美大には最新の哲学を引用して「石ころ」ひとつ置いて何か語る作品が定期的に現れるのだけど、その中でも個人的にセンスが悪いと思うチョイスがあり、思弁的実在論とかその筆頭である。
このnoteの簡単な解説でも一瞥してわかるとおり、あれは結構「なんでも言えてしまう」。
セム的一神教の最後の審判だって、要はあるとき私達の知る宇宙法則が終わり、別の時間が到来するのである。その根拠に、哲学の高度な領域で転換があったというだけで。
「君はその石ころに色々と言葉をくっつけてるけど、提唱者の哲学者か経典の民のような切実さで、その時間の到来を信じてるの?」といいたくなる作品がある。なんかファッションの流行くらいの気持ちで引用しているなら、この「なんでも言えてしまう」系の哲学は、かなりダサいと個人的には思う。
いっときのアニメで多かった、不思議な現象にすぐ「量子力学」とか言う恥ずかしさに似ている。むしろこの時代の興味深い問題は、「なぜそれをいうのに科学か哲学じゃなくちゃいけないのか?」ではないだろうか
https://note.com/maru0115/n/n3fb446a806e1
蓮実重彦翁が東京国際映画祭での小津生誕120年のイベントについて不機嫌さを爆発させているようだ。
蓮実はこのイベントに電通と ヴェンダースの新作『Perfect Days』の製作にかかわったTHE TOKYO TOILET Art Projectなる組織が加担していることを述べ、電通に関しては、なにはともあれこの組織が関わると碌なことにはならないと断言する。
TOYKOTOILETプロジェクトとは、ウルトラネオリベ渋谷区長と日本(笹川)財団が組んで、ダイワハウスに新しいデザインを発注する企画。博報堂出身の渋谷区長は東京五輪に合わせて街を「清潔に」ということでホームレスの人を公園から強制排除した人物である。これで「共生」がキーワードというから「臍で茶が湧く」とはこのこと。
ところで今回のヴェムダースの脚本に関わっているコピーライター、これも電通で、しかも同期入社の業界有名人が他に5人ほどいる。一人は安倍派の中山義秀、後は全員早稲田―電通。中山はパソナの代表補佐でもある。これが「ポストモダニズム@JAPAN」の成れの果てである。
糸井重里の例が有名だが、次世代の詐欺師達は、21世紀に入って安倍政権と結びついて日本の文化産業をほぼ制圧したようだ。
翁の不機嫌も「自分の撒いた種」ではある。
前世でいい忘れていた嫌味なのだが、crypto punks(有名な粗製濫造NFTアート)なんぞをアイコンにしている人が、「アート界は批判ばかりでよくない」みたいなお決まりの反知性ポエムを呟いているのを、美大卒ペインターがリツイートしており、そういうのをカスを呼び込まないために学問的敷居を維持しなきゃいけないと思った。
当たり前だが、NFTは価値保証の仕組みでしかなく価値の中身ではない。ドット絵である必要もない。現代アートのわからなさと、わからない新技術の掛け算で、「なんか膨らむらしい」という共同幻想だけさえあれば、取引のゲームは成り立つ。自分が最後にババを引かなきゃいい。もうブーム終わってんのに、勘の悪い遅れてきた“AI絵師”がNFTアートとか言ってて掃き溜め状態だ。
しかし、コロナの終焉とともに落ち着き気味らしい絵画のみのプチアートバブルも、取引速度が遅いというだけで何か違いがあったろうか。感性の主体を欠いた、「っぽさ」だけの取引。初めから約束された冬が来たときに「盛り下がること言ったやつが悪い」とい嘆くんだろうか
成金向け「高級」寿司店が客の同伴女性にX炎上させられたのって象徴的過ぎて凄い。
いい記事。よかったら一緒に読みましょう。URLの有効期限は1月21日 13:19です。
ヒジャブの東京スタイル発信 ムスリムクリエーターが直面した無関心
藤えりか 太田原奈都乃
2024/1/19 11:00 朝日新聞
https://digital.asahi.com/articles/ASS1J66NMS1CULLI00Q.html?ptoken=01HMJHG5EYABEY3PV9QAJXF64E
ネタニヤフ首相、ついに「パレスティナ国家を認めず」と表明。これで93年のオスロ合意は公式にイスラエルの側から破棄された。
これはパレスティナの側から見ると、1947年の状態に戻ることをを意味する。
長くエジプトを中心としたアラブ諸国はイスラエルを「十字軍」国家と見做し、第二次中東戦争で英仏イスラエルを戦略的敗北に追い込んだナセルが「現在のサラディン」とされた。
ところが、欧州ではナセルをヒトラーに例える言説がこの頃から流行。一方、仏でさえ「ユダヤ人をガス室に」という叫ぶ極右のデモは日常茶飯事であったのであるから、パレスティナ/イスラエル問題に関する欧州の無責任さは「根が深い」。
1947年のイスラエル建国を認めるかどうかは実は米政府内でも割れていた。国務省や軍はアラブ諸国を敵に回すことでソ連を利するとして慎重意見もかなりあった。
ところが、翌年の大統領選で、民主党系が三つに分裂したため、敗北が予想されたトルーマンは、ユダヤ・ロビーとユダヤ人票(投票率が極めて高い)を利用するため、イスラエル建国支持を決断。結果は僅差でトルーマン再選。
ちなみにマッカーサーは日本占領を切り上げて、この48年の選挙に共和党候補として出馬する意志があった。
この場合、歴史はどうなったのだろうか?
