Begum Rokeyaの『スルタナの夢』、私はかつて英語圏のSFFTウェブジン経由で存在を知りましたが、日本語圏だとカスガさんの紹介がかなり早かったと思います。
カスガさんは最近、第12回ハヤカワSFコンテストの大賞を「コミケへの聖歌」で同時受賞しましたが、SNSではクラシックSFの発掘・紹介者という印象があります。
※リンク先X(Twitter)
https://x.com/kasuga391/status/709348439566327808?t=qAKa9AZ7oJLbvIhmEYHM8w&s=19
【クラウドファンディング】パレスチナの劇場・映画館アルカサバシアターの存続危機を救おう(artscape)
https://artscape.jp/article/26124/
「ヨルダン川西岸の中心都市ラマラに位置する重要な文化施設として、20 年以上にわたり 400 席の劇場と 300 席の映画館を運営してき」た、アルカサバシアターへの支援の呼びかけ。
4度も来日公演をしていたとは、知らなかった。
鷹羽玖洋さん(図書カード賞「星の灯の狭間にて」)
第8回創元SF短編賞 長谷敏司賞を久野曜名義で受賞。Skebでも活躍中(https://skeb.jp/@tkbn98)
の21世紀型万能人。カクヨムでたくさん作品が読める(https://kakuyomu.jp/users/gunblue)
のが嬉しい。最近、長谷敏司賞受賞作「銀の滴降る降る」の改稿が終わった、とのこと。ということは……!?
木下充矢(アマダ賞「彼方には輝く星々」)
さなコン、創元SF短編賞、星新一賞、と、公募を渡り歩いて連作を書き連ねる、という所業を繰り広げた無謀者。好きな惑星探査機は「あかつき」。締め切りをギリギリまで攻める悪癖持ち。受賞作はトイレの中で立ったまま応募、締め切りまでの残り時間は3分35秒でした。もうちょっと、その、「計画性」を頑張りたいと思います……。
一般部門受賞者のプロフィールを不肖木下からご紹介します。
柚木理佐さん(グランプリ「冬の果実」)
別名義で単著12冊、萩尾望都や夢枕獏も審査員を務めておられた「ゆきのまち幻想文学賞」で入選少なくとも9回の猛者。創元SF短編賞の1次選考通過リストにもお名前が見受けられます。
近日ではシドニーの日本語書店が主催する「フルオブブックス文学賞」第3回最優秀賞・第4回優秀賞を受賞。
玖馬巌さん(旭化成ホームズ賞「ポラリス」)
「フェノティピック・プラスティシティ」(『anon press』2023/9/6)や「みをつくしの人形遣いたち」(『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』)などの著作を持つかたわら、AIアライメントネットワーク「超知能がある未来社会」シナリオコンテストに未来シナリオ「機械仕掛けの翼とともに:学術AI(SAI)がもたらす第3 次科学革命」が佳作入選、人工知能学会誌『人工知能』2024年9月号に掲載。ガチの知識を下敷きにしつつ、優しい世界と人の情緒をセンターに据える文理融合型兼業SF作家。
京都SFフェスティバル2024 合宿企画1コマ目(19:15-20:15)企画部屋③
「第11回日経『星新一賞』受賞全作品を語る(当事者が)」
をやらせていただきます。
まずジュニア部門受賞5作品の感想(本当にユニークかつバラエティ豊かな作品揃いです。21世紀の中学生の底力を見せつけられました!)。本当はジュニア部門だけで1コマ語りたかったくらい。
次いで木下から、一般部門受賞者の柚木理佐さん(グランプリ)、玖馬巌さん(旭化成ホームズ賞)、鷹羽玖洋さん(図書カード賞)にメールインタビュー敢行。もちろん木下(アマダ賞)も自作を語ります。
渾身のレジュメ43ページは、京フェスDiscordにアップロード済み。読み上げていたら絶対に1時間枠に収まらないので、当日はレジュメをネタに、よりディープな話をできたらいいなあ。
当日は木下と玖馬巌さんが現地参加、柚木理佐さんもリモートで参加いただける予定です。残念ながら鷹羽玖洋さんは日程が合いませんでしたが、レジュメが特濃。必見です。
SF読者、1965年生まれ
http://in-our-block.cocolog-nifty.com/koushin/