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「君は水面ばかり撮って楽しいのかね」「はい,それなりに楽しいです」の巻


「会社辞めたいなー」を大声で連呼しながら夕刻の住宅街を自転車で駆け抜けて行くサラリーマンの姿に悄然となる吉宗であった。

エンニオ・モリコーネ特選上映の『ラ・カリファ』,『死刑台のメロディ』を観ました。 

『ラ・カリファ』は妙にとっ散らかったロミオとジュリエットでした。プツプツ飛ぶシーンの間は観客がイメージを埋めていくスタイルですな。

『死刑台のメロディ』は史実ベースでモリコーネの音楽がないと救いが1ミリもなくなってしまう。“正義”とやらを振り回す権力が碌なことしないという普遍的で、残念ながら今日的な話でもあります。ちょっと前まで移民だった保守市民が「米国は米国人のもの」とか叫ぶのは最近TVで見たぞ、ってなる。

"過去数週間のうちに心変わりし、中止を決定"って,何じゃそりゃあ。
企画もそうだけどタランティーノがちょっと心配。

eiga.com/news/20240419/11/

昨日,今日とも薄黄色いどろんと白濁した空でアレルギー症状が強く出てきた。
すっきり晴れて欲しいですわ。
↓↓↓こんな感じに(写真は数日前の晴れた夕方)



クローネンバーグ(息子の方)の『インフィニティ・プール』観ました。
リボルバー銃一丁で片付く程度の観客数なのにパンフレットが売り切れとはこれ如何に。
取り敢えずミア・ゴスに声掛けられてもフラフラとついて行ってはいけない、てことを強く誓う映画です。


ビルに刻まれた隣接家屋の記憶
どういう状態で家が接していたのか良く分からない


筍の下の方のポツポツ
よく見ると恐い…見つめられてるし,伸びてくるし…


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