最近気付いたんですよね、招待コード発行するときに「うちのサーバーLTLという機能がONになっててコミュニティが発生してるから、そこを眺めれば雰囲気がわかるよ」って言っておけば不幸な事故は減らせると…。
日本酒好きな方、いかがでしょうhttps://shop.tamaasahi.jp/items/82264733?s=09
ガザの大学を全て爆破。
そもそも戦争は人間の行為が逸脱するものだけど、それでもなんとか、建前上は戦争なりの決まりごとの中でやることになっている。
ここまでのことが出来るのは、これが戦争ではなく、相手のことを対等な同じ人間だと思っていない抑圧だから。優越感でどこまでも人は醜くなれる。
https://twitter.com/ramabdu/status/1747734676800684361
ポスト・サブカル焼け跡派のあたくしとしても、いろいろ思うところがあるでござる。
ただなんというか、VVが提案していた「サブカル」って、世代によっても受け止められ方がたぶんかなり違うような。ぼくは84年生まれで、ゼロ年代半ばぐらいに一番VVに行ってたけど、当時VV的「サブカル」って既に半笑いな感じで受け止められていたというか。本当にハードコアな人は行かない店というか。自分は当時「アンチ選民主義!汎用化されたチープ・サブカルがむしろ大切!」と思ってたので、VV的な安っぽさが好きだったんだけど。
「「サブカル」という言葉の輪郭が曖昧になるにつれて、その空間の演出も曖昧になってしまう」というのはたしかにそうだと思うけど、「ヴィレヴァンにはどことなく「選民意識」みたいなものが流れている」というのは、自分の実感・体感とは結構ズレるなあ……。
ヴィレヴァンが知らぬ間にマズいことになってた 「遊べる本屋」はなぜ魅力を失ってしまったのか
谷頭 和希
2024/01/18
https://toyokeizai.net/articles/-/728491
「植松聖の主張に一理ある」というツイートが8万「いいね」されていたときにキレたのが1回。(ちなみにそれに知り合いのペインターが少なからず「いいね」してた。絵描きというのは一部を除き、現代美術系でもっともバカで金にしか興味のないポピュリストが集まるので、習慣的に「勉強しろよバカども」と叩くことに決めた。善意だ。)
橋本琴絵が元旦の震災に際して「敵を見分ける方法」と言って関東大震災の朝鮮人虐殺そのままのツイートをしていたのに5万近くいいねがついていたのにキレたのが2回。
呂布カルマが「ロリコンをガス室に送り込め」とか言っていたのに3万いいねもついてるのに危機感を持ち、連投のツイートをして凍結されたのが今回。
もうダメだと思ったツイッターは。リプも根本的に言葉が通じない人が日に日に増えていた。
アングル:キリスト生誕地ベツレヘム、ガザ戦闘でクリスマスも閑散 | ロイター https://jp.reuters.com/economy/UUU2PS2VLJL3XKIZI75YTFE77A-2023-12-12/?rpc=122
当り前のことしか言わないお花畑脳