ピュンマのデザイン変更です。ステレオタイプな黒人のデザインから、写実的なデザインに変えた経緯です。私は顔の下半分の白い部分を唇だと思ったことはなかったので(マスクか何かだと思っていた)、なかなか衝撃でしたね。
そのとき以来、ピュンマはもっとも気になるゼロゼロナンバーになりました。出番も少なく、単行本でも独立したエピソードのないピュンマですが、今回、アンソロジーで彼の物語を描く機会をいただきました。
自然と自由を愛する戦士が宇宙で泳ぎます。
どうぞお楽しみに!
皇帝陛下とお毒味役の異世界漫遊グルメ旅13話「思い出のジンジャーケーキとラムレッグのミントソース」公開されました!
死んだことになっていたのに、姉ロイスとばったり再会してしまったマーカス。ピーンチ!
https://www.shinshokan.com/nwings/comic/title07.html
#小説が読めるハッシュタグ #グルメ小説
皇帝陛下とお毒味役の異世界漫遊グルメ旅13話からジンジャーケーキの検分シーンを。マーカスもロイスも「神の舌」を持っていますが、どっちが上かということも。そして”朗らかなブルドーザー”ウィニフレッド姫も活躍しますよ〜
https://www.shinshokan.com/nwings/comic/title07.html
#小説が読めるハッシュタグ #グルメ小説
皇帝陛下とお毒味役の異世界漫遊グルメ旅13話「思い出のジンジャーケーキとラムレッグのミントソース」公開されました!
死んだことになっていたのに、姉ロイスとばったり再会してしまったマーカス。ピーンチ! マーカス◯装あります!
https://www.shinshokan.com/nwings/comic/title07.htm
ゾラン・ジヴコヴィチ
『フョードル・ミハイロヴィチの四つの死と一つの復活』(三門優祐訳、盛林堂ミステリアス文庫)を翻訳者からご恵送いただきました。
https://seirindousyobou.cart.fc2.com/ca1/1137/p-r1-s/
皇帝陛下とお毒味役の異世界漫遊グルメ旅12話「姫君のためのヌガーグラッセと真珠祭りのスモーブロ」公開期間はあと1週間! 6/10には13話に更新されます
https://shinshokan.com/nwings/comic/title07.html…
写真は家で作った鮭マリネのスモーブロとレバーパテとオクラのスモーブロ。スモークサーモンは売ってなかったので……
レバーパテはアヲハタの瓶詰めを使用。美味しかった〜
#小説が読めるハッシュタグ
Luna Press Publishingの初心者向けSFサブジャンルの書きかたの本、2巻目が出るんだ。
https://books.rakuten.co.jp/rk/2c876ee1944c30e89b07ffcd21fd3cf4/
“スペースオペラ、民俗ホラー、気候変動小説、狼男、宇宙飛行士、神話ファンタジー、小鬼の市、ドラゴン等について、各サブジャンルの歴史と発展を深く掘り下げ、典型例についての案内や注意すべき落とし穴などを学びましょう”(出版社の案内文の和訳)
小鬼の市(ゴブリン・マーケット)を学びたすぎる。
なお新作digより名作digをしたい人はポッドキャストLevar Burton Readsがかなりいいですよ。定評あるベテランor新鋭のSF短編をプロ俳優が朗読したものが聴けます。
だから、このポッドキャストで朗読されるとGoodReads(読書メーターのようなサービス)で読了報告ならぬ聴了報告と感想が投稿される。それだけの影響力があります。
https://www.levarburtonpodcast.com/
『ウィンズテイル・テイルズ 封印の繭と運命の標(しるべ)』、冒頭部分を試し読みいただけるようになりました。第一章初めの二節、前巻に比べて少し距離が縮まったリンディとメイリーンのやりとりなどをご覧いただけます。
お悩み中の方、よろしければ。
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-744653-1
『ウィンズテイル・テイルズ 封印の繭と運命の標』、いよいよ発売日となりました。
辛うじて存亡の危機を乗り越えた主人公ら。だがその成果は新たな来訪者を招き寄せてしまう。苦難の百年を引き籠り続けた、〝独立閉鎖研究都市〟の研究者達。彼ら彼女らの目的は、そしてその来訪が引き起こすものとは。
『ウィンズテイル・テイルズ 封印の繭と運命の標』、前巻『ウィンズテイル・テイルズ 時不知の魔女と刻印の子』と併せて各書店・オンラインショップで好評発売中です。どうぞよろしくお願いいたします。
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-744653-1
『青春と読書』2024年6月号に、エッセイを掲載いただきました。体調不良と我が家の愛犬のお話です。